3年ぶりの海外出張記〜延長戦②12-15日目〜
3年ぶりの海外出張@バンクーバーにウキウキで日記を始めたが、コロナ感染により延長戦を強いられている。早く帰りたい。
いくらでも眠れる
12日目。体調はだいぶ良くなってきたが、いくらでも眠れる。昼の12時過ぎまでグゥグゥ寝ていた。寝込んでからちょうど1週間経つ。このまま歩けなくなったらどうしよう。
リハビリは
ベッドの上で動画ばかり見て過ごす日々に危機感を覚え、何か能動的なものでリハビリしようと考えた。そこで、LINEゲーム・ディズニーツムツムをダウンロードした。それで良いのかと思ったが、他に思いつかなかった…。久しぶりだったが、何度かプレーすると指が思い出してきた。この手のゲームは、脳の快楽物質が出るように設計されていると思う。ドバドバとアドレナリンが出ているのを感じながら、溜まっていたハートを80ほど消費した。リハビリの甲斐あって、夜にはかなり元気になった。これで社会復帰できそうだ。
深夜のミーティング
仕事の打ち合わせが日本時間16時、つまりこちらの0時に予定されていた。ツムツムのおかげでだいぶ元気になったので、オンライン参加することにした。久しぶりの人との会話は楽しかったが、少し喋ると咳が止まらなくなって大変だった。先方も、コロナ患者と打ち合わせするのは新鮮な体験だったろう。。。
快晴の朝
13日目。昨晩の打ち合わせ後、3:30まで眠れなかったが、8:30にパチリと目が覚めた。スマホを見ると、人生でもう一度あるか分からないくらい良いお知らせメールが舞い込んでいた。寝ぼけ頭が覚醒し、大興奮で関係各所に報告のメールをした。カーテンを開けると外は久しぶりの快晴。これぞバンクーバーという空が広がっている。身体は軽快。心も最高の気分だったので、散歩に出ることにした。
ビキニは寒くないかしら
長袖のシャツ一枚では少し肌寒いくらいだが、日差しが暖かく、海沿いの公園には沢山の生き物が日光を浴びに出ていた。人、人に連れられた犬、人に連れられた亀(?!)、ビキニ姿のお姉さん、無数の野生のガチョウ。海辺のベンチに腰掛けてはボーッとし、また少し歩いては腰掛け、のんびり歩いた。気候も眺めも最高で、何時間でもボーッとできそうだった。
許してね、恋心よ。
途中、座礁した船の残骸らしきものがあった。Salvageしてるので触るな、と掲示されていた。サルベージって何て意味だっけ？と考えていたら、ポルノグラフィティのサウダージが脳内再生された。サウダージって何て意味だっけ？と謎がもう一つ増えた。
おしゃれカフェで胃もたれ
10000歩歩いてホテル近辺まで戻り、遅めの昼食のためにカフェへ。カプチーノとクッキーを注文した。クッキーにはホイップクリームがついていた。カロリーにカロリーを乗せるスタイル。美味しかったので全部食べたが、これが間違いだった。この後、クリーム付きクッキーが深夜2時まで胃に残り、ひたすら気持ち悪かった。どうやらコロナにより消化器官が瀕死だ。
PCRリベンジ
14日目。リベンジのPCRテストを予約していた。ネット情報によると、発症後10日経っても7割の人は陽性が出てしまう、感染力はほぼ無いというのに。だから、日本国内での療養は、療養期間終了後にPCRテストを受けさせない。しかしながら現在日本への入国には、基本的にPCRテスト陰性が必須なので、リベンジの必要があった。
ラーメンチャレンジ
バンクーバーの中心地には日本食のお店が溢れている。ラーメン屋も沢山ある。胃腸の調子は最悪なのに、ラーメン食べたいなぁという気持ちだけはずっと持っており、機をうかがっていた。昨日クッキーで胃もたれした手前、ホテル最寄りの豚骨ラーメンに行くのは不安があった。長考の末、少し歩いた先の鶏白湯ラーメンのお店に行ってみることにした。
保険をかけて、焼豚などが一切載っていない、野菜だけのラーメンを選んだ。ポタージュスープのような優しい味のラーメンが運ばれてきた。完璧だ。美味しいし、栄養もありそう。…しかし、細麺1玉を食べ切ることができず、最終的にはしょんぼりして帰ってきた。
リベンジならず
1日でも早く帰国したい一心で、8000円ほど余計に支払って即日結果が出るPCRプランを選んでいた。実際、一泊滞在が延びると40,000円ほど余計にかかるので、文字通りTime is moneyだ。それであっという間に結果が返ってきたけれど、案の定陽性だった。ガッカリ。
診断書をもらいに
15日目。日本から帰国許可をもらうため、医師の診断書をもらいに行った。1通22,000円。湯水のようにお金が出ていく。旅行保険に入っておいて、本当によかった。早速日本総領事館にメールで送るも、不備があると突き返された。ガッカリガッカリ。
ストレスの発散はお金の発散
この日は楽天のセールがたくさん重なるお得な日だった。積み重なったガッカリを、散財によって発散した。この旅の1番しんどい時期を支えてくれた、ぼる塾酒寄さんの本。TVerで見た、おひとり様用の網焼き器、アミ焼き大将。岸田奈美さんがオススメしていたふるさと納税返礼品のまるみ豚。もう何度もリピートしている淡路どりの炭火たたき。流石に2週間後には帰国できていると信じて全て2週間後の日付指定にした。いや本当に帰りたい。帰れてるといいな。。。
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