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パフォーマンス・音楽・アートの扉_culture

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身体という物質性、知覚の直接性に興味があります。 目と耳、そして皮膚感覚。 それら刺激に満ちた世界。
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#ポルトガル

【音楽】 ボサノバ、ユーミン、カーボ・ヴェルデの音楽

(見出し画像:タチアーナのアルバム『あの日にかえりたい』) 新しく本棚を購入し、書籍、CD、DVDを整理した。部屋はいくぶんすっきりした。 わが家のCD。クラシック、ラテン系、フレンチポップス、日本のポップス。 ラテン系はタンゴとボサノバ。タンゴは戦前録音の歌入りタンゴ、ボサノバはジョアン・ジルベルト、カエターノ・ベローゾ、ナラ・レオン。 フレンチ・ポップスはミレール・ファルメール、パトリシア・カース、エンゾの女性陣ばかり。 日本のポップスは大貫妙子、元ちとせ、カヒミカリ

【映画評】 ペドロ・マイア監督〜アナログ・シネマ〜WASTE FILM(考)

ペドロ・マイア監督〜WASTE〜アナログ・シネマ〜覚書 1983年ポルトガルで生まれ、現在はベルリンに在住する監督ペドロ・マイア(Pedro Maia)。 アナログ・シネマを主なコンセプトとして作品を制作する前衛映像作家である。 アナログ・シネマとはデジタル・シネマの対概念でもあるのだが、いわゆる〈フィルム/デジタル〉という対立項に回収されるものではない。 〈フィルム←→デジタル〉変換ラボで働くペドロ・マイア。 彼がアナログの技術性・芸術性を自覚的にアプローチしたのは2