F&M(4771)についてのメモ(1)

四季報ONLINE より。

【特色】生命保険記帳代行から出発。中小企業向け情報提供サービスに進出。税理士支援事業にも展開【連結事業】アカウンティングサービス44(34)、コンサルティング39(33)、ビジネスソリューション13(-50)、不動産賃貸1(28)、他3(6) <20・3>

筆者が同社に強い関心を持ったのは、次のプレスリリースが目を引いたため。

21/04/01 16:00 労務管理クラウド市場シェアNo.1のオフィスステーション利用企業数が1万5,000社を突破pdf

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半年間で契約企業数が50%増、ということになる。その理由は何か。

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なるほど、アラカルト型ということはバラ売りをしているわけね。それがヒットしているみたいなので、パッケージ型を提供している競合他社はたまったものではないね。まあ、個人で使っているPCやスマホにも使っていないソフトやアプリが無駄に入っていることが多いので機能過剰になっているパッケージソフトって世の中に結構あるのかも。それがHRテックの世界にもあったわけでその隙を突いている、と。

オフィスステーションの公式ウェブはこちら。

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「無駄を省くためのクラウドが、無駄になっていませんか?」というメッセージは同社の潜在顧客に刺さりやすいのかもしれない。

業績を株探から

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ええと、今期見込みも含むと11期連続増収、10期連続営業利益率二桁、過去10期中 ROE 二桁が6期か。優秀な業績である。

財務

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全く問題ない。自己資本比率は40%台からそろりそろりと改善してきて現在は80%台に改善。有利子負債もほとんどないところまできている。JASDAQ銘柄なので目立っていないだけなんじゃないの。

同社の公式ページで経営者の考え方などをチェック。

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この哲学を実践して顧客に安価なサービスを提供しながら、営業利益率二桁を維持するというのは経営がうまくいっている、ということだろう。

Ullet で「対処すべき課題」をチェック

経営方針

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個人事業主と中堅中小企業が顧客。事業者の99%になるのか。そのような事業者ではバックオフィス作業はまだまだアナログ労働に頼っているケースが多いと想像する。

重視している経営指標

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「収益力の向上を図ることが優先課題」とね。現状でも営業利益率二桁にのっているが、さらに稼ぐ力が強まりそうだ。

外部環境はどうか

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2020年4月1日から国策もあり追い風が吹きまくっているようだ。

人材育成

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「他社で3年で学ぶことを1年でマスターする」という教育方針があるらしい。新卒社員を早期に戦力化できるみたいだから採用に困ることはなさそう。

年足も見ておこう。

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2005年に暴騰、2006年にフリーフォールを経験した後、2011年の116円まで下げたが、そこで底を打ち、その後は綺麗な上昇トレンドとなっている。

光通信が大株主に名を連ねている。

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先月、同社の保有比率が減ったとの報道。

提出者および共同保有者
 (1)光通信
        5.72% →  5.70%

たいして減らしてはいない。ま、年足を見た通り、この数年上昇して来たので少しリグってリバランスでもするのだろうと思っている。エフアンドエムの将来性に疑問符をつけたわけではないだろう。

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