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忍ミュ12弾再演 まさかの共闘!? 大作戦!!感想・六年生編

忍たまに戻ってきて2年、忍ミュにハマって1年。昨年の12弾初演は4回、12弾学園祭は8回観劇したものの、いつも遊んでくれる2.5舞台通のリア友に散々脅された私(※1)は「次の公演では悔いが残らないように通おう」と決めた。お財布と相談し、結局12弾再演は計13公演を観たわけだが、折角なので六年の各キャストごとに感想を書いていこうと思う。

(※1)ある日突然「私はいついかなる公演でも『この公演で○○さんが××を演じるのを見られる最後だ』という覚悟をしている。お前にその覚悟はあるか」と東京ドームの前で言われた。そんな覚悟はない。

立花仙蔵役:湯本 健一氏

再演から追加された「千秋仙蔵」~「蒼天文次郎」が本人の声と合っているのか、毎公演「気持ちよく声が伸びるなあ」と思いながら楽しみにしていた。(文次郎の歌う裏でのコーラス、途中からコーラスの音量が絞られたような…?)早く配信かCDが欲しい。
再演で追加された文次郎との過去の思い出を語るシーンも、仙蔵の文次郎に対する親愛や信頼がにじみ出る演技で、「ああこの人が12弾の仙蔵で良かった」と思った。
でもこの人の武器はアクションの上手さだろうなあ…とも思った。とにかく受け身が安定している。そして前方席で追っていると速すぎて目が追い付かず、残像のようにしか見えない。一部刀でのアクションもあったものの、彼の武器が焙烙火矢ではなく他の武器だったらどんなアクションだったんだろう…。
ちなみに本編中で床を転がる回数は10回(背落ちを含めると11回)です。(あまり良くない席の日に数えた)
あとは自分で腰に巻く焙烙火矢が全公演びくともしなかったので「この人器用だな」と感心していた。10公演くらい腰に注目してたけど結局あの結び方は解明できず。
まあ結局、12弾再演は湯本氏の仙蔵が見れるだけ見たくて通ったようなもんだな、と思う。キレる仙蔵、喧嘩する六いは健康にいいので…。

潮江文次郎役:渡辺 和貴氏

初演よりも<文次郎が何にキレていて、何を不安がっているのか>が描写されるようになったので感情移入がしやすくて見ててすごくスッキリ(?)した。一年生に風呂を沸かすよう指示したり、四年生を諭したりするシーンが「頼れる先輩」していて「こんな上司欲しい…」と何度も思った。かと思えば、来鬼に対して「っした!」と返すシーンは高校球児を想起させて、15歳を感じた(?)。
最後の共闘で仙蔵と歌い戦うシーン、いい感じに息を切らしながら歌い上げていて切迫感と力強さがあった。仙蔵の歌バックに槍を振り回すのも、迫力あってよかったなぁ…演技力の成せる業…。一度袋槍の先っぽの槍がどっか行ってしまった公演があって、ただの棒を振り回して戦っていた時も、あまりにもかっこよかったので「私の記憶違いで袋槍って元々こういう形状だっけ?」と勘違いさせられた。(取れた槍は自分で拾って舞台袖に投げていたそうです)
あとは客降りや最前でたくさんファンサを飛ばしてくれるので「この人はなんて観客想いなんだろう」と謎に感動した。ありがとうカズさん。会計の後輩の影響みたいだなと思ってちょっと萌えた

中在家長次役:新井 雄也氏

初演よりもはっちゃけシーンが増えて、少し明るくなったような?ドクタケに対して「言わない×」すると後輩四ろ2人も真似っこして×していたのが非常に微笑ましかった。
本編外の話だが、「真言」初のマスク無し披露のあったミニコンサートが本当に良かった。1発目の日、最前センター席で「一体なんだったんだろう…」と歌い上げる長次を見てしまって、色々なものが込み上げてきて、思わずオイオイ泣いてしまった。(11弾は1回しか生で観劇してないのに…でも色々あったのはBDや配信で何度も見ているので…)マスクの下の表情って本当に大事だなと思ったし、マスクありでもあそこまで素晴らしい11弾を座長として支えた新井氏の力を再認識させられた。もし11弾がマスク無しで上演されていたら、Gロッソが涙の洪水でとんでもないことになっていたかもしれない。
本公演に限った話ではないけれど、新井氏はダンスの振りにあまり癖がなくて(と、素人目には見えて)いいなあ…と今回ちょくちょく思った。シンプルに上手い。

七松小平太役:坂垣 怜次氏

今回はとにかくは組の被害者(笑)毎公演年上3人組のカオスなアドリブを一人で受け答えしないといけないのは大変だったのでは…。ラストの鵺様シーンのスローモーションでは構えが一番「強そう」で、七松小平太ここにあり!という感じがしてちょっとゾクッとした。それでいて長次のストッパーとしても立ち回っているという。ドクダミ城での戦いでも、四年の窮地を救いにカエンタケとの間に割って入る小平太、マジで野生感あって頼りになるなあ…と思った。手足が長くていらっしゃるのでアクションが映えるのかも。
綾部に「お前ももっと飯を食え!」とアドリブで絡みに行って、毎回変化球の返事をされてタジタジしていたのがちょっと面白かった。それでも懲りずに次の公演でも果敢に絡みに行くという(笑)

食満留三郎役:鈴木 祐大氏

前から思っていたけれど、この人絶対に劇中で素を出さないな!?曇鬼の「俺、保健委員だからぁ!」(通称:絶対に笑ってはいけない出陣式)でも、恐らくタカ丸とともに全公演笑わず留三郎の演技を貫き通したのはすごい。
あとは色々とサポートができるすごい人なんだな、とも。ある公演でタカ丸がぽん、と台詞が飛んだことに気づくや否やスラスラとカバーの台詞を言ってのけたのはカッコよかった。自然に言いすぎて元々留三郎の台詞のようだった。
「何が『い組は優秀』だ」「文次郎、目を覚ませ」等い組にハッパをかけつつ副武将(?)として支える姿良かったなあ…それでもタカ丸をアドバイスする声は優しくて、留三郎というキャラの良さが様々なシーンでそっと表現されていて、思わず目で追っていた。
七法出の話をしながら素振りをするシーンは、家でよく投球フォームの確認しているお父さんみたいでよかった(?)。
とにかく安心と信頼の留三郎だった。千秋楽では指ハートしてくれてありがとう。

善法寺伊作役:反橋 宗一郎氏

とにかく今回の伊作は、冒頭は組アドリブのが一番好きだった。ケルベロス、モニカ、ケンタウロスと、どれも文字にすると「?」なのに反橋氏があの言い方で言うと突然ものすごい中毒性が生まれるのである。「私の名前はモニカ…」モニカって誰。でも中毒になってしまう。ずるい。
モニカに会いたい、ケルベロスに会いたい…そう願っていたら前楽、千秋楽で復活してくれて本当によかった。どうか叶うなら、モニカだけじゃなくてケルベロスも円盤に入れてくれると救われる命があります(注:ミュージカル忍たま乱太郎の話をしています)
俺たちケルベロス、ハァッ!
あとは前楽で「怨霊だよ」団扇をいじってくれてありがとう。無事怨霊は成仏しました。

当日の朝、突貫で作られた団扇くん

ということで12弾再演感想・六年生編は以上である。四年生、その他好きなシーンなどはまた後日アップしたいと思う。

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