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【エッセイ】眠る前に嗅ぐ香りは、その日最後の記憶。


香りは、わたしにとって手放せないもの。

ないとなんだか心許ない気持ちになります。

眠りにつく時には特に。


いいことも悪いことも今日1日の記憶としてベッドに身を預ける

目を瞑って、視界が1日の仕事を終える

夢に潜り込んでいく前の、現実と形のない世界の狭間

その狭間に漂い自分を包み込む香りは、とても重要な意味を持つ気がするのです。


視界のない空間を漂う香りに『豊かな香りだ』と深呼吸をする。


自分自身が全身で感じる、その日1日の最後の記憶



豊かな香りは、今日1日は豊かな状態で終わったと脳に伝えてくれて、

その香りの持つ豊かな世界を 夢の中でも鮮やかに見せてくれるから。

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