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AWS SAP試験 合格への勉強法

初めまして、まっちです。

タイトルの通り、先日AWS Solutions Architect - Professional(AWS SAP)に合格したので、勉強方法なり感想なりを書き残します。
AWS SAP受験を考えている方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

※本記事は、2021/4時点でSAP-C01を受験した際の情報です。

■筆者略歴

 ・SIer勤務5年目のSE
 ・上流工程メインのアプリケーションエンジニア
 ・AWS利用歴は1年半程度
 ・アソシエイト資格(SAA,SOA,DVA)は取得済

■勉強期間/受験履歴

勉強期間は2ヶ月で、平日は業務前後で1〜3時間、休日は6〜8時間行いました。
AWSアソシエイト資格やその他の資格試験と比較すると、かなり負荷をかけて勉強しましたが、それでも足りていないなという印象です。
受験は全部で2回。勉強開始から1ヶ月で受けて不合格、その1ヶ月後の再受験で合格という流れです。

<1回目結果>

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<2回目結果>

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1回目は練習問題をひたすら解いて受験しましたが、知識の偏りが不合格の原因だと感じました。
そのため、再受験に向けてはBlackbeltやJayendra’s Blogなどで苦手な分野を中心に、基礎的な知識を身につけるようにしました。

■勉強教材

・Udemy英語問題集
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 おすすめ度:★★★
 費用:1500円程度(Udemyセール時)
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本試と比べても遜色のない問題のクオリティと充実した解説が用意されており、勉強の中心教材として利用しました。
全4回分の問題が収録されていますが、私はこれを3周行い90%以上の回答率を取れるようにしました。
時間はかかりますが、解説を丁寧に読み込めばこの教材だけでもかなりの点数は取れるようになるはずです。
英語教材のため、Chomeの翻訳機能を使うことをおすすめします。


・SAP試験対策問題集
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 おすすめ度:★★★
 費用:2970円
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昨年6月に発売された初のSAP日本語教材です。
本試の5つの出題分野に沿った章立てとなっており、演習問題とその解説という構成になってます。
日本語教材ということもあり、解説が非常に理解しやすいです。(英語教材がわかりづらいのもあるが…)
巻末には模擬試験もついており、本試に近い問題も収録されています。
レベルは若干高いように感じますが、繰り返し行い90%以上の回答率を取れるようになりました。


・Blackbelt
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 おすすめ度:★★★
 費用:無料
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AWS公式が公開しているサービス活用資料集です。
日本語のパワポ形式の資料で、サービス概要からサービスクォータまで広く深く情報が掲載されています。
理解が浅いと感じたサービスや練習問題の解説でわからない箇所がある場合に活用しました。


・Exam Readiness:AWS Certified Solutions Architect – Professional
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 おすすめ度:★★★
 費用:無料
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AWS公式のSAP試験解説動画です。
出題分野ごとに3問程度の例題が動画で解説されています。
正答だけでなく全選択肢について解説がついており、SAP試験問題の基本的な考え方を学ぶことができます。
2回目の受験に向けて視聴しましたが、勉強初期に見ておくのが良いです。


・Jayendra’s Blog
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 おすすめ度:★★
 費用:無料
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AWS試験のポイントや例題をまとめた個人ブログです。
試験に特化しているため、効率よく試験対策を取ることができます。
ただ、サービスの特徴がひたすらに羅列されているページも多く、読者側で取捨選択する必要はあると感じました。


・AWS公式サンプル問題
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 おすすめ度:★★
 費用:無料
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問題数は少ないものの解説もしっかりついており、数をこなすことが重要なSAP試験においては、解いておいて損はないです。


・公式模試
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 おすすめ度:★
 費用:4400円(クーポン利用で無料)
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AWSの公式模擬試験です。20問/60分で、本試同様に受験後にスコアも送られてきます。
ただし、難易度が高いのと解説が一切ないので、受験の感覚を掴むぐらいの目的になると思います。
私は2回目の受験前日に受けて50点だったので、余計な不安を煽るだけでした。


Udemy日本語問題集
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 おすすめ度:★
 費用:1500円程度(Udemyセール時)
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2回目の受験に向け、問題数をこなそうと思い購入しました。
日本語教材にも関わらず誤字脱字が目立ち、解説も詳細ではない印象でした。
また、問題も本試とは少し異なるものも多く、3回分でやめてしまいました。

■試験のコツ


・1問2分を目安に
 問題数が多く長丁場となるSAP試験においては、時間管理が非常に重要となります。私は1問2分のペースを意識し、回答150分・見直し30分と時間配分をしました。
 ただし、ペースを守るために適当に回答するよりは、1問ずつ着実に回答した方が良いです。見直しフラグがたくさん立ちますが、30分の見直しでは時間が足りません。類似問題や知識問題のパートで回答時間は帳尻合わせができます。

・2択まで絞る
 
多くの問題は、題意に沿わない・サービスが適切ではないなどの根拠をもとに、選択肢を2つにまで絞ることができます。
 SAP試験は確率を50%に上げて正答を積み重ねていくゲームだと、個人的には思っています。(残りの2択でとても悩むのですが)
 上記で挙げたAWS公式のSAP試験解説動画でも、2択に絞る説明があるので参考にしてみてください。

・内容が理解できない場合は英語問題文を
 
問題文や選択肢で理解できない内容が出てきた際、英語の問題文を見ると解ける場合があります。
 例えば、EC2リザーブドインスタンスに関する選択肢で、
 『一定の予約済インスタンス(Scheduled Reserved Instance)』
 『全ての予約済インスタンス(All Upfront Reserved Instance)』
という訳がされていたケースがあり、原文を見て判断できたということがありました。

■おわりに

SAP受験の当初の目的は、「AWSに関わる仕事をアサインしてもらいたいから、先に資格を取ってしまえ!」というものでした。
無事にこの後ろ盾を得られたので、今後はAWS導入提案や支援の業務に携われればいいなと思います。

また、今回の受験は社会人になり勉強を怠っていた私にとって、モチベーションを刺激する良い機会となりました。今後もこのモチベーションを落とすことなく、知識習得に向けた活動を維持して行ければと思います。

SAP試験に関して質問・ご意見などあれば、Twitter(@maaaaatch_)までよろしくお願いします。

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