【よい人はいる】人の親切に触れた出来事

先日、こちらでシミ取りに行った出来事について書かせていただきました。

あのあと、買いそびれていた塗り薬を購入するために、再び施術を受けたクリニックに行く機会があったんですね。
いざ、クリニックに着いたときにあることに気づきました。



「診察券がない!」

その日、クリニックに行く前に用事があり、それを済ませてから行くことにしており、診察券はあらかじめ持って出かけたんです。
クリニックに電話をかける必要もあったので、用事をこなした後、一度取り出して番号を確認し、実際に電話をしているんですよ。

だから、家から持ってくるのを忘れたわけでは絶対ないんです。
でも、クリニックでは見つからなかった。

ということは、移動する最中にどこかで診察券を落としたことになる。
財布はあるのに診察券だけ落とすって俄かには信じられないかもしれませんが、その日、電話をかけた後、診察券を財布に入れずにそのまま手に持って歩いたり、乱雑に鞄に突っ込んでいた気がします。

だから、どこかで落としたのでしょう。
診察券の再発行は550円で、全然、高くはないものの、一瞬の不注意がきっかけで支払うというのは、少額でも少し悔しい気持ちにはなりました。

とはいえ、「ちょっと今日は運が悪い日だな」

くらいで、もちろん何時間も考えたりするようなことではありませんでしたが。

ほぼその出来事があったことを忘れていた昨日、突然クリニックから電話がありまして。

なんと、

「診察券をクリニックまで郵送してくれた」

人がいたのです。
品川駅に落っこちていたのを拾ったそうで、わざわざ送ってくれました。

これを聞いて僕はすごく驚いたたともに、「世の中にはとても親切な人がいるんだな」と思いました。

保険証やマイナンバーカードならともかく、診察券ですよ?
それをわざわざ郵送してくれるなんて。
郵送料を負担して送ってくださったわけですし。

もし僕が同じ状況に出くわしたら、

「診察券ならまた行けばもらえるだろう」

という判断の下、正直、拾わなかったと思います。
ましてや郵送なんてしなかった。
それだけに、自分の過失で550円を失って悔しくなっている僕の心の狭さを知ったとともに、とても幸せな気持ちになりました。

感謝したい気持ちでいっぱいになり、クリニックの方にその拾った方の連絡先を聞いたのですが、クリニック側からお礼の手紙をお送りいただいたとのことで、直接、お礼することはできず。

名前も知らないどなたか。
ここを見ている可能性もほぼゼロかと思いますが、この場を借りてお礼したいと思います。

ありがとうございました。
あなたのためにも、シミが綺麗に取れるように、しっかりケアします。

読んで頂き誠に有り難う御座います! 虐げられ、孤独に苦しむ皆様が少しでも救われればと思い、物語にその想いを込めております。よければ皆様の媒体でご紹介ください。