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子育てから気付かされる"ゴキゲン力"

ゴキゲン。機嫌が良い人。ゴキゲンな人っていいですよね。どんな人と一緒にいたいかと考えたら私は優しいとか面白い人よりも、ゴキゲンな人がいいなあ、と思う。機嫌の悪い人にはあまり関わりたくない。

働く上でも、いつもゴキゲンな人って話しかけやすいし、話しかけられても感じが良いからこちらの気分も良くなるし、周りにも良い影響を与えてくれる。だからなるべくゴキゲンな人と関わっていたい。

でもこどもを毎日育てていると、お構いなしに感情を全力でぶつけてくる。親になれば不機嫌なこどもに対応するなんて、毎日のことだ。こどもが生まれてから、色々と考え方が柔軟になった。

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例えば嫌な人に会ったときは、「この人も誰かにとっての大事な人なんだよな…小さい頃はみんなに可愛がられて育ったんだろうし、苦しんでたら心配してくれる家族がいるんだ」と思えば、なんとなく優しい気持ちに(なったような気に)なれる。攻撃されても、攻撃し返さずとどまることができると思う。

まぁ、いちばん良いのは関わらないことだけど。

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こどもは自分の機嫌を自分でとることができない。見てて本当に面白いくらいに、ちょっとしたことでギャン泣きしたりする。絵本のページがうまくめくれなかっただけで、絶望の淵に立たされたかのように泣いたりする。渡したふりかけの絵柄が気に入らないだけでもうご飯いらない!とすねたりもする。自分の散らかしたおもちゃのお片付けがイヤすぎてなぜか「ママってほんとーにヤダ!!」と逆ギレされたりもする。

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大人になっても思うようにいかないだけでいちいち不機嫌になり当たり散らかしてたら、大変なことになる。完全に面倒くさい奴だ。だけど、たまにいる。そういう大人はいる。(満員電車とか特によく発生してる)

でも3歳児を相手にしていると、そんな態度の悪い大人にも「今はご機嫌ナナメなんだな。こどもといっしょだな。息子だったらアイスでもあげたら戻るのに」とか心の中で考えてしまう。笑 毎日修行のようにこどものイヤイヤに付き合っていると、いつのまにか対応力が少しだけ培われていた。

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ここで大事なのは、そんな相手に対して寛大にいられるのは、自分に余裕があること…。私はまだそこは絶賛修行中。こっちはなんにも悪くないのにそんなにイヤイヤされたり、全力で反抗されると、にこやかに対応したくても出来ないものだ。こっちもひとりの人間なので、イラついてしまう。

心に余裕があれば、こどもにも優しい言い方でなだめて気持ちに寄り添うことができるのに、余裕がなければブチ切れてしまう。怒×怒の地獄絵図。

子育てって本当に大変ですよね…私も今までの人生穏やかに温厚に生きてきたのに、子育てが始まってから短気な性格へ豹変してしまった(家庭限定)。今の自分、クレヨンしんちゃんの野原みさえみたいだな、と思うガミガミしたシーンも多々ある。

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いつもにこやかでいられるってすごいよなあ。ゴキゲンな人って周りにとっても自分にとってもプラスになる。私も落ち込むこと嫌なことはあってもすぐに切り替えることができるひとになりたい。機嫌の良い生活を送りたい。


おわり


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