【対話の基本】
さて今まで私なりの「理想の対話」と「対話の限界」についてお伝えしてきました。
それを踏まえたうえで「対話の場」を作る時に大切なことをまとめていきたいと思います。
対話の場で大切な事
素直に話すこと
素直に聞くこと
安心安全な場を作ること
さて、それぞれについて解説していきますね
素直に話す
これ言ったら嫌われる、これを言ったら傷付ける
何かを話す前に「言葉を選ぶ」ことはありませんか?
「空気を読む」と言いますが、その状態。
ただいきなり「素直に話す」のはどうしてもハードルがあります。
だって相手の背景が判らないので。
同様に相手も自分のことが判りません。
ジョハリの窓ではないですが、ちょっとずつ自己開示をしつつ、相手の事も聞きましょう。そして、相手との会話から「あれ?これをこの場に出したらどうなるだろう」を感じて場に差し出せるようになれば素晴らしいことです。
素直に聞く
相手の話を素直に聞く。実はとても難しいことです。それは「常識がある」から。
生まれ育った環境で培った知見がヒトにはあります。その中で「正しい、正しくない」を育ててきました。
その価値判断があるため、他人の話を聞いて「これはあってる、間違っている」と判断しがちです。
また相手が困っていると「正しいこと、解決方法」をアドバイスしがちです。
その様な色眼鏡で見ることなく、様々に湧き出る思いはそっと脇に置いて「ありのまま」を受け取りましょう。
その上で自分の感じたことを素直に相手に伝えられると良いですね。
安心安全な場を作る
何かを言った時に自分の身が危うくなったり、今後の立場が無くなると話したいことも話せなくなります。
また一方的に自分のことしか話さないヒトには、自分の話はしたくない事もありますね。
また交通量の多い交差点の真ん中などでは落ち着いて話が出来ません。
車は危ないし、騒音もひどいですから。
同様に電話がかかってきたり、切羽詰まった用事がある時も対話に集中出来ないので「交差点の真ん中」と同じことになります。
対話に集中するためには、リラックスでき、話した結果何があっても大丈夫な様に参加者相互が安心できること、対話の時間には対話に集中できる様に電話や割り込みは受け付けない環境を作る事も大切です。
また、自分が話した内容が外部に広がらないこと、「この人たちなら話しても大丈夫」と言う信頼感を醸成することがキモになります。
まとめ
話すこと、聞くこと、安心できる場、
これらを支える要素は「相手のことを理解すること」です。
相手の背景や思想、常識などを理解して,その上で「チームのゴールに向けてお互いに何が出せるのか考え合う」
此れが出来るチームが、より良い対話の場、より良いチームになれるのです。
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