世界の汚さを超えていく

卒プロ勉強会ももう7回目。来週最後。多分俺が提出直前だから、来週までやることになっちゃった。みんなごめん。朝6時から、2時間も。

卒プロ勉強会に参加してると、色んな人の色んな一面を知れる。「えっ、生まれ日本じゃないの?」「そんな苦しいことあったの?」「いいなあその経験」とか。
もっと面白いのは、色んな人の色んな価値観が見えること。みんな、本当に話さないと分からない。そんなこと考えてたんだ〜、って。
入試形態で、AOが嫌われるとか、内部がバカにされるとか、色々あるよな。多様性を担保するためのものなのに。わかりやすい指標で、比べやすいところだけ比べて、それがその人の全てかのように良くも悪くも批判を行う。

結果だけで人を判断する人にはなりたくない。
”なんであいつがうまくいって、お前がダメなんだ。”
って思うこともある。本当に大切なのは結果を出すことだけなのかな。
その過程に、その姿勢に、その取り組みに、その勇気に、本当の価値があるんじゃないかと俺は思う。だから、ただ見た目がいいだけの人の言葉は響かない。ただ、見た目が良いだけの人のことを好きになれない。才能だけで成功する人だってたくさんいる。生まれ持った容姿で活躍している人もたくさんいる。それはそういう人たちに任せればいい。嫌いじゃない。むしろそういう人がいないと成り立たない世界。羨ましいとも思う。でも、そうじゃない人たちに心を突き動かされる。

「この世界の本当に許せないことは、本気で追いかけてきた夢も値札がついてなくちゃ見向きもされない。」

強さの意味を履き違えないようにしたい。
他の人の痛みが分からなくなるような強さなんていらない。
昨日、お客さんにすごい理不尽なキレ方をされたんだけど、部活とか諸々で怒られたり、キレられたり、文句言われたり、、、そんなことには慣れてしまっていて、全然喰らわなかった。自分でも意外だった。あの頃の経験が、いい意味で活きてしまった。
でも自分が喰らわないからといって、全員が同じ事象にぶち当たった時に、同じように思う訳では無い。多少の傷は気にならなくなった。だからこそ、他人の痛みには鈍感にならないようにしたい。
へらへらしてるように見えたあの人は、もしかしたら厳しい家庭で育って、すごく苦しい思いをしたかもしれない。いつも明るいあの人は、誰よりも責任感が強くて、本当にキャパオーバーで、すごく苦しんでるかもしれない。相手の気持ちは、分かりきれない。想像力、乏しくならないようにしなきゃね。

【もしかしたら、世界は不条理かもしれない。】

そう思うし、そう思ったから変えてきた部分もあるし。
きっと、もっと自由に生きていいと思うのはそれもあるのかもしれない。
世界が汚くて、世界が不条理だから、せめて自分の動かせる範疇では、どうにかできる部分は、幸せに、ポジティブに変えて言っていいんだと思う。
もっと好きなことやっていいし、もっと好きなこと言っていいし。覚悟があればいいんだと思う。
何を言われたって、どうなったって、最後まできっちりと自分で責任をもって、やってのける覚悟があればもっと自由に生きていいんだと思う。

「似合うものではなく、着たいものを着ればいいんだよ、ひょっとして、差別してるのは自分自身かもしれない。」

社会という目に見えない敵を作る必要は本当は無いのかもね。本当に大切な人たちを、大切にする。そばにいたい人たちのそばにいる。
でも、どんなに好きでも、ちゃんと愛してくれない人からは離れる強さも必要なんだって。それは自分を大切にすることと同じだから。「たくさんの人と繋がっていくより、自分にとってダメな人と離れてくことの方が大事なこともある。」

とかく、好きな人たちと俺は絶対に一緒にいたい。好きな人たちを大切に、幸せに、笑顔にしたい。綺麗事かもしれないけど、綺麗事だと言ってそういうことを避けるより、綺麗事でもそれにチャレンジしていく生き方をしていきたい。

どんなに頑張っても、もうかっこいい顔になんてなれない。身長も伸びない。
それならせめて生き方だけでも、かっこよくいたい。

世界が汚れているから、世界が不条理だから、自分の周りだけは幸せで溢れるように、日々反省と成長と感謝、ですね。

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