江ノ島の海染め
およそ二万年前の関東平野南端部、海面の上昇により出来た孤島は、約1500年前に江ノ島となった。
白玉ぜんざい、山ふたつ、龍穴。
富士山からの風が吹き抜ける岩屋は、昔の音が染みている。
江ノ島の弁財天は安芸の宮島、近江の竹生島と並び日本三大弁財天と称される。
芸能・商売・勝運などのご利益がある弁財天だが、近年は恋愛成就・縁結び・多目的不倫にまでご利益幅を伸ばしている。
源頼朝が47人の武士と共に気合いを入れ、役小角や空海などのそうそうたる顔ぶれが修行したと云ふ、
霊験あらたかな江ノ島の海で衣服を染めれば、無病息災生涯独身人間万事塞翁が馬、
磯香る羽衣となり、かしこみかしこみ、海を味方とする。
嘘です。
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