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『NEWSコール』とシャワーの音

2013年3月、私はNEWS担になった。
出会いは突然やってきたのだが、この歳になってまさかのジャニオタ…

熱しやすく冷めやすい性格の私は、一時的な気の迷いだと信じていた。いや、信じたかったのかもしれない。

独身アラフォーのジャニオタ…
そんな肩書きがつくことへの抵抗感…

イタイおばさんかもしれない…
つまらないプライドが邪魔する世間体…

しばらく恋してないからな…
トキメキにも似た熱い気持ちが止まらない…

「もしかして…これって恋?違う!絶対ダメ!沼に堕ちたくない!」

そんな心の叫びも虚しく、
日々思うことはNEWSの事。
残念なくらいNEWSに首ったけ。

ネットやテレビ、新聞、雑誌、様々なメディアの中に『NEWS』という文字を見つけては、新しい情報か?と心が躍る病気。(大抵は通常のニュースの場合が多かったが…)

身近にいる男性がメンバーと同じ苗字だったり、出身校が同じというだけで、その方たちが愛おしくみえる病気。

仕事が終わり、家路につくとテレビをつけて『美しい恋にするよ』をエンドレスリピートする病気。

リア垢のTwitterで「NEWS可愛い♡」と叫びたくなる病気。(会社の人との繋がりが多かったので、のちにNEWS垢を作成)

まったく関係ない話から、NEWSに直結した回路が構築されていく病気。

「NEWS好きなんですね?」そう問われると、頬を染め「ハイ♡」と答えてしまう病気。

「私はジャニオタじゃない!」
誤魔化す時間と心の消費も、NEWSによって充電されてしまった。

あぁ…満たされる…

そしてついに、その日がやってきた。
忘れもしない2013年3月1日。
加藤シゲアキさん2作目の小説『閃光スクランブル』発売日。

沼の淵をウロウロしていた私は、新宿紀伊国屋で開催された加藤シゲアキ写真展で、頭の先から(とても美しいフォームで)ダイブ(したつもり)。

仕事が終わり、飲みの誘いも断り、駆け足で新宿へ行く。終了時間ギリギリの紀伊国屋。イベントスペースいっぱいに飾られた加藤シゲアキのパネルに私はただただ立ち尽くした。

恍惚、進陶、そして恥ずかしさ。

どうしても見たい!
彼の足取りを辿りたい!

自分の中の衝動を抑えることができない。認めてしまった私は足枷がとれた自由の身。
まさに絵に描いたようなジャニオタ。

新宿、渋谷、池袋、銀座、、大阪へも。
彼のサインが飾られている書店を巡る。

NEWSが見たいから、早く帰る。
NEWSを漁りたいから、休日は引きこもる。
NEWSで目覚めたいから、朝早く起きてDVDを観てから出勤。
生活をNEWSで埋めたいから、スマホでテレビを撮影して、持ち歩く。

撮影現場などに足を運び、ここにいたんだなと感じるだけで嬉しかった。

こんなに素敵な男性をみんなに知ってもらいたくて、テレビの露出が増えるように祈りながら、会議の前にNEWSの報告。

布教活動も積極的に行う日々。

この熱量は、好きではない人からしたらウザいだけである。一応アラフォーなので空気を読み、なるべく身内か、親友程度に気持ちを語るのだが、それでも抑えることができない。

どう伝えれば届くのか?
NEWSへの情熱を語れる仲間が欲しくなる。

現代文化のTwitterで仲間を増やし、実際にゴハンを食べたり、カラオケに行ったり、コンサートに行ったり。

NEWSだけじゃなくても、いろんなことを話せる友人ができた。

メンバーのスキャンダルで落ち込んだ時はともに慰めあい、大きい仕事が入った時はともに喜びあう。

素晴らしきかなジャニオタ生活。
すぐに冷めると思っていたNEWS愛も今年で3年目。(比較対象として観ていくうちに、V6の沼にも落ちました。)
NEWSの成長、露出への不安は感じるものの、小さくてもいい毎日の一歩ずつを、メンバーとともに、仲間とともに歩んでいきたい。

もうすぐコンサートだ!楽しみー!!

#NEWS #ジャニオタ #ジャニーズ

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