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2023年のオンガク記録

あけましておめでとうございます🎍🐉
昨年は、新しい挑戦も多くありプレッシャーや孤独を感じることも多く、それでも周りにたくさんの人に支えられ、負の感情を凌ぐ圧倒的な喜びにたくさん出会えました。そしてその時間を共に過ごしてくださった方、遠くから見守ってくださっていた方、すべてに感謝いたします😌

2023年を整理して振り返ってみます。簡単にまとめるつもりが、たらたらとした長文になってしまいました😅よろしければご一読ください。

2月:初演作品「追分リフレクション」
~ アルトサックス、トランペット、ピアノのための~
長野県に伝わる民謡のひとつ、「小諸馬小唄」を引用し作曲しました🐎⛰
演奏では津金多朗さんの色鉛筆によるライブペインティングと一緒に贅沢なコラボレーションが実現!
こちらは、長野県出身のトリオ、ポミエアンサンブルによる委嘱でした。


5月:編曲作品「おぼろ月夜~homage to J.S. Bach~」~チェロのための〜
朧月夜とバッハの無伴奏組曲第1番プレリュードの二つの曲が互いに引用しあう、珍しい構成での編曲でした。そのほかマリンバver.、gutar ver.の編曲もありますので、ご興味ある方いらっしゃれば差し上げます♪😌
こちらは、長野県上田市で音楽活動をされる、寺島都志子さんからのご依頼でした。

6月:SAIダンスフェスティバルコンペティションに応募したダンス作品「or sis」のために音楽(くむにち)を作りました。そのために草笛練習したり、米がこめびつに入る音を加工したり、、あれやこれやと浮かんだアイディアをたくさん試させてもらいました🙏ここでのアイディアは、9月のノマドでの新曲にもやんわりと影響されています。くむにちは何かって、、、?それはまたの機会に💋!無茶振りアイディアにも真剣に応えてくれるやえこさんにはいつも感謝です😌

7月:youtube公開「まるまろぅ音頭」
修士(裏)作品として、爆誕した”まるまろぅ”。
コンセプトと音楽を作り、これで3作目になりますが、本気の遊んで一緒に関わってくれる友人がいることに何より感謝です。
2024年、お餅食べてまるまろぅ(を踊ろう)!!
今年も、無理ない程度に作ります💪

9月:初演作品「瞼の裡に、」~ソプラノ、テオルボと9人の奏者のための~
言葉の向こう側にみえる景色を描写した作品です。音響上の手法にも、作曲上のアイディアにもたくさんの挑戦がありました。そして、委嘱をくださったアンサンブルノマドさん、ボクスポエティカさんの素晴らしい演奏からたくさんの学びがありました🌷
初演演奏動画はこちらから

10月:企画「SOUND OF MEGIZIMA 2024」昨年度から、瀬戸内にある女木島のアートスペースを拠点としたイベントの企画に関わっていますが、特に島の自然から音楽を見出すことと、プリペアドピアノによる演奏の2つに焦点をあてています。
島に滞在することで、都会生活で鈍くなる様々な感覚を取り戻したり、人と人との繋がりに尊さに気が付ける島での時間は、本来的な「創造」を改めて見つめ直す、私にはなくてはならないものでした。

鬼ヶ島コンサートにて記念写真!

10月・12月:こども(おとな)のための作曲WS
今年から本格的に始動したやまびこラボの一員として、作曲WSに参加しました。WSの考案のためにディスカッションするなかで、何を持って私は作曲を「作曲」と呼んでいるのかを改めて考えさせられました。長野を拠点とした活動なので、2024年は同様な企画を関東でも実践してみたい。

長野県松本市県の森にて、作曲WS

12月:初演作品「組曲」・「スコア Ⅰ」~6 段の階段のための ~
2つの音楽は、木村玲奈さんが企画するダンス作品「6steps 6段の階段+振付書+演出から生まれるダンス」の演出に取り組むことで生まれました。ダンス作品の枠組みのなかで「音楽作品」を演奏したときの認知のゆらぎに興味をもち演出に携わった訳ですが、私にとって、初めての演出、そして出演、キュレーションと🔰マークを全身に貼り付けて挑みました🔥どれもこれも、協働者の中野志保さんの身体とアイディアなしには生まれなかった作品です。
ここでピックアップした塩見允枝子さんのようなイベント作品は継続してリサーチしていきたい。

協働者の志保さんと

〜2024年〜
1月20日には、J-TRADさん委嘱の新作「Kagura Paraphrase Ⅱ」の初演、そのほかに発表の機会がありますので、気を引き締めながら次にむかいたいと思います。

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↑こちらの内容はFBに投稿した記事と同じものなのですが、自分の日記のような気持ちで残しておいても良いかなと思い、記載しています。

ここからは本当の意味での日記。
今日のお昼は、長野県長野市の実家で1年ぶりに家族が集まり、花札に盛り上がっていたところ、突然の地震。震度5弱の横揺れが30秒程度で近隣に被害はないようですが、震源地に近い能登半島方面の被害の状況がわからず不安な夜となりそうです。地震に限らず、災いはいつ何処からくるのか分からないにも関わらず、信頼できる情報やそのソースを見つけ、その正誤を自ら判断することはなかなか難しいもの。そんな不安な時には、「怖かったね、」、「心配だね」とか、一見表面的にみえる言葉の掛け合いだとしても、互いから溢れ出てくる感情を認め合うだけで、心のザワザワがおさまることもあるようです。普段が一人暮らしの私にとっては、こんな時こそ同じ家に居る家族の存在の有難さに気がつきます。改めて、同じ時空間にある人との会話や繋がりを大事にしたいと思う元日なのでした。

SNSをひらけばエビデンスの所在に信頼が左右されたり、不安を煽るような言葉も平気で飛び交い、善意での振る舞いもまた見方によっては悪意にさえ見えてきます。だからこそ、今ここにある溢れ出てくる心の動きを、緩く認め合うような血の通った人同士の繋がりも、同時に守られますように。願いを込めて。
2024年1月1日長野県長野市にて。

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