清楚とは生き様~朝ノ瑠璃1stワンマンライブ謳歌爛漫-月光-~
はじめに
2024年1月7日Veats Shibuyaで開催された、朝ノ瑠璃さんによる1stワンマンライブ、『謳歌爛漫』
2公演あるうち夜公演である月光に参加してきたので、ライブで感じた事などをつらつらと書いていこうと思います。
個人的な感想や解釈を多分に含むので別の想いを抱く方も多いと思いますが、ご容赦ください。
自分はここでこんなことを感じた、など別の解釈の話を聞かせてくれると泣いて喜びます。
長くなりますが、しばしお付き合いいただけると嬉しいです。
誰か一人でも心に届きますように
ライブの前に『諸注意動画』
妹、朝ノ茜とともに撮られたライブの諸注意動画。
めちゃくちゃ笑った。
NOT清楚とかホンヒホーヘとか、あの天才忍者はワードセンスが異常。
二人の持ち味が存分に発揮されるとともに大事なことを解説してくれている。
「コール&レスポンスを間違えていても、手を振るタイミングを間違えていても、自信をなくさないで楽しむこと」
これ、本当に重要なことだと感じた。
文字通りの意味ももちろんあるが、これには実はもう一つ意味が存在する。
「コールや手を振るタイミングを間違えている人を見ても怒らず見守ってあげてね」
初めての人もライブ慣れしている人もみんなが楽しむための配慮を感じた。
他にも、『全員が』ライブを楽しむために重要なことが目白押し。
ライブのために喉の準備運動まで出来ちゃう、素晴らしい。
そして、瑠璃姉さん自身が楽しむためのコツを聞かれると…
「瑠璃ちゃんなら出来る!」
姉さん、分かってると思うけどこれは雑な返答じゃないんだよ。
あの場にいた全朝ノ衆が思ってた。
瑠璃姉さんなら絶対このライブを楽しめる。
そんなことは分かり切っていた。
全て杞憂であると。
この動画、メンバーシップ加入者は見られるので気になった方は是非加入してみましょう
introduction
開幕前にもう1本動画が。。。
美しい映像とナレーション。
実はこの冒頭動画で既に筆者は泣かされています。
今までの活動とか思い出とかが走馬灯のように脳裏をよぎってこう、ね…
開幕『刻印』
筆者はこの直近のアルバム1曲目から開幕するライブというのが大好きです。
メジャー1stアルバム百歌繚乱の1曲目でもある『刻印』、和風テイストで朝ノ瑠璃らしさを感じさせる楽曲。
このライブを自身の魂に、心に刻み込む、そんな気持ちにさせてくれる歌でめちゃくちゃテンションが上がる。
全力全開フルスロットル
続く楽曲は刻印と同じく和風テイストな『紫電一閃』、もはや瑠璃姉のライブでは定番曲となった『トモシビライズ』
どちらも自分にとっては思い入れが強い楽曲。
特にトモシビライズはコーレス部分があったりジャンプする振りがあって一緒に飛んだり、ライブ映えする曲。
これを会場で出来たのは本当に一つの夢が叶う瞬間でした。
ライブの出だしって盛り上がる曲を連続で持ってきてテンションを右肩上がりにってのが定番だと思ってた。
でもこの人はそんな生易しい事は許しちゃくれない。
1曲目で最高潮までぶち上げて、そのまま全力で最後まで走り抜ける。
そんな熱い想いと生き様を感じるセトリ。
「命の限り盛り上がれ!」
この流れについていけば大丈夫だと思わせてくれる安心感。
最高に楽しく熱い空間を一緒に過ごしてくれるという信頼感。
何が素晴らしいってこの3曲までYOUTUBEで無料公開されてる。
有料のライブの一部を無料で公開する意味。
それはこのライブがどういうものか知ってもらい、その先に誘導するための宣伝に他ならない。
最高の宣伝効果だと思った。
こんなもの見せられて、その先を我慢なんて出来るはずがない。
その冒頭無料部分はこちら
和ロックの新たな形『Kacho Fugetsu』
MCをはさみ、『電脳東京華道中』『Kacho Fugetsu』と和テイストな曲が続く。
Kacho Fugetsuは和風な曲調に英語曲というアルバムで聴いた時に脳がバグり散らかした曲です。
なんだこれ、意味わからん、でもめちゃくちゃカッコいい。
そんな感想を抱いた楽曲で再度脳をバグらせてきます。
ダンサーを入れての歌唱。
リアルとバーチャルの融合。
カッコよさと美しさの融合。
和と洋の融合。
VTuberとして長く活動を続けてきたからこそ起こせる新たな化学反応に胸が躍りました。
そしてスクリーンに映し出される日本語の詞。
最初はあれ、こんなんあったっけ?まさかここにきてにわかファンが露呈したか?と焦りましたが、このライブで初公開との事でした。
こちらの部分も動画で上がっているのでぜひご覧ください。
コメ欄に日本語歌詞もあります。
ほんとファンサがすごすぎないか、この忍者。
和風カバーアレンジ
ここからは和風カバーアレンジパート。
『chAngE』『蝶』『生きるってなんだよ』と続き、最後は『ETERNAL BLAZE』
いや、ホントもう最高すぎた。
筆者は20年前は水樹奈々さんのライブに通っていたため、これもとても思い入れの強い楽曲。
ライブでは必ず歌われる定番曲。
ペンラをオレンジにし、腕の振り方、コールの入れ方も、全部染み付いて体が覚えてる。
そんな大好きな曲を大好きな人が歌ってくれる喜びに打ち震えていました。
演劇歌唱『おかえり』
演劇パートから入り、その流れで歌に行くというストーリー性のある部分。
舞台俳優さんってすごいなって思う一幕。
筆者はステージ向かって左端の最前列で見てて、目の前のもあいさんという方の演技に惹きこまれました。
熱心に応援していたが、自身の生活が忙しくなり満足いく推し活が出来なくなってしまったファン。
それがかつての自分、今後またそうなるかもしれない自分に重なり、この時だけは瑠璃姉より彼の演技を追っていました。
その場には存在しないスマホを握り、配信を見て歌を聴き、こみ上げてくる想いに涙し、画面から一度目を背けるも、決意を込めてスマホを両手で握り締め、今度は片時も目を離さないようにじっと画面を見つめる姿。
あの配信を見たら、きっと自分も同じ反応をする、あれは紛れもない俺の姿だ。
そのリアルすぎる演技に共感し、涙を流しながら彼の演技を見つめていました。
聞くところによると、あの時間、実際に配信が行われていたとか…
そんなところまでリンクさせてるのホントすごいなって思う。
バーチャルだからこそできる事なんだなぁ
涙腺は崩壊させるためにある『ベテルギウスの夜に』
おかえりのエモい雰囲気からの流れでそのままエモエモのエモ。
元々の楽曲の良さに加わり、何だあの映像。
今までの想い出が走馬灯のようによみがえる(2回目)
完全に泣かせにきてる…
そして思惑通りに泣かされてる…
お前らこういうの好きだろ?
うん、大好き!!
そんな会話を瑠璃姉と心の中で交わしました。
もう一度、全力全開のフルスロットル
バラードからの『Outsider』と『PLATFORM』
バッチバチのロックな楽曲。
ここでも朝ノ瑠璃は全力で殴りかかってきます。
前2曲のバラードは、テンションを落ち着かせる曲じゃないんだよ。
こみ上げる想いを魂に刻み込んでロケットのように打ち出すための準備の時間。
その証拠に、ここで俺らは瑠璃姉に応えて全力で殴り合ってる。
それが最高に楽しくてライブってこれだ!って思える時間。
新曲『はじまりのファンファーレ』
ライブのサプライズといえば新曲!
コールの指導が入った後、ついに歌唱。
実はこの曲の存在は昼公演の日輪に参加した方から聞いて知っていました。
「歌詞がエモい」
「最高に上がる」
「朝ノ瑠璃最高傑作」
「聞いたら絶対好きになる」
え、そんなにハードル上げて大丈夫?
聞いてた話と違う、そこまでじゃないなとかなったりしない?
俺、めちゃくちゃ期待しちゃうよ?
結論…
大丈夫でした!!
すげー、なんだこれ、めっちゃ楽しいしホント歌詞が沁みる
早く音源化して販売してください。
待ってます。
アンコール『\セイソ!!/』
アンコール!! \セイソ!!/
アンコール!! \セイソ!!/
なんだこのコール、
意味わからん(わかる)
ばかほど笑った
朝ノ衆には天才が潜んでる
夜空を翔る流れ星『Starry Heavens』
アンコールは瑠璃姉さん最初のオリ曲『泡沫夢幻』に始まり、
カバー曲の『1/3の純情な感情』『Starry Heavens』へと続く。
そして、奇跡の時間は訪れる。
青いペンラの海に輝く黄色い星。
手裏剣を模したペンライトが流れ星に姿を変えた。
元々直撃世代だしゲームの影響もあり大好きな曲。
歌詞が瑠璃姉と朝ノ衆にもマッチしていて、このタイミングでこれを歌うのは本当にずるい。
もう涙で前がぐちゃぐちゃ。
瑠璃姉さんは、あの星々に何を祈ったんだろうか
終演『メロディア』
この曲で泣かないやつおるー?
演出神か!
動画が本当にヤバい、エグい。
以前募集されていた手を振る動画。
ここに出るのってファンの朝ノ衆のみんなだなって思ってたからホントに驚いた。
ファンのみんな、過去の共演者、スタッフさん。
今まで瑠璃姉さんが歩んできた軌跡が奇跡となって表れた。
そんな思いで見てました。
そのまま流れるようにスタッフロールへ
あぁ、終わってしまうんだな、この夢のような時間が
そんな寂しさと嬉しさがぐちゃぐちゃに混ざり合った感情で眺めていました。
もちろん視界も涙でぐちゃぐちゃでした。
生の声『VTuberはたしかにそこにいる』
マイクを通さない生の声。
彼女がたしかにそこにいる証。
時間と空間を共有した証。
それを届けてくれることのうれしさ
その後のファンとの掛け合い
瑠璃姉がいかにライブというものを、ファンというものを大事に思ってくれているかがとっても良く伝わってくる。
総評
とっても素晴らしくお手本のようなライブだった。
瑠璃姉さんのファンである朝ノ衆のみんなが楽しめる最高のライブ。
でも、それだけじゃない。
今までライブにきたことのない人や、VTuberというものをよく知らない人もみんなが楽しめるライブ。
そしてきっと瑠璃姉さん自身やともに作り上げてきたスタッフさんも楽しめるライブ。
テレビやYouTubeでの普段の配信では得られない体験がたくさんあった。
Vにはこんなことが出来るんだ、って思わせてくれる体験がたくさんあった。
自身もオタクを公言し、ライブが大好きな瑠璃姉さん。
そんな瑠璃姉さんがみんなが楽しめるようにと頭を悩ませアイディアを出し体を使い実現させたライブ。
なぜこんなことができるのか、
それは彼女が今まで歩んできた歴史に他ならない。
ファンを愛し、
共演者を愛し、
スタッフを愛し、
歩んできた6年間。
それら全てに愛されてきたからこそ実現した、
今までの活動の集大成ともいえる最高の1stワンマンライブだった。
次はこの1stワンマンを越える、最高の2ndワンマンを見せてくれるに違いない。
その日を楽しみに待っていることとする。
本当にお疲れさまでした。
素晴らしい一日をありがとう。
余談
実は筆者自身がライブ前に不安に思っていたことが一つある。
これはライブの前にXに投稿された瑠璃姉さん自身のポストである。
曲のイメージに合わせたペンライトのカラー。
ご丁寧にサブカラーまで考えてくれている。
「この忍者、正気か?」
覚えきれるわけがない。
人の記憶力を何だと思ってるんだ。
暗記は苦手だ。
ファンなら全て覚えらえるのか?
愛情を試されているのか?
様々な思いがよぎった。
なお、これらは全て、杞憂に終わることとなる。
ライブが始まり曲が流れ、頭にイメージした曲のカラー。
全て瑠璃姉さんが提示した色と一緒だった。
この恐ろしいまでの解釈一致。
当たり前だ
朝ノ瑠璃という存在の一番のファン、一番のオタクは朝ノ瑠璃自身だ。
その彼女とイメージを共有できたのはとても嬉しい。
考えずに感じたままに腕を振れば、全ては済んだのだ。
こんなところも本当に素晴らしいと思えるライブだった。
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