JIG-SAW(3914)備忘録1

 昨日、アパレル小売業のアダストリアが好決算を出した。

この決算ニュースを見て思い出したのが先日読んだ JIG-SAW の情報システム運用監視のトータルサービスのアダストリアの事例。

アダストリアでは、2019年からの約1年間、JIG-SAWにサーバ数台の運用監視業務を依頼し、この間の検討結果を踏まえて、正式に400台全ての運用監視を委託することを決定した。具体的にJIG-SAWを評価したポイントとして、櫻井氏は2つの項目を挙げる。
「第一に運用監視業務の全体が可視化できたこと、第二に、可視化した現状から、次に解決すべき課題も分かるようになったことです」(櫻井氏)。

次に運用監視業務を全面的にJIG-SAWへ移管した定性的な効果としては、先に紹介したような高度な運用監視を実現できたことだが、山本氏は定量的な効果も獲得することができたと強調する。それが運用コストの大幅な削減だ。
「JIG-SAWでの運用監視が始まって以降のランニングコストですが、実に27%もの削減効果を得ることができました。コスト削減も当初掲げていた目標ですが、JIG-SAWに協力を仰いだことで、こちらについても達成することができました」(山本氏)。

アダストリアのサーバ環境は、今回の移行プロジェクト開始前の2020年1月時点でオンプレミスにあるものが75%、クラウド(アマゾン ウェブ サービス:AWS)にあるものが25%だが、今後は基本的にクラウドシフトを進めていく予定だ。
「とはいえクラウド化すると逆にコストが高くなるケースもありますし、またクラウドといってもAWSの一択ではなく、Google CloudやMicrosoft Azureも検討対象になります。端的に言えば、利用するアプリケーションに応じて最適なインフラ環境をその都度、選択していくということで、現在のハイブリッドクラウド環境は継続しますし、将来的にはマルチクラウド環境も当たり前になるでしょう。運用監視業務の難しさも増していくと思いますが、そこは改めてJIG-SAWの運用ノウハウに期待しているところです」(河原林氏)。
「JIG-SAWに運用監視業務を移行したことで、監視/運用手順をより体系立てて整備することができました。また複数の監視ツールから出される様々なアラートを集約して管理できるpuzzleと、有人監視を行うコントロールセンターによる二重体制で監視・保守してもらえるので、安心感も非常に増しています」(山本氏)。
「今回JIG-SAWのサービスを選択したことで、運用監視業務の品質向上と運用コストの適正化を両立することができたと考えています。一方で監視項目の設定やエスカレーション先の整理など、我々側で解決しなければならない運営上の課題もまだまだ残っています。今後は障害の未然防止やダウンタイムの最小化などを突き詰めていくために運用監視を最適化していきたいと考えています。こうした社内体制の整備についても、運用監視専門のベンダーであり、先進的なユーザ企業のベストプラクティスも数多く見てきているJIG-SAWの知恵を借りながら、確実に進めていきたいと思います」(河原林氏)。

いやあ、JIG-SAW ってここまで頼られる会社だったのか。長期で持つことに決めている会社だが、改めてびっくりしたのを覚えている。


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