シーティーエス(4345)に関するメモ(1)
四季報ONLINEより。
【特色】建設ICTの専門会社。現場向けITインフラ、測量計測機器軸に全国展開。配当は業績に連動【連結事業】システム45(26)、測量計測37(16)、ハウス備品12(17)、他6(9) <20・3>
この会社は今までノーマークであった。今回、会社四季報の春号で営業利益率が2桁の会社を集中的に読んでいて見つけた企業。上記だけではどんな会社かわかりにくいので、まずは業績を株探から。
もうすぐ売上規模が100億に届こうかという企業。見ての通り、コロナ禍の年度にもかかわらず、2021.03期も前期に続き増収で営業利益率20%台を維持、15期連続営業利益率、ROE二桁という優秀な会社である。
どんな事業をやっているのか。ひとことで言うと国策銘柄である。どんな国策かというと、国土交通省のサイトにある。
国土交通省では、「ICTの全面的な活用(ICT土工)」等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、もって魅力ある建設現場を目指す取組であるi-Construction(アイ・コンストラクション)を進めています。
ICTの全面的な活用は i-Construction と名付けられた現在進行中の国策であることがわかった。
では、シーティーエスの公式ウェブをのぞいてみよう。個人投資家への皆様へのページに簡潔な紹介がある。
沿革
1972年、測量計測事業が祖業のようである。2002年3月に JASDAQ に上場し、2015年8月に東証1部指定。
ICT, i-Construction は国土交通省の進める国策だが、どうやらそのど真ん中に位置する事業を全国展開している会社の様だ。
うむ。
自分としては、業績連動よりも、DOE を採用するか併用して、減配の可能性を減らしてくれるほうがありがたいのだが、まあ、今のところそれはいい。Ullet で「対処すべき課題」を見る。
「企業活動と納税と雇用創出」をもって地域社会に貢献する、という論理構成の言語化はいいね。気に入った。
外部環境認識
建設業では、働き方改革関連法の本格的要は2024年4月からなんだ。他業界よりも、適用までの猶予期間が長めに設けられてたんだね。でも、もう、待ったなしだ。
通信技術の革新が建設現場を変える、と。
俺たちの出番はこれからだぞ、と。
昨年5月に発表した(よく考えると結構すごい。あのコロナ禍のなかでよくぞ3年計画を発表したもんだ。昨年、中期経営計画を中途で撤回したり、策定を先延ばしにした会社は結構あったのに)中期経営計画へリンク。
株探で財務と年足も見ておこう。
利益剰余金、自己資本とも基本的に右肩上がりである。自己資本比率も60%台で心配なし。最後に年足。
ワン株制度を利用して、同社株もNISA口座のポートフォリオに今月加えた。
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