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私とBIGMAMA

初めてnoteとなるものを書き始めてみたけれど、何を書いていいか分からないので、一番好きなバンドとの出会いについて書いてみようと思う。

今でこそ、1番好きなバンドと言われたらBIGMAMAと言うに違いないが、BIGMAMAを知ったのは割と最近だなあとおもう。

というのも音垢なるものを始めたのは2021年の6月のことで、バンドの曲は聴いてはいたが、コロナ禍になってから、元々好きだったLDHが北海道に来なくなってやけくそになっていた時に、バンドにドハマリして音垢を作ったという経緯がある。今振り返ってみると、その頃の日タグは今の自分を構成している音楽とはかけ離れている曲を聴いている気がする。決してそれが悪いと言いたい訳でもなんでもなくて、自分の好きになったものは大事にしたいので、それもまた過去のいい思い出かなと。

なぜこんなに長々と、音垢を始めた経緯を話しているかと言うと、初めて音垢で出来た友達のことを話したいから。ちゃんと関係あるんですよこれが。

音垢をはじめて、専門1年生(18)の私に初めて出来た友達は、5個上のお兄さんだった。どんな人かと言うと、電気ガス水道止まってる限界相席屋店員っていう絵に書いたようなダメ人間!みたいな人。でも彼には、ほんとにたくさんの音楽を教えて貰った。KEYTALKにユニゾンにSHE'S、その中にもちろんBIGMAMAもいた。私という人間は、彼が教えてくれた音楽で構成されている人間だとつくづく思う。

そんなはじめてできた友達は少々変わり者かなり変人でした。どこがって言うと、初めて遊びに行った時にカラオケに行ったときに、セトリを作ってて、音垢の人はカラオケ行くだけなのに、セトリ用意するんだーと思ったら違いました。

その時に歌ってた曲の1つが、BIGMAMAの秘密だったんだけど、「ボーカルの顔がいいから、見て!」にゴリ押しされて本人映像付きのカラオケを聴かされた。

ここが彼のすごいところだと思うんだけど、人がカラオケとかで歌ってて気になった曲を調べてみると「あーーーーなんか違った、、、、、」って幻滅するとか自分の中ではかなりある。それがなかったのもそうだし、そもそも歌上手くないとどんな曲か分からないから、聴こうと思わないとおもうので、今のところ勧めてくれた曲で刺さってない曲は無いって言い切れる気がする。

まあもちろんおすすめしてくれた曲好きになったり、ハマったら仲良くなれるかもという下心は若干あったけど。BIGMAMAとの出会いはここ。

そんなこんなでBIGMAMAは聴き始めたけど、KEYTALKが自分の中でぶっ刺さりすぎて、なかなかBIGMAMAにどハマりまでは行かなかった。

そんな彼とも今となっては仲良しだがと思っている、パッと出の女が出てきたことで、関係が拗れて連絡を取らなくなった時期もあった。彼とこの女が行ったheart heat beat tour、しばらく経ってから「あれまいかと行かなかったっけ?」って記憶を改ざんしてて、ブチ切れ散らかしたこともある。これ以上言うと、色々止まらなくなりそうなのでやめときます。

heart heat beat tourは行けなかったので、初めて行ったライブはBIGMAMA COMPLETE 。ここがきっかけでどハマりした自信はある。曲は聴いていたけど全部の曲がわかるかと言われたら、到底そんなわけもなく、その頃好きだったStrawberry FeelsとStep-out Shepherdを聴けたことに心ウッキウキにさせて帰ったことを覚えている。

その日のライブも一緒に行った彼はライブのセトリ作る他にも、プレイリストを作る作業を毎日のようにしていた。まあもちろん、言わずもがなそのプレイリストは私にも送られてくる。曲順を見ないでプレイリストを聴いて、感想を送ることをよくしてしていたけれど、この時の感情の昂りと言ったら、他に変えられるものはない気がする。予想外の並びに度肝抜かれて、頭抱えることも多かった。そんな風に、BIGMAMAの魅力を沢山教えてもらった。

BIGMAMAで1番好きなアルバムって言われると、凄く迷うけど、-11℃かな。君がまたブラウスのボタンを留めるまでも好きだけど。そして、ここで新たな勢いを見せてきたのが、新アルバムのTokyo Emotional Gakuen。このアルバム聴いた時の興奮はもうすごいもので、うまく言葉にまとめることができなかった。既存曲との組み合わせ、ライブでやって欲しい繋ぎなど願望も込めながら、何度も何度もプレイリストを組み直した。

そして始まった、SCHOOL WARS TOUR。発表会終わりの自分のご褒美に迷わずチケットを取った。これをモチベに仕事を頑張ってきたと言っても過言ではない。

発表会終わり、定時に職場を出て、すぐさま電車に飛び乗りZepp Sapporoに向かった。

ここで変わったことはひとつ、一緒にライブを見る相手がいなくなったこと。基本、彼と一緒にライブを見ていたから、他の誰かとライブに行くと、「なんか違う」と物足りなさを感じ、体が拒否反応を起こしているのか、BIGMAMAに限らず結局1人でライブに行くことが増えた。

SCHOOL WARS TOURで感じたことは、BIGMAMAの世界観が好きだということ。今回のアルバムの設定、それぞれの曲における細かい部分まで作り込まれているところに感動した。17 (untill the day I die)をライブではじめて聴いたあの時に、そんなに人生長く生きているわけではないけど、走馬灯のように学生時代の楽しかった思い出が蘇った。きっとこの曲に学生時代に出逢えた人たちはお守りになる、そんな1曲だと思う。もちろん学生時代に出逢えなくても、きっと青春の1ページを思い出せるそんな素敵な曲だ。

正直に言うなら、こんなにいい曲が多いのに、プロモーションが下手くそだなって感じることも多々あったけど。周りに、引かれるくらいBIGMAMAを勧めて、聴いてくれた友達からも「なんでこの人たち売れないの?」って言われるくらい、いい曲は揃ってると思う。もっとBIGMAMAの良さに気づいて欲しいなって純粋に感じる。

そんなこんなで今ではどっぷりBIGMAMAの沼にハマってしまい、一番好きなバンドになった。もちろんもっと早くBIGMAMAを知りたかった気持ちはあるけど、然るべきタイミングで出会えたこの縁は大切にしたいと思うし、教えてくれた彼には一生感謝し続けると思う。

留年ファイナルのセトリは想いが溢れすぎて終始泣いてた。終始泣いてたはなんか違う気もするけど、自分の中での思い出が詰まった曲が多すぎて、耐えられなかった、横にいたお姉さんごめんなさい。
そりゃ、(50)なんて歌われたら、気持ちも溢れますよね、。

思わず衝動的に、ライブが終わったあとに「今日のライブは一緒に見たかった!」って送った自分に若干の後悔はしていますが、今日だけはBIGMAMAのせいにして眠ろう。

初めてBIGMAMAを知ることになった曲"秘密"はいまだに回収できていないし、元々一緒に行く予定だったくせに、どっかの女といったHeart heat beat tourで"秘密"をやっていたのはどう考えても許せないけど、手の届かない思い出の曲に恋しながら、ライブハウスに通おうと思う。

彼がいなくなってから見るBIGMAMAのライブはもう3回目になるが、またいつか一緒にライブを見れる日が来るといいななんてゆるーく思っている。

追記:今更ながらFCに入り、金井政人の絶望のススメに課金したので、美味しい酒を飲みながら、絶望する。

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