インターネット廃墟紹介「幻楼エメラルド--サブカルチャー秘密結社 —」
その昔、動画サイトやSNSが一般的ではなかった時代。
謎なサイトや特殊なサイトにリンクをたどり冒険していた時代があった。
まるでインターネットという巨大な都市に無数に分かれた小道があり、一部の人しか知らない様な、特別な場所みたいな——
そんなサイトが沢山あった。
現在更新は止まっているが、取り壊されているわけでもない。
名付けるとすれば『インターネット廃墟』とでも言おうか。
今回はその様なサイトを思い出話として紹介しよう。
今回紹介するのは現在では外装しかなく、中には入れないので文章で説明していこう。
当時の私は文字で出来たリンク小道をふらふらと渡り歩き、様々な文字と画像で作られたサイトを散歩していた。
そして文字や画像ではなく目に見える映像で、道端に大きな建物が見えてきた。
なんとまぁ怪しくてギラギラとした建物だろうか。
私はその派手な外装に魅入られ建物の中へと入っていった。
中に入ると周りは薄暗く、"厚塗りな絵の犬"がロビーカウンターで出迎えてくれた。カウンターの横にはフリーでフォルダアイコンや謎のガチャガチャ、サイトの更新履歴のボードが置かれていた。
犬の話によると、エレベータで様々な場所へ移動できるらしい。
私はエレベーターに乗り込み、上の階層へ行ってみた。
上った先でも薄暗いことは相変わらずで、アーケードゲームが所狭しと配置されていた。私は一つの筐体に近寄りボタンを触ってみた。
謎のシューティングゲームが始まった。敵を撃ち落としていくというシンプルなもので、難易度もそれほど高くはなくゲームをクリアした。クリア得点としてまたまたフォルダアイコンの様なものを貰った。他にも色々な種類のゲームがあったが、別の場所も見たかったので私はその場を後にした。
エレベーターに乗り込み、階層ボタンを眺めていると地下があるようだった。私は地下となると更に暗くホラー的な要素でもありそうだな。と何となく行ってみることにした。
現在も地下に関しては場所が残っている。
そこに入ると、普段通り見慣れた文字が羅列する空間に出た。
ガビガビとした中二心をくすぐる見た目の更に中に入っていけば色々な道に繋がるリンクが張り巡らされていた。
私はその中からまた面白い場所を見つける為にその場を後にした。
と、このようなサイトを今後も紹介していこうと思う。
基本は5年以上は更新が止まっている様なサイトで面白そう(かった)場所をその時の気持ちを再現しつつ書いていこうかなと思ってる。
次回紹介する予定のサイトは、今回の様に幻想的なサイト。更新自体はかなり昔で止まっていて、コレを読んでる人も中に入って遊べる場所を紹介しようかなと思っている。
ではまた次回
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