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線路は続くよどこまでも~鉄道パスで巡るヨーロッパ1か月の旅~

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当時21歳の女子大学生(私)がトラベルモニターを引き当てて日本を飛び出した話。 せっかくなので当時のリアルな心境と、軌跡を手書きで綴った旅行記をこの度マガジン化。 強力なバッ…
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#日記

015 London

2016 England フランスのリールを通り、海を渡って一年ぶりのイギリスへと向かった。 2/15 私を乗せたEurostarは定刻より少し遅れてAM10:03にSt.Pancrass International Stationに着いた。まずネットを探す。幸いにもWi-Fiが駅ナカにあったので、連絡を一通り済ます。ーーAM11:00 なんとか、トランクスペースを見つけて荷物を預け、(1つにつき11ユーロ。高い。)Tube(地下鉄)でBig Benを見に行った。天気は晴

014 Bruxelles

2016 Bruxelles 朝食も列車の座席で取ることができた。とても美味しかった。まるで国際線の機内食のようだ。だが1つだけ違うことがある。それは朝日が雲海からではなく、列車の出発地ここオランダ特有の真っ平らな地平線から昇ってくることだ。朝日を眺めながらアムステルダムとその友人に別れを告げた。 AM10:30ごろBruxelles-Midi駅に到着。メトロに乗ってMadou駅へ。次の宿であるYHは出口2から出てすぐだった。チェックインはpm3:00からなのでバゲージル

011 Frankfurt

2016 Frankfurt am Main AM5:34 列車はもうフランクフルトメイン駅を目に前にして到着が少し遅れていた。着いてすぐ市内の公共交通機関の1day passを買い、バスでYHへ。チェックインはまだ朝の6:00で早すぎたためできない。代わりに荷物を預かってもらい、7:00から朝食も食べさせてもらった。 あまりにも眠く、ロビーで仮眠を1時間ほどし、外へ。 マイン川沿いにあるこのYHは市内をまわるにも駅に行くにも便利な立地にある。私は川沿いを歩いて進み、アイ

009 Munich

Munich 2016  PM4:30 列車はミュンヘン中央駅に着いた。両替を済まし、地下鉄で宿へ。これもまた一本で行けた。今回の部屋は6ベットルームのドミトリー。相部屋で1人の同い年くらいの女の子と出会った。 彼女の名前はジュリア。やはり同い年だった。私はこの日外に出る気はなく、日本から持ってきた味噌汁ととんこつラーメンで夕食を済ました。夜になると私がシャワーを終えたところにジュリアが帰ってきた。彼女は明日大学院の面接があるらしい。その夜私たちはまるで修学旅行の時のよう

010 Fussen - Schloss Neuschwanstein

2016 Fussen  2月9日 AM6:00過ぎ起床。 2人を起こしてしまったが、荷造りと身支度を済まして6:45チェックアウト。 7:30前にはミュンヘン中央駅のコンコース内スタバに到着。そう、今日は8時からのノイシュヴァンシュタイン城のツアーに参加するのだ。バスの荷台にスーツケースを入れてもらい、バスはさらに南へ出発。  1時間半ほどでノイシュヴァンシュタイン城の麓に着いた。地図をガイドさんからもらったので、それを参考にしてお城まで歩く。30分もかからないうちにお

008 Berlin

Berlin 2016  PM1:00過ぎ ベルリン中央駅に着いた。まず両替を済まそうと駅で両替所を探したが、なんと1€が147円もする。(当時1€=130円)こんなに手数料取る気か。馬鹿らしくなってやめた。もっと安い所を探そう。 ベルリン中央駅は今まで訪れた駅の中で断トツで近代的で大きな駅だった。ホームが2つの階に分かれていて、立体交差になっているのだ。  宿まではバスで一本ベルリンフィルハーモニーのホールから歩いて10分ほど。今回のYHはそこそこ大きな場所だった。週

007 Prague

Prague 2016 2月4日 Euro City 172号は定刻通りに出発した。  列車が発車してすぐ、検札にきた車掌にチケットを見せ、私は寝た。 長い長い列車の旅。 今回はプラハまで6時間半。寝るのが一番暇つぶしになる。  AM9:00前、SIMフリーのスマホが震えて起きた。どうやら私を乗せた列車はハンガリーの国境を越え、スロヴァキアに入ったらしい。2人目の車掌がやってきて、またチケットを見せた。−−AM9:15  AM10:15 食堂車のスタッフが「準備で

006 Budapest

Budapest 2016 2月2日PM12:08@Budapest, kelenfold.  少し遅れて列車はブダペストのKelenfoldという駅に到着。 当たり前だがどこを見渡してもやはりハンガリー語。まず駅のインフォメーションセンターがどこにあるのかが分からない。  ビラ配りのお兄ちゃんに英語で聞いたらハンガリー語で返された。教えられたとおりに進むと確かにあった。そこで番号札をとってやさしそうなおばちゃんに宿までの行き方を聞き、市内交通の1日券をカードで買った。