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意味なんて要らない。

今日はnoteを書くか迷ったのだけれど、少しだけ。


家族が交通事故に遭った。

セッションを終え、かわるがわるにかかってきていた電話をなんだろう、と折り返すと、交通事故の話だった。病院に搬送されたから、行くことに。

救急隊員の方が、搬送中に教えてくれた内容に容体が含まれず、不安な気持ちでいっぱいだった。


病院についてから、Twitterで事故現場に関するキーワードを打ち込んだところ、写真と動画とニュース記事が載っていた。動画に映っていた車は、今朝も確かに我が家で見たものだった。

拡大してみたナンバーも、それが見間違いでないことを物語っていた。



病院につき、案内されたのは救急救命センターで。

医師からしか説明ができないとのことで、待合室に座り、待つ。長い長い待ち時間だった。

見覚えのある道、縁石から飛び出てありえない位置に正面から突き刺さっている車、横転したトラック。得られた情報、得られない情報に、不安ばかりが募った。


医師がようやくやってきて、面会できた。意識があり、数箇所の骨折はしていたものの、内臓などは大丈夫なようで、一安心した。

病院の手続き、転院の手続きなどを待ちながら話していた。澱みなく話すやりとりはいつものコミュニケーションで、更に安心した。

子どもを迎えに行く時間が近づいてきたので、向かう。

少し仮眠をとってから赴こうと家に立ち寄ったとき、LINEを確認して血の気が引いた。


「脳出血が見つかった。今から緊急手術になった。」


さっきまで普通に話してたじゃないか。

退院して病院を移る段取りを、進めていたじゃないか。

家について腰を下ろしたら、涙が溢れた。ひどい顔をしていたと思う。


子どもを早めに迎えに行き、家に戻る。

3時間の予定の手術。連絡を待つしか無かった。

「今できることを、しておこう。」

そう思い立って、子どもにご飯を食べさせ、数日分のおかずの仕込みを始めた。お風呂も沸かして、洗濯物も片付けて。いつもの日常、それをちゃんとやろう。


手術が終わって夜に会いにいけるように、ご飯を終えておこう。

明日から始まる対応がいくら増えようと乗り越えられるように、しっかりと。


一通り準備が終わり、子どもをお風呂に入れようとしていると、電話があった。破損した車はレッカーで運ばれたのだが、貴重品を回収してきて欲しい、と。

帰ってきた妹と共に行き、車の現物を見た。絶句した。

粉々に砕けちった窓、へしゃげて潰れたボンネット、剥き出しの回路と配線。車のドアを開けて、中を見る。エアバッグが飛び出ていたけれど、躯体の構造を保っていたことに少し安心をした。


他方で、僕も、子どもも、乗っていた記憶が宿る車内、ぶら下がったお守り、子どものために買われたパン、生活の名残。それとあまりにもアンバランスにうつる、車の残骸。グロテスクな光景だった。

いつぞや訪れた石巻の景色を、思い出した。


家について、手術の結果を、待つ。

お風呂に入っていても、落ち着かなかった。

「予定より早く終わりそう」と途中語られていた時の希望とは裏腹に、終了予定時刻からゆうに1時間半も過ぎていた。


手術は、無事に終わったという。連絡に、一安心したのが今。

でも、予後はまだわからない。生きていてくれてよかった。本当に良かった。


なんだか忘れたくないな、と思い、筆をとった。






ここまでお読み頂き、ありがとうございました!


どこか「仕方ない」と自分の生を諦めていた僕が、人生を取り戻したのは、自分の願いを知り、これを指針に生きることを選び、行動を重ねてくることができたからだなと実感します。


コーチングを学んだことで、僕の変容は加速しました。
労働観が変わり、人生観が変わり、生きる質感が変わった。その感動を届けたくて、コーチの仕事をしています。


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