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THE COACH Academyの初受講から、その後の2年10ヶ月の歩み


年輪に刻まれた、歩み。


このnoteは


僕がコーチングスクール THE COACH Academy にてコーチングを学び始めてから、各コースを完了し、認定資格の取得に至るまでの歩みを辿るもの。

「講座を受けて終わり」ではなく、このnoteを書いている2023年8月現在も、受講生コミュニティにて仲間を集って活動し続けている。


その経験談が、コーチングを学び、人の変容とより願いに充ちた人生を応援したい方々のお役に立てればと思い、筆をとったものである。


こんな人へ向けて書いています

・THE COACH Academyの受講を検討されている方・すでに受講中の方
・コミュニティの活用イメージを持ちたい方
・スクールを通じた自己投資の結果について、一例を知りたい方
・コーチを職業とすることを選んだ受講生の軌跡に触れたい方

コーチングを学んだ人の歩みの一例を、あなたの人生に役立てたい全ての方へ



こんな人が書いています

自身の願いに沿った人生を歩むと決めた個人を、その挑戦過程において安心と鼓舞に繋がる居場所の提供を通じ、より自身の自由な命を謳歌できるよう支えるライフコーチ。群馬県に移住した34歳。一児の父。

居場所で人を、自由にするコーチ

「この記事を読んで、THE COACHに決めました!」と声をかけて頂けることが今でもあって、とても嬉しく思っている。


コーチングを学び始めてから、今に至るまで


どんな道を歩んできたのか、略歴をご案内したい。

沿革
2020年11月 基礎コース(3期)
2020年12月 初めてコーチングセッションに対価を頂く。

2021年1月 応用Aコース(2期)
2021年1月31日 独立。コーチ開業。
2021年2月 応用Bコース(2期)
2021年4月 子どもが誕生
2021年5月-10月 プロコース(3期)
2021年11月 移住(東京→群馬)
2021年12月 ベンチャー就職(コーチは兼業として継続)

2022年1月 有償セッション100時間達成(4月〜1月の10ヶ月間)
2022年5月 anotherlife. Academy (自分ブランディングの学校)開始
2022年6月 CACP試験に落ちる
2022年7月 メンターコーチングを受け始め、セッションに明け暮れる
2022年8月 適応障害により休職(のち、退職)
2022年9月 子どもの保育預かり開始。本当の仕事WSのリトリートに参加
2022年10月 妻の育休期間終了。妻が仕事復帰。大黒柱の交代。

2023年3月 コミュニティ内で「昼活部」を発足
2023年6月 CACP取得
2023年8月 現在

コーチイベント&ライフイベントの略歴


講座で学び、講座外で実践し、自身もコーチをつけ歩んできた。

僕のこの3年間のテーマは、大まかに以下の3つに集約される。

1 子、妻と一緒に過ごせる時間を最大化し、より豊かなものにする
2 自身の得意を通じ、子どもに誇れるような仕事をする
3 これらの暮らしを、持続可能なものにする

今もその挑戦の過程だ



THE COACH Academyの講座での学び


基礎コース

僕は今まで、人の何をみてきたんだろう?

いわゆる「傾聴」「承認」「質問」といった、「コーチング」と聞いて想起されるようなスキルだけでなく、これらがちゃんと機能するための全体像を学んだ。


お相手とのパートナーシップを築くこと、その前提として「相手の可能性を相手以上に信じる」こと、より根底には自身の在り方が大きく影響すること。


「知識として」、人とのコミュニケーションに役立つ方法論を知っていたけれど、実践において「使える知恵」になるには、距離があった。


場を共にした方々と、「自転車に乗る練習」のごとく、とにかく実践に明け暮れた時間だった。


特に印象的だったのは、「どんなモードで相手に向き合っているか」。講座の中では①解釈モード、②直視モード、③感知モード、と分類されるものである。たとえ相手が同じ話をしていても、それぞれの意識の向けどころが変わると、聞こえてくる・見えてくる話が全く違ったものになるのだ。


「聴いているつもりで、聴けていない。」
「見ているつもりで、見えていない。」


この意識を教わり、実践したときの衝撃が、今でも忘れられない。



応用Aコース

全然違うじゃん、魔法じゃん!

基礎コースを終え、友人たちに協力いただき実践を重ねていたころ。

応用Aコースが始まる前に、先輩(のちのマイコーチ)のセッションを受けさせて頂く機会に恵まれた。


当時の仕事において「気が進まず手がつかないこと」をテーマにお話しさせて頂いたら、1時間後には「今すぐにやりたいこと」に変わっていた。やることの中身は何一つ変わってないのに。


セッション中に次々に浮かんでくる心象風景。自分の中で動き出すキャラクターたち。その結果気づき、向き合い方が変じていくテーマ。「ほんとに同じものを学んだのか?!」という衝撃。



その中身が、応用Aコースだった。


本コースでは大まかに「ビジョン」と「サブパーソナリティ」をテーマに扱った。人生プロセスにおける「光の部分」と呼ばれる部分。

自分のリソースに気付き、活かしながら、より充足感のあふれる人生を歩むことに繋がるアプローチ。


この講座の初日。講師によるデモンストレーションで「ビジョン」をテーマにクライアント役に手を挙げてセッションを受けた。

その日が初めましての方々に見守られながら、10分後には「コーチになりたい」と口にしていた。自分が一番驚いた。


応用コースで学ぶのは「指針」。セッションをどう組み立てていくのか、目指すところはなんなのか、その構造を学ぶ。



基礎コースを終えて実践する中で一番感じていた、「セッションのようなものはできるけれど、これでいいのかよくわからない」といった不安感に対する答えが、ここにはあった。



応用Aコースを終えた月末、僕はライフコーチとして独立開業した。



応用Bコース

なんだかよく・・・わからない・・・?

「応用Aコースの満足度が100点だとすると、応用Bコースは50点だ。」

受講直後の僕の率直な感想。


喜びと面白さに溢れていたAコースと異なり、いまいち掴みどころがなく「これになんの意味があるのかわからない・・・」と戸惑った。



でも。現在コーチとして仕事をさせて頂く中で、クライアントさんの最も大きな変化を感じさせてくれる大切な大切な関わり方が、この応用Bコースの内容だ。


本コースでは大まかに「感情とともにいる」ことを扱う。感情の底には生々しい願いがある。喜びや楽しさだけでなく、怒りや、悲しみや、無力感や、絶望するようなどうしようもない感情たちの、その根っこに。


身体感覚を用いるシーンも増える。「目を背けたくなるようなテーマ」に臨むときには、抵抗感にも出会う。それでも、場に在り続ける。浸る。そこから見えてくるものが、確かにあった。



本コースでの学びは、自分の日常生活においても最もいきている。人と一緒に暮らしている中で、トラブルや、うまくいかないことや、すれ違いが生じることは多い。そんな時に沸き起こり、吹き荒れる感情がある。


それらの感情と、(その瞬間は難しくても)付き合っていく術を得た。自分の感情とともいいて、自分の願いを知るきっかけにできるようになった。同じように、人が抱いている感情に、理解を示せる余白が増えた。



プロコース

「年間1億円稼げる男になります」

応用Bコースを終えてすぐに、子どもが生まれた。

君に出会うために、僕も妻もずっと挑戦してきたんだ。


初めての育児。出産のダメージが残る妻。

3時間おきのミルク、おっかなびっくりの沐浴、次第に上達したおむつ替え。

子どもがいる日々は目まぐるしく過ぎていった。


そして、プロコースが始まった。子どもが生まれた翌月のことだ。


プロコースはこれまでの講座と異なり、講義はほぼなく、集った仲間たちとのワークや対話の実践が中心。期間も5ヶ月間の長丁場だ。


講座がある日以外の時間にも、他のメンバーとペアをくみ「コーチをやり続ける」「クライアントをやり続ける」体験と、トライポッド(3人1組で行うセッション練習の手法)を積み重ねていった。


僕には、焦りがあった。


独立後の最初の2ヶ月は、両月とも売上が30万円以上となり、「やっていけるぞ」の感触があったのだけれど、子どもが生まれ活動量が減り、その勢いは途絶えた。


細々とした売上しか上がらず、貯金を切り崩しながらの暮らしが続いた。育児のためにまとまった眠りも取れない。


その裏返しか、プロコース中に掲げたテーマはギラついていた。「プロコースを通じて、大きく稼ぐ目標を設定すれば、数%の達成でも食っていけるはず」


セッションペアには頻度を2倍にしてもらったし、プロコースを通じて向き合っていく未完了事項には「お金を稼げるようになる」ためのリストが並んでいた。

なかなかうまくいかず、気づけば半分以上の講座が終わっていた。「何をやっているんだろう」「もう終わっちゃうのかな」と不安でたまらなかった。



そんな道中ではあったけれど、神風が吹いたような時期が訪れた。

講座のアシスタントをしていた際の受講生さんや、読書会をご一緒していた同期、数年ぶりに外部の講座で再開した方々が、継続契約をして下さった。


その月は、80万円以上の売上になった。


「まだ暮らせる。まだ生きられる。」




プロコースにおいて、最も印象深かったのはDAY9。

もうすっかり、終わり際だ。


応用Bコースで扱っていた領域、人生プロセスの影の部分。プロコースでの実践を経る中でようやく、シャドウの感覚を掴んだ。僕の応用Bコースは、ようやくここで100%になったのだと思う。



もう、ギラギラしていなかった。

「足し算する人生から、引き算する人生へ。」



僕の人生フェーズが変わった。それが、僕のプロコースだ。



継続探求コース


時は流れて2023年。

今年、新設されたこの講座。第一回目のテーマは「テーマの確認」。


2時間半の1DAY講座。

久々のTHE COACHの講座。


この会のテーマには、「学んできたことを総動員する」感覚があった。

その後のセッションがより味わい深くなる、とても重要な部分。


講座を終えた後も、コーチングの学びは続く。

資格を取っても、独立しても、目の前のクライアントさんのためにできること、拡げられることは膨大に在り続ける。


実戦の中で出会う生々しい悩みをシェアしながら、他の参加者の方々と共に学ぶ継続探求の時間は、とても豊かなものだった。


まだ見ぬ2回目以降も楽しみである。



THE COACH Academy 認定資格 CACPの取得へ向けた歩み


2023年6月、CACPを取得した。


コーチングスクールで学んだ先に、資格取得を考えていらっしゃる方も少なくないと思うので、簡単に触れておく。


100時間の有償セッション


プロコースを卒業後、有償セッションを積み重ねることで得られる受験資格。


プロコースが始まる前に独立してコーチ業を営み始めたこともあり、「無償から有償へ」のハードルは既に乗り越えていた。


生きていくために必要なお金を稼がなければならなかったから、金額を妥協することができず、独立初日は11,000円/h 、翌日には22,000円/h の価格設定をしていた。


だが、「時間数」を積み重ねる上では、このデザインが必ずしも「やりやすい」とは言えなかった。それなりの高単価。


多くの人に買って頂くにせよ、長くご愛顧頂くにせよ、試行錯誤が必要だった。


100時間を達成するために試した中で、とても印象的だったものがある。それが「居場所づくりプロジェクト」と銘打った、価格自由のセッション提供だ。


半年間、12回。


期間と回数を決めた継続セッション契約を、「つどセッションが終わった際に、あなたが金額を決めてください」という価格設定で販売した。


これに4名の方が手を挙げて下さったことが、とても大きかった。


この期間食べていく上でもずいぶん支えて頂いたし、セッション後に毎回決めてもらう金額・その理由・次回2倍にするために必要なもの、という問を積み重ねていく中で、「何が役に立てるのか」「何を求めて頂いているのか」を知り続けていくことに繋がったのだった。


通常の、定価のセッションと合わせて、10ヶ月を経て達成した。



受験動画撮影


※ 現在ではこの審査方法は既に廃止されている。


継続クライアントさんにお願いして、セッション録画をさせて頂く。自身で振り返り、評価し、審査対象部分を指定して、提出する。

これが、思いの外大変だった。


審査である以上、「ここをみてほしい」という部分を選ぶわけだけれど、30分なり60分なりのセッションから15分間を切り取るのは、とても難しかった。一番苦しんだ部分といってもいい。


2度の再提出、1度の落第。

僕はこの動画審査で受かることが、ついにできなかった。



メンターセッション

THE COACHのリード陣、パートナーコーチ陣が、セッションの評価・フィードバックをしてくれるサービスがあり、最初の試験に落ちた後から利用し始めた。


僕が「僕のコーチング力が飛躍的に高まった」と確信しているのは、このメンターセッションを受け始めてからだ。くそぅ、もっと早くから受けておけばよかった!


現行のインテグレーションコースにおいては、メンターセッションを複数回受けられる機会が講座の中に含まれているとのこと。正直めちゃめちゃ羨ましい。


出身スクールに携わっているコーチからFBをもらうのは、自分が学んだコーチングの共通言語でやり取りができる点が、ストレスフリーでとてもよかった。講座を振り返るのにも役立つ。


より詳しく知りたい方へ


CACP取得への、より詳しい挑戦過程を知りたい方はこちらのnoteもご参考に。


セッション練習

コミュニティに「練習相手募集」ができる機能があり、こちらに大変お世話になった。

期を問わず、幅広い方々と本気のセッションをさせていただいた。テーマもアプローチも膨大に体験できたし、率直なフィードバックもありがたかった。


試験のために行った、動画撮影も数十本に及んでいる。

それだけの「セッションをさせてもらえる相手」に出会うことができるのも、「ホーム」としてのTHE COACHのコミュニティのありがたさだ。



コミュニティにおける活動


コーチングセッションを行う・受ける以外にも様々な面で、コミュニティは僕にとっての居場所で在り続けている。


座談会・WS企画

僕は独立コーチとしてコーチングセッションの提供を仕事にしてきたので、その中でぶち当たる悩み事が少なくなかった。

特に、「どうすればコーチが必要な方々と出会い続けられるんだ?」という、いわゆる集客の悩みは尽きなかったし、他の受講生にとっても関心事項だった。

そこで、「クライアントさんと出会うことへの悩みをシェアして、解決策を一緒に見つけていこう!」といった趣旨のの企画を10回以上開催してきた。


「集客の座談会」と銘打って、各人の向き合っていることや悩み、うまくいった事例を紹介しあったり。

「強み発見WS」と銘打って、自身が人のお役に立てるリソースに気づくためのワークショップを創ってみたり。


コーチングを学んでいる方々と一緒に、生々しい悩みに向き合いながら、一歩一歩を積み重ねていくこの場が、とても好きだし、僕の前進に繋がってきたと実感している。


「旗を掲げれば集まってくれる方々がいる」し、「初めましてなのに、すぐに打ち解けられる」方々が集まってきてくださるのも、このコミュニティの魅力だ。


コーチたちのアドベントカレンダー


「コーチングに向き合う僕たちって、要するに人生にめちゃくちゃ本気で向き合ってる人たちだよね。そんな人たちの語る物語が、人の背中を押すことに役立つんじゃないか?」


そんな思いつきから始まった本企画。コーチたちでnoteを持ち寄り、マガジンをつくるものだ。これまでに3回開催させて頂き、ありがたいことに好評を博してきた。


この企画の出会いから、新たな取り組みやユニットが生まれたり、クライアントさんとの出会いにつながったり、自分のことを語る勇気を出した人がいたり。思い出深い企画である。


昼活部

2023年3月に立ち上げた、コミュニティ内の活動。

僕のライフスタイルが「昼間に時間が自由になる」ものとなったことから、同じ時間帯に活動できるコーチ仲間と話せる場所が欲しい、ということで発足。

この記事の執筆時点で70人以上の方々が参加して下さっている。


かつてセッションをご一緒させて頂いた方や、ここが初めましての方、一緒に企画を立ち上げて下さった方や、率先して場を開いてくださる方。

ここでの出会いと対話、活動が、僕の日々の活力を下さっているし、挑戦をするための安全な居場所となっている。


そう、こういう居場所を世界に増やしていくことが、僕のビジョンなのだ。


THE COACHのコミュニティのおかげで、そこで出会った方々との繋がりのおかげで、僕は僕のビジョンを具体的に叶えながら暮らすことができている。



コーチを仕事にしてみて


独立してコーチ一本で生計を立てていた時期と、墜落しかけて就職し、兼業コーチとして活動をし続けていた時期とがある。


今はまた専業に戻り、フリーランスとしてのチャレンジを再開したフェーズ。



専業コーチ時代

独立をした2021年1月〜ベンチャー企業に就職する2021年12月までの期間、我が家は僕のコーチング関連の稼ぎと、育休期間中の妻の手当とをあてにしながら暮らしていた。

当時は東京、世田谷区で暮らしていて、間取りは1K。

こどもが生まれたものの、ハイハイをし出す前に群馬に移住したので、手狭に感じたことはなかった。


フリーランスとしての暮らしは初めてで、一喜一憂のジェットコースターのような気持ちに出会った。


独立したての頃はハイになっていた。10人以上の方々がセッションを買って下さったし、初めての継続クライアントさんにも出会った。初月・翌月とまとまった金額の売上がたつ、幸先の良いスタート。


セッションを重ねて、その学びをラジオで語り、それに触れて下さった方々が次のお客さんになってくださり、また次の学びに繋がる。そんな好循環。


活動量を取れていた頃は、そのサイクルを回せていたものの、子どもが生まれて暮らしの中心に育児がやってきてからは、そうはいかなくなった。

売上が4万円/月しか立たない時期には、貯蓄をあてにして凌いだ。


何度もエクセルで生活費を計算するようになった。

クレカの明細、貯金の使途を一覧にし、日もくごとに集計し、何ヶ月後に資金がショートするのかをシビアに計算していた。お金の使い方が緩かったから、資金使途を巡って妻と何度も喧嘩になったりもして。


そうしてある時、「家の更新料を払ったら、ショートしそうだ」ということが見えてきた。独立以来初の、大きな危機。


生活コストを劇的に下げなければならない。

都心から郊外へ。もしくは地方へ。

子どもも大きくなってきたから、間取りも広げねばならない。



そんな背景があり、我が家家族を受け入れてくれた僕の実家、生まれ故郷である群馬へと移住することになったのだった。



暮らし続けて、いくために。



専業時代のコーチング関連売上は330万円ほどだ。

THE COACHをプロコースまで4回卒業できるくらいの投資回収はできたけれど、それでも「都内で食っていける」までには、まだまだ程遠かったのだ。




兼業コーチ時代

群馬に移住してから、僕の両親も子どもの面倒を一緒に見てくれることになった。


夫婦二人の時には「フルタイム就職は厳しいな」という背景があったけれど、この状況であれば企業に勤めることも可能かもしれない。


また、個人向けだけでなく、法人むけにコーチングサービスを開発していくことができたなら、より暮らしの安定につながるかもしれない。


そんな背景から、「コーチングを活かせそうな機会」の法人調査から始めるつもりで転職活動をしたところ、めちゃめちゃビジョンに共感する企業に出会う。


個人の居場所を作る挑戦をしてきたところから、法人の中においてもより良い居場所を創れるようになりたい。

そう思い、ジョインさせて頂いた。


コーチ業は勤務時間以外の朝夜、土日に続けていた。

前年に参加していた山口周さんのビジョン・クエストというプロジェクトだったり、THE COACHでCACP試験に挑戦する中で出会った方々だったり、そんな関わりから僕をコーチに選んでくださる方々と出会った。


フルタイムで働きながらも、この年のコーチング売上は100万円超になった。


より活躍の場・機会を広げるべく、CACP・ひいてはACCの資格取得をしようと意気込み、2022年の6月からコーチング関連の挑戦のギアを上げた。

当時は5月からセルフブランディングの学校にも通い始め、隔週での3時間の講座、自身の事業構想を具現化するためのチャレンジ、プレゼンもあった。

企業では新規事業の一人目のCSで、暗中模索をしながら価値を見出すための、答えの見当たらない活動をし続けていた。

子どもは2歳となっていた。移住後の新しい形となった家族において、対立の炎が吹き上がっていた。



「新しい挑戦」が重なり続けた先で、僕は適応障害となった。


仕事をできる状況を、失った。




休職-主夫時代


ありがたいことに、休職にあたり保険給付をいただけるようになったり、育休を終えて新しい領域へチャレンジする妻が再就職をしたりしたこともあり、我が家の暮らしは維持されている。

地方での実家暮らし。生活コストも劇的に下がった。


「休むことが仕事」になった。


生きていくために成長し続けなければならなかった、その価値観に囚われ続けていた僕は、なかなか「休む」ことができないでいたけれど、数ヶ月を経てようやく、そのやり方をつかめてきたようにおもう。


この期間においても、人との関わりはあり続けた。

THE COACHのコミュニティがあったのも大きい。ここで始めた「昼活部」のおかげで、僕と同じように「休職」となった・なりそうな方々との繋がりができた。


自分一人じゃないのだ、と思える居場所があることが、とてつもなく心強かった。


そうして幾分かの回復を果たし、再挑戦をしたCACP試験に合格した。

休息を経て、ボロボロになった僕の在り方が幾分か整ったからかもしれない。




「妻と子どもと」一緒にいられる暮らしは、まだ手元にある。

でも、未だサスティナブルではない。



食えるようになるために

コーチ開業以来、これはずっとテーマだし、今も向き合い続けていることだ。

これまでに僕をコーチに選んでくださった方々の変容・変化、その時々に喜んで頂けたこと、僕自身の人生プロセスの変化、ライフスタイルの変遷。


「人がよりよく生きられる居場所を世界に増やす」ことはいつも真ん中にありつつ、提供していくサービスは、セッションだったり、場だったり、メディアだったり、色々な形になってきている。


僕自身のリソースは、「自分の人生に真剣に向き合っていること」、「叶えたい世界観があること」。そして、語り続けてきたがゆえに、言葉が届く人たちがいて、届けていく手段があることだ。


コーチングのこと、商売のこと、人生のこと。


僕自身が当事者の一人として向き合い、行動し、学び続けていることを、同様に挑戦をし続けている他の方々に届け続けながら、価値の共創・価値の循環を生み出していった先で、食えるコーチとなれていたら嬉しい。


そうしてこのnoteを書いている今も、新しい企画と、お仕事の種を頂いた。この1年間、そしてその先に生まれてくるものを、今から楽しみにしていてほしい。僕自身も、楽しみにしている。




講座受講に関心がある方へ


夏の学習応援、ということで紹介者割引がパワーアップしているそう。

実はこれまで僕(の発信)経由でTHE COACH Academyの受講を決められた方々は10人以上いる。

「僕自身のコーチングよりもスクールの方が売れちゃうじゃん!クソゥ!」と嘆いてきたのだけれど、同じ志を持つ仲間が着々と増えていて、嬉しく思っている。

サイトより

詳細はこちらをご参照されたい。


「より詳しく話を聴いてみたい、質問してみたい!」と思われた方がいらしたら、都合が合えばお話する時間をとるので、お気軽にお声かけ頂けると嬉しい。

🔸まーの公式LINE
https://lin.ee/wjnmdyL

(過去にもTwitter経由で初めましての方々と何人かお話しさせていただき、受講を決められた方々がいるので)



終わりに


コーチングに出会って、約3年。

講座の懐かしい学びや、コミュニティでのワクワクする活動、そして僕や僕の家族と密接にひもづく、「仕事とする」こと。

そんな体験談を振り返りながら、その時々に関わってきた方々の人生の変容と、僕自身の人生の変容とを想い、膨大な旅の想い出が蘇ってきた。


「コーチとして、食べていけるようになる」


これは僕にとっても、我が家にとっても宿願であるし、もしかしたら僕と同じようにこんな旗を掲げて挑戦を続けていらっしゃる、あなたの願いでもあるかもしれない。


コーチであることは、天職だと思っている。

その価値も、確信している。


だから、今は証明し続けるフェーズなのだ。

人々が、自身の願いの声を聴き、より良い人生を送っていける、それを応援し合える相互の関係性が、居場所が、価値の循環がある社会。


そんな社会を、共に実現していける方々との出会いを、今までも、これからも、僕は心から喜んで生きていく。





ここまでお読み頂き、ありがとうございました!


どこか「仕方ない」と自分の生を諦めていた僕が、人生を取り戻したのは、自分の願いを知り、これを指針に生きることを選び、行動を重ねてくることができたからだなと実感します。

コーチングを学んだことで、僕の変容は加速しました。
労働観が変わり、人生観が変わり、生きる質感が変わった。その感動を届けたくて、コーチの仕事をしています。


そんな僕の挑戦の原点にある想いを綴ったnoteはこちら。



ご自身の価値観を整理したり、居場所を探していくための構想を、「喋りながら考えてみたい」という方向けに、頭の整理にお付き合いするサービスを提供しています。

そして、僕を現在進行形でコーチに選んで下さっているかえでさんが、「僕をおススメしたい人」について、ご自身の体験・実現した価値をもとに書いて下さった記事がこちら。

僕をコーチとして雇うイメージを持たれたい方へ。

生々しい会話のやりとりのイメージを音声で知りたい方には、こちらのラジオもおススメです。



最近、「テーマも決めずにお喋りしたい!」欲が出てきたので、公式LINEにそんな企画を流すかもしれません。

直接まーと喋ってみたいぜ、という方は、気軽にLINEで話しかけてもらえたら嬉しいです(公式LINE)。今は平日10時~14時くらいの時間に話せることが多いです。

「あなたの物語に共に出会う嬉しいその瞬間」を、今から僕も心待ちにしております。

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