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はじめての短歌_01

この前、図書館で鈴木晴香さんの『夜にあやまってくれ』『心がめあて』と、
萩原慎一郎さんの歌集『滑走路』を借りてきて、家で読んでいました。

たった31文字で構成された短い文章なのにふとイメージが浮かんできて、それに美しさだけではなく悔しさとか寂しさとか、なんともいえない「なんかわかる〜」という感情も湧き上がってくる。「短歌ってこんなに感情を揺さぶられるのか…奥深そうだな」って思いながら、少しずつ歌集のページをゆっくりめくりながら味わってました。

そうしていたら、数日前にテレビで「最近短歌が流行している」という情報を聞きまして、私も下手くそなりに何か言葉にしてみようかなと思い書いてました。

昨年末くらいから短歌について興味をもち始めて、ツイッターでも短歌関連の話を目にすることが多くなったんですが、みんなの歌を読むと語彙力の豊さや表現力に「すごいなぁ」という感想しか出てこなくて、いかに自分が普段からぼーっと生きているのかがわかった、今日この頃です。もっと勉強したい、せねばだ。


エレベーターとびら開くと君がいてすれ違いざま躰が浮かぶ

ホットでもコールドでもと缶コーヒー、あたしのコピー何にもないな

聞こえない、怒鳴られたので拡声器 シャウトしてやるボーカリストが

わかってる、縁があるかの違いなの それでもあの子とどれだけ違うの

本当は自分のこともあまり知らない眠りに落ちた瞬間でさえ

最後まで売れ残った僕たちは周波数がズレていただけ

「楽曲を再生したらとめないの」「生きているから音楽たちも」

走り出す出発音と重なって『夢みる季節』の三分十秒

順番を抜かされたけど黙ってるどこかで見てる神様は見てる

風向きや強さで揺らぐ僕だから隣で叱ってくれよHey, Siri


また書きます。

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