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怒った時こそユーモア転換(身の回り編)

前回の「ユーモア転換」例のご紹介が、私の周りで楽しんでいただけたようなので、第2弾の身の回り編もご紹介してみたいと思います。

「ユーモア転換」とは
「こら~!(実際言わないですが)」と怒りの火山が噴火しそうになったときに、ユーモアあふれる言い方にして子どもと関わる方法です

出典:まくらの頭の中

1つ目の「寝かしつけ」で活躍するフレーズはこちらから。
ミッション「布団へ子どもを追い込め!」と「布団に入ってお茶飲みたい」トラップをいかに乗り越えるかについてです。


身の回りの子ども「あるある」で使う2トップ

1:洋服の脱ぎ散らかしがあちこちに →「わ〜〜!抜け殻が転がってる!」

帰宅時には靴下や上着、はたまた朝はパジャマまで、子どもが脱いでそのままになっているということありませんか? これについてモンテッソーリ教育では、子どもは規律を好む性質があるので、小さいころから丁寧に伝え続けることと、やるのが当たり前になるまで「見せて説明して、やらせてみること」が大切だとされています。

我が家の場合は、きーちゃん(長女小1)の時にすっかり私が手抜きしてしまった(=効率重視で私がやってきた)ので、こうした日常の片付けが習慣化されていません。(娘の名誉のためにいうならば、できることもあるし、抜けちゃうこともあります。)

と、まぁ、自業自得なので、ここは洋服の脱ぎ散らかしを見つけたら

わ~~!抜け殻が転がってる!

怒るのではなく、驚いてみる。茶目っ気たっぷり、公園で蝉の抜け殻を人生で初めて見つけたときのように発声します。


ひとつならまだしもいっぱいあると、特に気になる子どもの脱ぎ散らかし

そうすると、バツの悪そうな顔で娘が洗濯機に靴下をイン、上着をハンガーにかけてくれます。地道にこの秋から冬は抜け殻発見を伝えてきたおかげで、自分で洋服をハンガーにかけてくれるようになりました。

2:食卓で椅子にちゃんと座れない →「あっ!脚が暴れてます」

次は食事の時の一コマ。膝が立ったり、肘をついたりしているのを見かけることはありませんか? 「脚をちゃんとして!」「膝をつかない!」などと、ついついピシッときつい一言がでそうになります。ここもひとつユーモアで声かけを転換します。

あっ!脚が暴れてます

小さい子が椅子にちゃんと座れなのは、「ちゃんと」というのが具体的でなく、分からないからということは言われていますが、小1はさすがに足をピタッと床(この場合、子ども用椅子の足置き台)につけるべきということは分かっています。それでも脚があっちへ、こっちへ行ってしまうのですよね。

膝は直角、脚は閉じて。こうはならない(苦笑)

それは、大人が「脚を組むと骨盤がゆがむ」と知っていても、ついつい脚を組んでしまうのと同じことだと思います。長年習慣になっていたり、体が楽だったり(長年習慣になっているから楽という可能性もありますね)。考えると、まさに「脚が暴れている=体が自然にそうなっちゃう」のだと思います。

だから、何度も言っているという怒りを込めて、「膝をつかない!」と怒るより、事実をユーモアを交えて、伝えることで認識してもらいたいと思ってのユーモア転換フレーズです。

椅子に「きちんと座る」そもそものポイント2+1

なお、椅子にきちんと座る前提として、以下の2つが大切だと言われています。

①机と椅子の高さの関係や、椅子の座面と足台までの距離【環境設定】

分かるように説明する【かかわり】

やってほしくないことではなく、やってほしいこととして伝える。
「きちんと座る」など抽象的な表は分からないので「足を台にピッタリとつける」)

↑我が家で子ども2人が使っている椅子。こまめに高さを調整します(夫担当)。

追加でポイントを書くなら、
③気をそらすものがないこと【環境設定】

我が家の場合は、子ども同士(小1・3歳)が隣に座っているので、横を向く機会があり、体が動きがちだと認識しています。(これは仕方がないと思い、できる範囲にすることとし、理想を高め過ぎないことにもしています。)

これら2+1のポイントは、よく言われていることだと思います。

でも、「知っていても、できない」。こういったことって多いですよね。私はモンテッソーリペアレンツの受講で「分かる」から「できる」がずいぶんと増えたと思っています。

それは講座の内容が

  • 環境を整える大切さが実感できる(知識&マインド)

  • 具体的にどうすればいいかが分かる(情報/知識)

ものだったからだと思います。

とはいえ、環境づくりもかかわりも、私もまだまだ修行中。特に、環境設定は賃貸マンションでスペースに制限があって、中々難儀しました。そのうち、この一端もご紹介してみたいと思います。

今日のあなたが、お子さんや周りの方とユーモアを持ってかかわって、よりよい1日になりますように♪


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