森山しろ  

雪国ぐらしの北欧好きです❄︎ デンマークで手しごとを学んで、フィンランドを旅しました。 北欧でのできごとや、日々感じたことを綴っています。

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雪国ぐらしの北欧好きです❄︎ デンマークで手しごとを学んで、フィンランドを旅しました。 北欧でのできごとや、日々感じたことを綴っています。

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最近の記事

お人好しで好奇心旺盛

みなさんはどんな人に憧れますか? わたしはお人好しで好奇心旺盛なひとに憧れます。 そして好きなものがわかりやすくて、誕生日にはこれをあげたら喜ぶだろうなと、思い浮かべられるようなひと。 コーヒーが好きだとか、甘いものが好きだとか、赤が好きだとか。 前のわたしは、どんなプレゼントをあげたら喜ぶのかわからないと、いわれたことがあります。 そのころ、なにを好きなのか自分でもよくわかっていませんでした。 あるときからじわじわと、いいなと思うものが北欧のモノだと気づきました。

    • 三首を冷やさない

      秋雨から初雪へと変わりました。 ここの雪はあなどれません。 毎日雪かきをしなくては、歩けなくなるほどに雪がふります。 それでもやっぱり毎年初雪はたのしみです。 雪国であたたかく暮らすためには、三首を冷やさないこと。 昔から、ここをあたためるといいと言われています。 首はタートルネックやマフラー。 手首は手袋やセーター。 足首はあったかソックス。 重ね着をしたり、ウール素材の小物の出番です。 まだ雪がふらないところでも、朝晩は寒くなってきているころだと思います。 あ

      • 北欧のコト | ヘルシンキの乗り物あれこれ

        その土地に着いたらまず、目的地までどう移動するか考えなければいけません。 フィンランドの乗り物は日本の料金システムとは違うので、初めてチケットを買うときはとまどいました。 7日間ヘルシンキに滞在プランのわたしは、中心地から少しはなれたB区域にアパートを借りていました。 毎日乗り物を使うことを予想して、7日間分のデイチケットを購入。 1日ごとに買うよりも断然お得です。 バス、電車、トラムはもちろん、世界遺産のスオメンリンナ島行きのフェリーにもこのチケットで乗れます。 HSL

        • そうじをして、植物に水をあげているとひとが来る

          わたしは田舎町のゴースト商店街にあるカフェで働いています。 誰もコーヒーを飲みにこない、そんな日もしばしばあります。 店長がくるのは午後から。 11時からお昼すぎまでのあいだ、わたしはひとりでお客さんがくるのを待ちます。 お店についてすぐ、入り口の外と店内を掃除して、店長がよく水やりを忘れるカラカラの植物にお水をあげます。 このルーティンを怠ると、お客さんがぜんぜん来ません。 エスプレッソマシンに電源を入れ、お湯を沸かします。 そして、今日はお客さんが来てくれるといいな

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        • 北欧のコト
          17本

        記事

          ポストカードえらび

          わたしは美術館を観回ったあと、必ずミュージアムショップへ向かいます。 そこへいき、展示でいちばん印象に残った作品のポストカードを買うと決めています。 棚にならんでいるポストカードたち。 残り1枚のものもあります。 たくさんのポストカードがならぶ中、わたしが選ぶカードはいちばん枚数が多い。 たいてい、いつもそうです。 たしかに、有名だったり人気の絵を意図して選ぶことはありません。 だけれども、はっとさせられた絵を選んでいるはずです。 わたしの好きは少数派なのかなとすこ

          ポストカードえらび

          北欧のコト | ルイジアナ近代美術館

          デンマークの北にあるルイジアナ近代美術館[Louisiana Museum of Modern Art]は世界一と評される、ひとに話したくなる美しさの美術館です。 海のすぐそばにあり、木々や原っぱなどの自然に溶けこんでいます。 わたしがこの美術館に訪れたのは残念ながら嵐の日でしたが、たくさんの近代アートを目にすることができました。 とてもとても広いです。 日本では見たことがないほどの規模感です。 何人かのアーティストかによって構成されていて、近代アートを楽しむことができ

          北欧のコト | ルイジアナ近代美術館

          明日は明日の風がふく

          明日なにをしているかわからないし、数年後なにをしているのかなんてもっとわかりません。 少し前のわたしは変化することがとても苦手でした。 4月や新学期、人の入れ替わり、好きだったお店がなくなってしまうこと、連絡が少しずつ減っていくこと、気持ちが変わってしまうこと。 いつも置いてけぼりにされている気分でした。 おそらくそう感じていたのは、そのまた先のことを考えすぎてしまっていたからだと思います。 また新しく積みなおしていくめんどくささがあるような。 明日のことは明日のじぶ

          明日は明日の風がふく

          日日是好日

          会いたい人に会えた日も、本音を話せなかった日も、誰かに怒った日も全部一日です。 そして、その一日は24時間しかありません。 そのことをわかっているのに、気がつくと忘れてしまいます。 これを書いているわたし、今また思い出しました。 これを読んでくれたみなさんも思い出しますように。 楽しいと感じることをしましょう。 なんでも大丈夫です。

          グレーの濃淡を楽しむ

          わたしはグレー色のモノが好きです。 色に選択肢があるのなら、グレーを選びます。 お洋服なんかはトップス、ボトムスどちらもグレーなんてありですし、 なんなら、靴下までグレーにするのも素敵だと感じます。 グレーには限りなく白に近い明るいグレーもあれば、炭の色に近い暗いグレーもあると思います。 そんな濃淡を楽しむのもいい。 人間関係のグレーもいいと思います。 “グレーゾーン”ときくと、なんとなくマイナスの印象でしょうか。 けれど、グレーもいい色です。 白黒はっきりさせずにそ

          グレーの濃淡を楽しむ

          チョコミン党

          チョコミン党、まだ少数でしょうか? 好き嫌いがはっきり分かれるアイスフレーバーだと思います。 わたしは根っからのチョコミント好きです。 いちばん好きなのはファミリーマートの “ぎっしり満足チョコミント” ボリュームがあって、チョコミント欲を満たしくれます。 このアイス、ほとんどのファミリーマートに置いてあると思います。 だけども、なぜかわたしの最寄りのファミリーマートにはない。 あきらめきれなくて、何度かそこを訪れています。 何度行っても一度も見たことがありません。

          北欧のコト | まだ行ってないなら、一緒に行こうよ

          ヘルシンキ旅の終盤、フィンランドの友人からメッセージがきました。 「テンペリアウキオ教会にもう行った? まだ行ってないなら、自分も行ったことがないから一緒に行こうよ」と。 一日、ヘルシンキを案内してくれることになりました。 正午、テンペリアウキオ教会[Temppeliaukion kikko]で待ち合わせしました。 中へ入ると、天窓から光がさして、岩肌をきらめかせていました。 神秘的で静寂な雰囲気。 しばらくの間、友人と眺めていました。 フィンランド人とって、憧れの結

          北欧のコト | まだ行ってないなら、一緒に行こうよ

          おすすめドラマのはなし

          “アンメット ある脳外科医の日記”というドラマを知っていますか? 事故に遭い一日しか記憶をもつことができない脳外科医の先生が主人公のおはなしです。 その先生は毎朝これまでの日記を読むことから一日をはじめます。 そのような日々をくりかえしている先生が患者さんや同僚とかかわりながら、自分の居場所で生きるヒューマンドラマです。 久しぶりの2連休。 ここ最近、仕事を中心に生活してたような気がします。 疲れていて、なんだか人のことばがいつもよりトゲがあるように感じてしまっていました

          おすすめドラマのはなし

          北欧のコト | デンマークの冬景色

          スーッ、ハーッ、深呼吸をします。 ツーンとした冷たい空気です。 雪がとても多いかときかれると、そんなにでもありません。 雪がつもっては、雨や太陽で溶けます。 つぎに雪が降るのはいつだろうと雪が待ち遠しくなるくらいの降雪量です。 日本の雪国では、冬は日課になる雪かき。 雪かきが億劫で冬がきらいというひとも少なくありません。 デンマークの雪の量はちょうどいいです。 冬の朝、早起きをして散歩にいきました。 霜がおり、植物が凍っていて、まるでガラスで作られているようでした。

          北欧のコト | デンマークの冬景色

          漢字、ひらがな、カタカナをバランスよく使う

          わたしは松浦弥太郎さん、皆川明さんの書く文章が好きです。 ことばがつっかえることなく、スッと入ってきます。 それに丁寧にことばを紡いでいらっしゃって、それでいて硬くなく柔らかくて、ほろほろ読めます。 凛としているのにチャーミング。 どこかへ本を数冊だけ持って行けるとしたら、必ず選ぶと思います。 ずっと不思議に思っていました。 どうしてこんなにきれいで、読み返したくなる文章なのか。 そのナゾがあるとき解けました。イモトさんのおかげです。 ある動画でイモトさんが松浦弥太郎

          漢字、ひらがな、カタカナをバランスよく使う

          北欧のコト | ミッドサマーの日のフィンランド

          わたしがヘルシンキへ訪れたのは、ちょうどミッドサマーの時期でした。 フィンランドではこの時期、夜はほとんどありません。 深夜だとしても、ブルーアワーと呼ばれる、辺りが青くて薄明るい光に包まれる時間が続きます。 わたしはそんな国で、沈む太陽が見てみたくなって、日没の時間に合わせて西の海岸へと向かいました。 フィンランドのミッドサマーは日本でいう、年末年始のような雰囲気でお店はほとんどクローズしていました。街を歩いている人はほとんどいません。 郊外のサマーハウスで過ごすひと

          北欧のコト | ミッドサマーの日のフィンランド

          睡眠を大切にしているわたしの5箇条

          秋へと季節が動きはじめました。 雪国暮らしのわたしの近くは葉っぱが色づいてきていて、ときには冷たい雨が降ります。 長い夜をたのしんで、初雪を待ちます。 ①夜はじぶんのこと優先 1日の中でも、夜は意識的にわがままになると決めています。 わたしは日中、連絡はすぐ返すようにしています。 返信が遅くて困るひとはいても、返信が早く来て困るひとは少ないと思うからです。 だけど、夜はちがいます。 連絡は返したくなかったら、返さない。 逆に連絡したい人にはする。 自分優先で時間を過ごします

          睡眠を大切にしているわたしの5箇条