見出し画像

ベンチャー界隈の大ボス、ついに登場【キープレイヤーズ・高野代表】|Vol.255-258

独立系キャリアコンサルタントとしても、エンジェル投資家としても著名、2019年からはYouTubeでも活動を始められた、キープレイヤーズ・高野代表。
冨岡からの紹介で識学さんへ出資されたり、M&A BANKをフォローいただくなど以前からご縁がありましたが、とうとうM&A BANKにも登場です!

▶高野さんの出演動画 一気見はこちらから◀

■高野秀敏氏 株式会社キープレイヤーズ – 代表取締役
1999年に株式会社インテリジェンスへ入社、2005年に株式会社キープレイヤーズを設立。3000名以上の経営者の相談、10000名以上の個人のキャリアカウンセリングを行う。55社以上の社外役員・アドバイザー・エンジェル投資を国内・シリコンバレー・バングラデシュで実行。キャリアや起業、スタートアップ関連の講演回数100回以上。TwitterYouTubeチャンネル


ベンチャー界隈の大ボス、ついに登場〈No.255〉

有名すぎる高野さんのプロフィール

キープレイヤーズ代表のほか、顧問、社外役員として大活躍
ベンチャー・スタートアップを応援する人材サービスを展開
顧問も数十社で務める

エンジェル投資家としても有名
撮影当時で投資先は50社以上
バングラデシュの商業銀行の初期株主にもなっている

高野さんの頼られポイント
運がよさそう、お金の使い方が堅実そうなイメージ
人材不足の時代にHRのバックグラウンドを持っている

様々なジャンルへ投資する高野さん。案件は「偶然」「面白い人からの紹介」でやってくることが多いとか。
バングラデシュの銀行への投資案件もその一つで、モンゴルでの投資経験の苦労から期待できると思えたうえに、ダメもとで頼った大使館が親切にアドバイスをくれたことからやる気になって始まったそうです。

会社員時代から付き合いのあった瀧口さんがメドレーを興した当時は、「エンジェル投資」という言葉がまだ浸透していなかったため、高野さんに取締役のオファーを出され、そうして応援に入ったところから、高野さんの今のようなキャリアが始まったそう。



エンジェル投資家が惚れこむポイントとは〈No.256〉

投資対象を見るときのポイント

一番大事なのは「社長の巻き込み力」
資金が豊富でないスタートアップならなおさら必要
ビジョン以上に「あの人が言うなら、やるか!」と思われることが大事

プライドが高すぎるのは心配
新奇さに固執する必要はない、ビジネスにならない恐れもある
ニーズがあれば近いビジネスモデルがあってもいい

伸びそうな市場にチャレンジしているか
既存産業とインターネットを掛け合わせたものなど
長く採用に関わっているので、人気のない業界だと一層応援したくなる

製造業は、難しいがチャンスもある
ずっと上の世代がスタートアップ環境で切り開いた業界
ブランドができた今は職人気質・安定タイプの人材が多く、逆にチャンス

運送・物流、環境整備業界では既にITとの掛け合わせビジネスを始める人が出てきているそうです。

投資の失敗談

「貸す」のはやめた方がいい
投資と違って、「貸す=返してもらう」
でも、貸すと返ってこないから……

起業家の言葉やビジネスモデルを真に受けすぎるのはNG
HR領域のビジネスで、意見が合わず投資を見送った案件
その後180度方針転換してグロースしていたので、投資しておけばよかった

エンジェル投資家の多くは、「絶対に成功させる」という気概があること、「いつか本当に成功させてくれるんじゃないか」と思わせてくれるかどうかを見ているのではないか、と語る高野さん。
ビジネスモデルや資料で説得しようと思わなくてもいいのに、というのはなかなか意外なご意見です。



#257 エンジェル投資家からの調達額の相場〈No.257〉

エンジェル投資はどのくらいの額が多い?

10年前くらいは簿価だった
創業前からの知り合いに声をかけられて株を持つ
エンジェル投資というより、創業メンバーのようなイメージ

今の日本は、どこよりも起業家向きの国
エンジェル投資・投資ラウンドなどの考えが浸透して出資額が増えてきた
今ではアメリカの投資家の評価額よりも4割高い値段がつけられることも

周囲からの要望に応えるうちに、転職だけでなく、起業や出資についても知見が増えた高野さん。最近は社名の重要性も改めて感じているそうです。
可能であれば社名とサービス名は一致させて、わかりやすく、短く表現できるようにしたほうがよいとか。

ビジネスパーソンの転職支援をやってきた高野さんとしては、「伝説のサラリーマン」的な既に何らかの結果を出している人が、会社を始める前に相談に来てくれるのが理想だそうです。

VCへのLP出資

大手企業や金融機関が多い中、個人で参画している
Skyland Venturesは立ち上げから、Scrum Venturesにも同時に出資
最近は投資組合の案件にも参画



ベンチャー人材業界の問題〈No.258〉

「買収後の人材流出」問題への対処

そもそも人材が抜けても減らない資産、強みがあること
キーマンを押さえるにも、本当のキーマンを見分けるのが難しい
企業文化が異なる会社のM&Aの場合はなおさら

いい事例…じげん社のリジョブ買収
社長・幹部が抜けても事業は伸びている
トップがいなくても回るビジネスに、有能な新社長をあてられるかが鍵

ベンチャー界隈、CFO足りない問題

ふさわしい人材①外資系の金融業界出身者
大企業としての上場を目指すなら、IRが非常に重要
機関投資家、海外の投資家とコミュニケーションをとれることが大事

ふさわしい人材②上場企業の管理部長クラス人材・公認会計士
マザーズ上場企業を支援する人たちに一番多いのはトーマツ出身者

口説かないと会計士はつかまらない
そもそも会計士2~3万人の中でベンチャーを好む人は多くない
「やりたい」と思わせる魅力がある事業領域・経営者でないと難しい



▼買い手/売り手探し中の方はこちら
〈バイアウトドットコム〉
 「成功報酬も0円」で買い手候補・売り手候補とつながるサービス

▼M&A担当者・検討中の方向けコンテンツ
〈M&A BANKプレミアム〉
 失敗談やノウハウなど、一般公開しにくいコンテンツを限定配信するマガジン

その他ご相談、お問合せはこちら