アステリア(3853)に関してのメモ(1)

四季報 ONLINE より。

【特色】ブロックチェーン、AI等先進技術有するソフト開発メーカー。データ連携ツールはシェア首位【連結事業】ソフトウェア100(6)、投資-(-17)【海外】26 <20・3>

株探で同社の株主構成を見る。

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筆頭株主の平野氏は同社の代表取締役にして創業者。パナソニックインフォメーションシステムズ、ミロク情報などが大株主に名前を連ねている。ま、それなりに固い会社ってことかな。

平野氏は、ブロックチェーン推進協会の代表理事も務めている。

2020年を振り返ると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で幅広い領域でデジタル化、バーチャル化に向けた取り組みが進められ、「ニューノーマル」へのシフトが加速しました。こうした中、BCCC会員企業においても電子契約、株主総会、貿易、ゲームなどの領域でブロックチェーンを使った新たな試みが展開されました。
ブロックチェーン技術はこれからも進化を続け、フィンテックだけでは無く様々な領域の企業活動、そして社会インフラへと進化を遂げていきます。2021年、ブロックチェーンは様々な企業や社会のDXを支える技術として、「自律・分散・協調」を主軸とした公正な社会への進化に貢献していくと確信しています。

株探より業績

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2020.03期に大ブレーキが起っている。同社にはエンタープライズ、ネットサービス、デザインサービスのビジネスユニットが3つあり、そのうち、デザインサービスが足を引っ張った。理由ははっきりしていて、当時は大口の顧客を攻めていたのだが、2020.03期決算短信

当第1四半期においては、米国大手携帯キャリア企業の企業合併承認のさらなる遅延、および米国大手航空機製造企業における経営レベルの問題のために、当社が関わるプロジェクトが大きく遅延になったことから、大幅な減収となり

とあるように、この大口2顧客に頼った売上計画だったため大幅減収、赤字転落となった。このデザインサービスのビジネスの問題点については、大口顧客に頼るのでなく、もっと小口の顧客で件数を稼ぐモデルに転換をしており、今期については 3/4四半期を終えた時点では黒字化されている。要は、問題があったのはデザインサービスだけであり、そこが是正されれば、前のような成長軌道に乗る企業だということ。

Ullet で対処すべき課題を見る。


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世界を制覇するソフトウェアの開発を指向している。

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同社のビジネスの対象領域は上の4つ。それぞれについて。

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過激とも思える考え方であるが、今後、データのみが企業のIT資産というのはひとつの見識であろう。ただ、AI半導体を自社生産というような流れもあるので、データのみがIT資産というのはちょっと違うと思っている。

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Platio や Cravio は同社の提供するソフトウェア。要は IoT の裏方としてなくてはならない企業だということ。

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まあ、これは、企業の Web 制作などでもデザインがブランドイメージ上もユーザーエクスペリエンス上も今後は大事になるということだと理解している。

年足も見ておこう。

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