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留学に(持ってきて・持ってきた方が・持ってこなくて)よかったもの

Dropboxを整理していたら、6年前に2ヶ月ドイツに留学した際のメモ書き「留学に(持ってきて・持ってきた方が・持ってこなくて)よかったもの」が出てきたので、少しコメントをつけつつ、ここに供養する。

季節は冬。行き先はドイツ・マールブルク(という小さい街)。目的は研究留学。27歳女の一個人の感想です。

・コンセント変換プラグ

大概のパソコンは海外の電圧には対応しているが,プラグが使えない。前回失敗したので持ってきた。電気屋さんを探すのも一苦労だし,日本のプラグ対応のものを探すのも一苦労と思われるので,絶対に持ってくるべき。2つくらいあると便利。

コンセントの穴の形は国によって全然違います。渡航前のチェックはmust。

・有線ラン接続コード

自分のパソコンに有線ランの穴がなく,ラボの有線ランにつなげなかった。こちらの電気屋で探したが,30ユーロもしたので買うのをやめた。AmazonJapanで検索すると1000円くらいで買えてしまうので余計に買いたくなかった。国内でも出先のホテルで有線ランしかなくて困った経験があるので,帰国したら買っておこう。

今や国内では有線が無いと困るホテルはないですね。海外も当時より進んでるとは思いますが、確認しておくに越したことはないと思います。大学や会社などではセキュリティの観点で有線しか使ってないところはあるので。

・箸

こちらで箸をゲットするのは極めて難しい。私は幸いにも,国からいっぱい持ってきていた中国人に分けてもらえたが,無いとかなり不便なので持ってきたほうがよかった。食べる用以外に,菜箸用にも一膳あると便利。

間違いない。箸は大事。 

・鍋キューブ

16食分持ってきた。軽いから持ってきやすいし,煮物に投入するだけで満足いく食事ができる。とても便利。
 

・インスタント味噌汁

20食分持ってきた。飲むと心が落ち着く。アジアンマーケットに味噌やだしの素は売っていたがワカメは見当たらなかったし,わざわざ一人分の味噌汁を作る気にもならないので,持ってきてよかった。ちなみにアジアンマーケットには大抵インスタント味噌汁が(高額で)売られている。
 

・サトウのごはん

7食分持ってきた。米は手に入るが,炊飯器がないのでありがたかった。ただし,かさばるし重い。中国人は国から炊飯器を持ってきていたので,長期滞在の人は考えてもいいかも。米はそれなりに手に入るが,炊飯器はなかなか売られていない。

米はスーパーでも(かなりの小容量で)売ってるのですが、「ミルク味の米」 なんかも並んでるので要注意です。

・買い物用バッグ

たまたま持ってきていたトートバッグが重宝している。基本的に買い物袋は有料なので,自分で持っていく。一度目に買い物袋を買って使いまわす,という手もあるが,食料・飲料等比較的重いものを入れるので,布でできたトートバッグの方が丈夫だし持ちやすい。いつでも買い物できるように,リュックの中に常備。

今は日本もレジ袋は有料ですが、ドイツはもっと高く、毎回払うのは馬鹿らしいくらいの値段だった記憶があります。

・リュックサック

PCを持ち運ぶので,毎日リュックで通学していた。周りの学生・ポスドクも全員と言っていいほどリュックだった。買い物の時に,トートバッグに入りきらないものや重いものを入れられるのも良いし,数泊の旅行にも行ける。
 

・ビニール袋

前述のとおりスーパーで袋がもらえないので,ちょっとしたゴミや濡れたものを入れたりするのに困った。日本の家に腐るほどあるスーパーの袋をいくらか持ってくればよかった。

これはマジでなんぼあっても困りません。 

・爪切り,耳かき

耳かきをするのは日本人の習慣らしく,こちらで耳かきは滅多に売っていない。爪切りは持ってきたが,耳かきがなくて辛い思いをした。
 

・はさみ

買えばいいんだけど。製品の「切り口」「開け口」というものは,日本独自の細やかな気遣いだったのだと分かった。こちらでは密閉された袋が全然開かない。眉毛カットはさみが大活躍だった。

飛行機の機内には持ち込めないので、大きい荷物に入れておきましょう。 

・服について

乾燥機を使うのはお金がかかるので,部屋干ししていた。綿100%のものより化学繊維の入ったもののほうが,乾くのが早い。加えてしわにもなりにくい。意外と大事なファクター。アイロンとアイロン台を買う気がなければ,多少着心地が悪くともポリエステルがおすすめ。

アイロン持ってく人はなかなかいないでしょうしね。 

・洗濯ネット

持ってくるのを忘れた。雑貨店でもザッと見た限り見つからず,英語で説明するのもめんどくさくて,結果コインランドリーは使わずにすべての洗濯物を手洗いした。

全部手洗いで乗り切る場合は不要ですね。

・シャンプー・リンス

外国のものは変な匂いがしそうだし,髪がギシギシになりそうだし,日本からパンテーンを持ってきた(100均で手ごろなボトルを買って詰めた)。しかし,こちらのスーパー・ドラッグストアでもDove等見慣れた製品が並んでおり,ボトルを買ったり詰めたり液漏れにビビったりといったコストを考えると,持ってこなくてよかった。
 

・粉洗剤

同じく,外国製のものは匂いが気になったので日本から持ってきた。こちらのものを試していないので何とも言えない。
 

・ドライヤー(海外電圧対応)

日本の普通のドライヤーを持って行っても使えない。電圧変換機能がついたもの(日本でも海外でも使える)がAmazon(~1200円)で買えたので持って行った。こちらで買ってもいいが,日本では使えないので帰るときに捨てる羽目になる。

冒頭に書いた変換プラグもお忘れなく。 

・スリッパやクロックス

家は土足仕様なので,靴で過ごしたくない人は必須。雑貨屋さんで買えたけど,すぐに見つかるとも限らないし,飛行機でも使えるので,持って行くのがおすすめ。私は最初の一週間靴下で過ごした。

長距離の飛行機内でスリッパを持っていると、周囲から羨望の眼差しを感じます。

・本

家の中でネットが使えないと本当にやることがない。本じゃなくても何か余暇を楽しめるものを持ってくるべき。私は博士論文を書くというmissionがあったのでそれほど暇にはならなかったが,それでも多少読書をしたし,筋トレもした。

博士論文執筆の時期の留学は心からオススメしません。私の博士論文は、ドイツビールでできている。。。

・電子辞書

ネットが使えないと言葉が調べられないので,持っていけばよかった。絶対に便利。英語ですら単語が出てこなかったり,出てきても発音がイマイチだったり相手がその単語を知らなかったりして通じなかったり,ドイツ語しか喋れない人と仲良くなりたかったり,といったことが頻繁に起こる。そういうことって大抵,ネットが使えないバスの中や食堂で起こる。

ポケットWi-Fiを借りるという手もありますね。最近電子辞書はめっきり見なくなりました。

・到着の日時について

ドイツのバスは土曜日になると普段の25%ほど,日曜日は10%ほどの稼働率になる。また日曜日はスーパー等店が全く開いていないので,土曜日に到着しそのまま寝てしまうと,翌日食べ物が手に入らないまま一日過ごすことになる。月曜~木曜に到着し,翌日に最低限のものを買いそろえるのがオススメ。既に土日着の便を取ってしまったなら,非常食を持っていくのがお勧め。

死活問題です。 

・お金

思っていた以上にお金がかかった。特に,光熱費が意味分からないくらいかかった(2ヶ月で10万くらい)。足りなくなったので2回もキャッシュを利用した。エポスカードを持っていたので「海外キャッシング初めてキャンペーン」で利息ゼロだったので助かった。

光熱費、ぼったくりだったよな。。。

以上です。これから海外に滞在する方の、参考になれば幸いです。

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