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ジステンパー発覚まで

マーレはおうちにきて11日で入院することになります。

当時、ジステンパー という病気の症例を朝から夜までググっていたけど、書いてあるのは、高い致死率とワクチン接種の重要性ばかりで、治療法も対症療法のみ、参考になるものは少なく...グーグル翻訳頼りに、海外のサイトを読み漁って、不安な毎日を過ごしました。

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本文中には、痩せ細ったマーレや💩など閲覧注意の画像もあるため、苦手な方はご遠慮ください。



我が家に来て一週間、朝から咳をするので、病院に。右目の少し上が赤く1円玉サイズでゴワゴワしてた。首からお腹全体にかけて赤い斑点がまだらに出て、右目が開きづらくしょぼしょぼ。

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《顎から下半身まで、まだらに赤い斑点が出る。》

病院は3件ハシゴすることになります。

動物病院A🏥 検便でうんちからジアルジアが出て、駆虫薬(フラジール)貰う。診断結果はよくある風邪。パピーなので様子を見ようとお薬なし。

翌日朝も咳がひどく、午前中に別の病院にかかってみることに。
朝フラジールを1錠飲ませる。

動物病院B🏥 家の近くのクチコミの良さそうな病院に。診断結果は気管支炎。ブリーダーさんに指定されたお薬はなくて、別のお薬を処方される。
診察内容も触診のみで気管支炎と診断。定性的な診断結果に納得できず、午後も会社を休んでまた別の病院に。

動物病院C🏥 PCR検査×2(喉/便)、血液検査、レントゲンでお会計7万円💰
レントゲンでは気管全体に影、血液検査の結果で腎臓と肝臓の数値が悪く、5〜6本注射をしてもらい背中ぷっくり。マーレはひゃんひゃんと鳴いたね。PCR検査結果がでるまでは、対症療法のお薬を沢山貰う。当時は同じお里のワンズと同じマイコプラズマかもしれないと言われていた。

長い待ち時間、うんちを我慢できず、バリケンの中で、毛布と共にマーレもうんち(下痢)まみれに😓しかしこのうんちがあったおかげでPCR検査を行えました😟

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《結膜炎で左目が開かないマーレ》

3つも病院をまわったのは、1つ目の病院の診断が微妙で、翌日午前に他の病院行くも納得感が得られなかったから。3件目の動物病院Cは、同じお里からワンズを譲り受けたママさんに教えてもらった所。遠かったけれど、この判断が後にマーレのいのちを繋ぎとめることになりました。。

病院巡り翌日の水曜は遊んでーと誘いにも来ず、一日のほとんどをケージで過ごす。出てきても寝てばかり。ご飯残す。

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木曜にはご飯食べず水も飲まない状況。下痢は血便に変わる。1時間に3回も下痢。我が家に来て11日目の午後にマーレ入院。

※閲覧注意

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《いちごジャムのようなうんちをし始める。これは一番軽度。》
記録のため、全て写真に残したものの、形なく赤いジャムのようなうんちばかりで、もう見てられなかった。。。

泣き叫ぶでもなく、マーレは寝てた。体力を必死に温存してたのかな。
私達は、代わってあげたい、なんとかしてあげたいと、もどかしい時間を過ごしてた。大きめのバリケンとブランケット、大好きなハリーと一緒に病院にお泊り入院。

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《入院直前。脱水症状でガリガリに。背中の骨が浮き出る。》

金曜、会社から病院に直行。
PCR検査の結果、便パネル・喉パネル共にジステンパー陽性。
腸管コロナウイルス、ボルデテラ、マイコプラズマ、ジアルジアも陽性。お腹の赤い斑点はジステンパーの抗体反応とのこと。
血液検査では肝臓、腎臓の数値が悪いまま。

『非常に良くない結果でした』と院長先生が切り出し『最悪の場合は、、、』とお話されたのを今も思い出せる。
目の前のマーレはガリガリで点滴がつけられてた。必死に私に向かって尻尾をブンブン振って抱っこ抱っことマーレは帰りたがったね。

お話を聞く間私は涙が止まらず、どれだけお金がかかっても構わないので、マーレのことを助けてください。と何度も伝えたことを覚えてる。生きていられる確率は?と聞いても先生は明確な回答を避けられて、致死率の高い病気だと。
ただ、回復して元気になる子もいますよと教えてくれた。

人生ではじめて、文字通り泣き崩れてしまった。

その日からマーレは、12/24〜1/21まで入院しました。
入院してからは、24時間点滴。高い感染力を持つジステンパー なので、隔離されて個室のバリケンの中でマーレは過ごしました。

マーレは東京に来てまもなく入院したので、寂しがって病状が悪化してはいけないと思い、先生に許可をもらって、毎日面会させてもらえるように✨パパにも「いいよね?」の一言だけで「うん、いいよ」と二人で往復2時間かけて毎日マーレに会いにいきました。


つづく。

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