本日の証券・商品業値上がり率トップはなんと東洋証券

株探より。

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全市場から、「証券・商品」業種の値上がり率のランキング上位10社をピックアップした。東洋証券がぶっちぎりの1位で、11.11%の前日比上昇であった。

四季報 Online より

【特色】独立系。対面営業主体。発祥の広島、山口に顧客基盤。中国株の取り扱いに定評。投信にも注力【連結事業】受入手数料70、トレーディング損益26、金融収益4 <20・3>

独立系で対面営業主体。一応ネット取引も店舗に口座を持っている方ならでできるが、一年に数度しかログインをしないような人ならパスワードも忘れがちで、結局店頭に電話するか、出向いて取引する人がいまだに多いのではないかと想像している。

今、上がっている株はバリュー株、オールドエコノミーの株である。鉄鋼が桜のように舞うなどという言葉も復活してきた。ずっと塩漬け株だったオールドエコノミーの株に含み益が発生しきている投資家も多くなってきているのではないか。東洋証券の顧客にもそういう方が多いのであろう。そういう方が久しぶりに株式の売買を再開する。そのときに、ネット取引をすぐに始められるかというと、そういうリテラシーが無い方が多いのではないか。

あとは、東証1部上場の証券会社でここの株が一番低位だったというのも本日の値上がり率第1位になった要因かもしれない。先日、大黒屋が中国ビジネスの開示1発で一日で株価2倍という事件が起きたが、値幅制限の関係もあり、そういう一日当たりの上昇率が大きくなるケースは低位株に起こりやすい、というのもあるかもしれない。

オールドエコノミーの株が上がるときは、対面とコールセンターの割合が大きい証券会社が意外なねらい目か。

3/12 に同社は以下のように増配を発表している。前年度の2円から6円なので3倍増ということである。

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しかし、これが材料なのだとしたら、昨日はなぜ下がったのだろうか。解せないことも多い。

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