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「アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO」

京都市京セラ美術館で開催中の「アンディ・ウォーホル・キョウト」展に行ってきました。

アンディ・ウォーホルはもともとは商業イラストレーターとしてキャリアをスタートさせ、1960年代に入ってからはポップアートの旗手として多くの作品を発表しています。


《ハイヒール》(1950年代)

個人的にはアンディーウォーホルに対して特別な思いはないのですが、1956年に彼が京都に訪れた時にて残したスケッチやメモ書き等は興味深い物でした。後にファインアートの価値観を変えてしまうほどのアイデアが、どこからやってきたのか?その手がかりを見つけることができるのではないかという思いで見てました。


《キャンベルスープの缶》(1962年)

1962年以降の作品(キャンベルスープ缶以降)につては皆さんよくご存じかと思います。ネットで検索しても見慣れた物がたくさん出てきます。私自身、今回初めて原画を見て何か特別な物を感じたかというと、そうでもないかなというのが正直な感想です。ポップアートはメディアに載って、反復拡散して浸透していく物ではないかと感じています。特にウォーホルの作品は写真を写し取ってシルクスクリーンで転写する技法が多いので、余計にそう感じるのかもしれません。

《 花(手彩色)》10点1組 (1974年)

ただ本展は貴重な資料が盛り沢山で、おそらく今回見逃したら日本ではもう見る事は出来ないかも知れません。ウォーホルの足跡をたどる貴重な回顧展であり、ウォーホルに興味がある方は見る価値があると思います。残念なことはキャプション(説明の札)が黒地に白文字でしかも小さくて見えにくかったことでしょうか。

本展の内容は「美術手帖」のWEB版に詳しい紹介記事があるのでそちらをどうぞ…。↓↓↓ あたり前ですがこちらの方がよく分かります…。

会場:京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」
会期:2022年9月17日(土)~2023年2月12日(日)

ちょっと若いか…。