ミスミG(9962)の今期上方修正は四季報春号の今期予想を営業益、経常益で上回った。

昨日、ミスミGが上方修正を発表した。

通期業績予想および期末配当予想の修正に関するお知らせ

3月中旬に発行された四季報の予想も上回った。

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四季報予想と最新の会社予想を比べると

売上 3030億 ー> 3090億

営業利益 235億 ー> 270億

経常益 231億 ー> 268億

純利益 168億 ー> 160億

ということになり、本業の回復が四季報の想定以上だった。

ミスミGのビジネスは

【特色】FA・金型部品の専門商社ミスミが中核。Web販売VONA展開。製造機能も。配当性向25%【連結事業】FA32(13)、金型部品23(7)、VONA45(4)【海外】46 <20・3>

であり、FA・金型部品の専門商社なので、そこの売上が力強く回復していることが示されたので、FA,金型部品を使う製造業の業績も力強く回復することが産業連関上容易に予想される。

ミスミGは上方修正の理由についてこう説明している。

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中国の5G、二次電池関連の設備・装置需要が好調と、社内のDXが進んだことにより収益性が改善している。コロナ禍で出張が減ったので販管費が減って収益性が上がったというのは並みの会社だが、はっきりと「IT活用や自動化による効率化の徹底」と書いてあるのが注目点だと思う。

ミスミGの DX の取り組みについては、ものづくり太郎氏の下記2本の YouTube 動画が非常にわかりやすい。


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