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キンコン西野さんから学んだ東大では教えてくれないこと(前編)。

おはようございます。

先週から、キングコング西野さんのもとで働く学生インターン(3期生)の募集が始まっています。


そこで、せっかくのこの機会に、インターンのことをあらためて振り返ってみよう!と思って、以前はインターン2期生のわたしから見た「インターン生活」について書かせていただきました。

今日は、「そもそもどうしてわたしが西野さんのもとでインターンをやらせていただきたいと思ったのか」「インターンでどんなことを学んでいるのか」について、書かせてもらおうと思います!

書く内容を整理していたら長くなってしまいそうなので、今日・明日で前編と後編に分けてみます!

まず、ちょっとだけ自己紹介させていただくと、いまわたしは東京大学の大学院に通いながら、(株)NISHINOで学生インターンをさせてもらっています。

今日のタイトルは、「キンコン西野さんから学んだ東大では教えてくれないこと」となっているのですが、それは「東大はだめだ!」とか「大学では学ぶことがない!」という意味ではなくて、わたしは大学院もすごく好きです。

実際、インターンをやりながらも「ドイツ政治文化」とか「都市計画」とかいくつかゼミや授業には出ていて、もともと自分自身が興味のあることなので、インターンでやらせてもらってることと、自分の中ではつながっていたります。

わからないことを調べたり、同じような関心の人たちと議論したり、問いを立てたりするのはすごく楽しいです。

ただ、そうやって大学にもガッツリ関わっている自分からこそ、大学では学べないこと、西野インターンだから学べることが見えているのかもしれない、と思いました。

そうやって自分の中で色々整理してみる中で、西野さんから学ばせてもらっていることはたくさんあるけれど、やっぱりこれかもしれないと思ったこと。

それは、「当たり前のことを当たり前にやる」です。

めちゃくちゃシンプルです。

「西野さんのもとでエンタメ修行させてもらってます!」というと、何かすごい裏技とか知恵とかを叩き込んでもらっているように聞こえますが、基本的に、そういうものは一切ありません(笑)。

日々のサロン投稿で、わたしも一緒に勉強させてもらっています。

西野さんが与えてくださっているのは、いろんなことにチャレンジできる『環境』と、チャレンジして努力し続ける西野さん自身の『姿』だけです。

でも、わたしはこの『姿』を見せてもらっているのが、一番大きいかもしれない、と思っていて。

わたしはインターン生になって最初に、ルクア大阪という関西の商業施設で西野さんの光る絵本展をやるというプロジェクトを任せていただいたのですが、その時、西野さんから言われたことは、「当たり前のことを当たり前にやる」でした。

ものすごいアイデアとか独創性はいらないから、お客さんの動線、適度な温度、来場者数のコントロール、挨拶など、お客さんが安全に気持ち良く楽しめるように当たり前のことを当たり前にしてね、と言われました。

例えば、ついつい人呼びたくて休日スタートに設定しちゃうけど、まずはスタッフが慣れるために初日は平日にしてね、など。

反対に、それ以外のことはほとんど指示をもらっていません。「とりあえず徹底的にお客さんの目線で考えてね」とだけ言われました。

個展はコロナの影響で延期になってしまったけれど、この時のことはすごく印象に残っています。

で、それ以降も、西野さんのもとで一緒に色んなことをやらせていただく中で、この『当たり前』がいかに大切か、ということに気づかされます。

というよりも、それでしかないんだ、と。

例えば、よく西野さんは、「クレジットカードが使えなくてサロン入会がうまく行かない」というような方のツイートを拾ってきて、「これ対応お願いします!」と、チーム西野のLINEグループに投げてくださいます。

他にも、スタッフが更新してるnoteで表現が微妙なところがあると、「ここちょっと直して〜」と投げてくださったりします。

膨大な数のプロジェクトを回しながらものすんごい量のアウトプットをされているのに、そういう末端のことまで見ていて、『当たり前』を切り捨てないようにされてるんだなと思いました。

SNSのコメントひとつにしても、文章の書き方ひとつにしても。

手を抜くってことが見当たりません。

だから、先ほどインターン生だから教わってる特別な裏技はない、と書きましたが、あえて見せていただいてるものがあるとすれば、そういうめちゃくちゃ地味な部分です。

そして、そういう『姿』を間近で見させてもらっていると、ついつい自分が「これでいいか」となってしまいそうな時に、「いや、でもこれ西野さんが見たら・・」とよぎってしまいます。

正直、それは「楽しいー!!」というよりもプレッシャーというか、追い込まれているような部分も多々あるんですが(笑)、でもそんな風に日々、『当たり前』に向き合わせてもらえる環境ってなかなかないと思います。

ただ、こんな風に書きながらも、まだまだ気づけてない部分が山ほどあって、お客さん目線が足りないところが山ほどあって、西野さんやみなさんから見たらツッコミどころ満載かもしれませんが、少しずつ気付ける部分を増やしていきたいです。


で、あらためて東大という、わたしがいるもうひとつの環境と比べてみた時、「これって西野インターンだから学んだことかもしれない」と思いました。

大学でも「すごいなあ」と思う人や尊敬している先生や先輩はたくさんいるけれど、みんな「すごい人」は「すごい人」で。

『当たり前のこと』って全然教えてくれないんです。

すごい人がどうすごいのか、なんですごいのかはたくさん教えてくれるけれど、その人が今の場所までたどり着いた方法や、方法というよりも、その人が重ねてきたコツコツした部分は全然見えてこなかったりします。

わたしは最初東大に入った時、ゼミで全然ついていけなくて、前提知識も少ないし、議論の仕方もわからないし。

「ここにいる人はみんな自分より賢いんだなあ」と思ったし、「来るところまちがえたな・・」と思ってました。

でも「わからない」ってことがなかなか言い出せなくて、なんとなく「わからないのは、その人の努力不足だから、自分でがんばって」という空気を感じてました。

自分より先を歩いている人が、わざわざ『当たり前』の部分を見せてくれることはなかったような気がします。

だって普通に考えたら、「すごい人」は「めっちゃ努力しました!」って言うよりも「もともとすごい人でした」みたいに涼しい顔したくなると思うし、わざわざ自分にとっては当たり前すぎることを口にするのは面倒くさい。

だから「自分でがんばって」みたいになるのは普通のことだと思います。

ただ、幸いわたしの先生や周りの人たちはすごく優しくて、「全然わからないのでいちから教えてください」と言うと、嫌な顔せずに教えてくれる人たちだったので、何とか論文を書くことができました。

でも、たぶん東大の中ではすごい珍しい環境だったんじゃないかな、と思います。

で、あらためて西野インターンと言う環境を考えてみると、もう散々色んな実績があってすでに「すごい人」のはずの西野さんが、そんな風に、学生インターンに「『当たり前』が大事だよ」って教えてくれてるってすごいことだなと思ったんです。

もう散々すごいことをやられているはずなのに、「当たり前のことを当たり前にやる」を徹底し続けていて、しかもそれを後輩たちに隠さず見せてくれる。

これは、東大とか、有名企業とか、そういうところでは学べない部分かもしれない。

でも、お客さんに向き合うエンターテインメントにとっては一番大切な部分のはず。


というわけで、今日は「キンコン西野さんから学んだ東大では教えてくれないこと」のひとつめを書かせてもらいました!

明日は、もうひとつ、西野さんのもとで働いて、というよりチーム西野のみなさんと働かせてもらう中で、一番衝撃的だったことについて書かせてもらいます!(笑)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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