大有機(4187)に関するメモ(1)

四季報 Online より会社の特色。

【特色】アクリル酸エステルに強く多品種少量生産が得意な独立系化学企業。感光材など電子材料も【連結事業】化成品41(7)、電子材料37(20)、機能化学品22(12)【海外】18 <19・11>

株探より業績を見る

画像1

2016.11期から6年連続で営業利益率が二桁越えで、しかも改善傾向である。また、ROEも10%台まであと少しというところまで上がってきている。

これには明確な理由があって、同社は2015年11月期より10ヶ年の長期経営計画「Next Stage 10(NS10)」(2015年11月期から2024年11月期)をスタートさせ、その施策がはまっているからである。

画像2

10か年の長期経営計画を2015年1月に公表しスタートさせ、2度計画を上方修正している。その度に売上、営業利益率、がともに上方修正され、2019年11月に発表された中計では ROE 10%以上の目標が加わった。

年足で株価の推移をチェック。

画像3

2015年から2020年までの6本の年足は5勝1敗。2015年の始値は514円なので現在の株価はその時から6倍になっている。

財務も見よう

画像4

一目、非常に優秀な実績だといえよう。

何をやっている会社か。「3分でわかる大阪有機化学工業」というのが公式ウェブにある。そこから画像を引っ張ろう。

画像5

アクリル酸エステルなら、日本触媒とか東亜化成も製造していたはず。レッドオーシャンなんじゃないかというのは当然の疑問点だが

画像6

「特殊アクリル酸エステル」と「汎用アクリル酸エステル」の2つがあり、同社は前者に特化した会社の様だ。一種のニッチトップ製品だね。

画像7

用途はこんな感じ。

画像8

「日本一きれいな工場」というのはパワーワードだなあ。気に入った。

画像9

オンリーワン製品の充実で、高収益企業を目指す、と。

まあ、5日線が反転したら現物で買って5日線が曲がったら売ってを繰り返す基本戦略でいいんではないか。

週刊東洋経済3/13号に同社についての記事があった。リンクしておく。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?