あなたの目に映る人に、今あなたは何をしてあげられるだろう?
本noteの建て付け
このnoteは、2023/8/16に、宮本さんと対談させて頂いたラジオコンテンツを書き起こしたものです。
適宜、読みやすさを考慮し表現の加除を行なっている旨、ご容赦ください。
【ラジオのURL】
https://stand.fm/episodes/64dc3044dba693d2dbefd296
※ stand.fmアプリをダウンロードいただくと、バックグラウンド再生が可能となります。記事と合わせてお聴きになりたい方は、そちらがオススメです。
宮本さんのご紹介
企画の背景
僕のこちらのツイートに結構な反響を頂きまして、
宮本さんから投げかけて頂いたものです。
「食えるコーチ」という状況が整うには、さまざまな要素がありそうだ。
学び始めのコーチが、クライアントさんと出会っていく構造
ー コーチングを学び始めてすぐに、クライアントさんと出会うために「noteやTwitterを始めよう、発信頑張らなきゃ」というチャネル育成に目が向きがちだなと感じます。
この辺り、宮本さんが感じていらっしゃる危機感はありますか?
ー そこは「悩ましいな」と思って。ICFの資格取得をするにしても有償セッションの時間が必要。一定の品質保証に至るまでのプロセスに、有償セッションの提供が組み込まれている。
例えばコーチングスクールのコミュニティが充実していれば、コミュニティ内でセッション機会を得て量稽古を積むことができるけれど、「すでに一定コーチングに興味がある人としか経験を積めない」というところに、限界を感じます。
そもそも各人が「コーチングを学ぶきっかけとなった人たち」に価値を届けるには乖離があるな、と。
アウェイの機会をつくるには
ー ここで気になるのが、仕事の文脈やマネジメントなど、すでに自分がいる場所やポジションがたまたまそういうところにある方にとっては、機会がすごく追い風になると思う。
でも例えば主婦の方とか、全然違う業界にいる方々が、アウェイに繋がっていくための次の一手が思い浮かばないケースもありそうだなと思うのですが、その辺りはいかがでしょう?
誰が起点になっているかを問わない、パートナーシップの始まり
ー (コーチングの)意図的な協働関係が始まるのは宣言をしてからだけれど、そこに至るまでのパートナーシップは築けるはず。それもまたコーチのスキルですもんね。
※ 「中動態」について、補足的に参考記事を載せます。
ー 場に参加していくというか。
その中で目撃されていくものを並べあって、気づきを分かち合っていくようなことが、セッションの場でも起きている気がします。
相手が欲してくれた時のための準備
ー 「このひとが必要だ。もっと知りたい。」と探してもらった時に、たどり着いてもらえる場所がある状態になっていることも、大切ですね。
先に「役立つ」関係性を始める
ー 「クライアントさんに出会えないんですよね」という相談に乗っている中で、実は身近に(コーチングが役立つ)コミュニティがちゃんとある、というケースが少なくありません。ママ友とか。
そこに対し「コーチング」としか語れない状態でいきなり持っていこうとするから、「それを出したらシャッターを閉じられるんじゃないか・・・」と躊躇してしまう方々が多い気がして。
そもそも「この人の役に立つんだ」っていうところで、(クライアント関係以前に)パートナーシップを作りにいく、ということなんだろうな、と思います。
ー 僕の実体験としても、有効な方法だな、と感じます。
コーチとしての場を開いてみる
1対1の関係をつくる前に、できること
ー 恋愛文脈になぞらえても、すごくわかる気がします。
ー 「行列のできるラーメン屋さん」が売れる世界ですよね。
自ら「場をつくる」みたいなところをむしろハードルに感じていらっしゃる方が多かったりもするんですけど…。
でも、参加する側からしたら、「1対1で話しましょう!」ってDMでいきなり送られてきて「怖っ」ってなるよりも、読んだことがある本だったり、好きな映画だったりの話ができる場所があるんだ、っていうところに友達と誘い合わせて参加する、くらいの方が参加しやすさもありますね。
ー ぽんっとラーメンストリートに出店してても、並んでなかったらお客さん来ないですからね。
コーチングが届けられる価値を、確信していること
ー 宮本さんの投稿の中で、コーチ自身の「価値の確信」が重要だと感じました。
変容を目撃し続けて、「コーチングの作用には価値があるんだ」と自分が確信できるところまで積む。そこが、抜け落ちていることが多い気がして。
「クライアントさんがほしい」と言っているけれど、そもそも自分がコーチをつけたことがありません、とかね。価値をどこで確信して売ろうと思っているんだろう?と感じます。
自信の無さが、価格・発信・提案等の全部につながる要素だと思うんですよね。
「セッションをしたい」のか、「クライアントさんの変容を見届けたい」のか
ー 僕がすごく気になるのは、セッションをした相手の「その後」は気にならないのかな?ということです。
「セッションをやりっぱなし」の方々が、あまりにも多いように感じて。
セッションのその後、自分が関わった方々に何が起きたのか、気にならないのかしら?価値をどこで知るのかしら?って。
導入セッションを磨く
ー 「新しい方と出会うコスト」って一番大きいから、商売的に考えても、リピーター…出会ってくれて過去に価値を信じてくれた方々に対して、価値を高め続けていく、と言うのが本丸だと思うんです。
さっきの例で言えば、旅行先のひとときのマッサージをして「その後旅行楽しんでくださいね。さよなら。」ではなくて、「骨格矯正です。骨って元に戻ろうとする力がはたらいちゃうから、通いながら、ちょっとずつ直していこうね。腰が痛くない暮らしを手に入れよう」みたいな話。
ー 画一的な(コーチ側が設定した)ビジョンがあって、「それに惹かれる」ということだけではなくて、具体的なことはよくわからないけれど、人生を好転させたいな、というタイミングでクライアントさんが訪れたとしても、カケラは出すことができるし、方向性を見出すことはできる。
高単価のセッションを、継続してもらうために必要な体験
ー そもそもビジネスモデルが違うっていう。
「ライフコーチングで食っていく」の、限界
ー 可処分時間が在庫じゃないですか、コーチって。
だから、薄利多売だと「食っていける」から遠いんですよね。
ー 持続性がないですからね。個人のお財布を増やし続けるテーマでチャレンジしてくれていたら別だけど。
ー 「払えるな。回収できるな。」という目処が立つから、チャレンジしようって気になるんですよね。
ただ金額を上げればいい、という話ではない。
ー (高単価でも買う)コミットの問題になるのは、「重要かつ緊急」の課題を持っていらっしゃるクライアントさんですよね。
数年悩んできたことで、ここで変えなきゃ次はない…くらいのテーマ・タイミングで出会ったりした時。
ー コーチ自身が自分の人生プロセスでどういう変容を遂げてきたか、というところもすごく影響すると思うし、自分にそういう背景があるからこそ支援したい相手だ、ということも重要ですよね。
早く売れっ子コーチになりたいなら…
ー 宮本さんも、「若手リーダーのコーチ」って標榜していたから声がかかった、というお話がありますよね。
「誰のために、何をする人なのか」が周りに認知されるくらいに行動しているし、表明しているっていうこともまた、声をかけてもらう上で大事ですよね。
私はあなたの「馬車」になれましたか?
ー 目の前の人に価値を届けることに、すごく真摯に取り組んでこられたことも伝わってきています。
そこに拘ることが大事なんだろうな、と。「役に立てていたんだっけ?自分は。」と。
ー メリーゴーランドになっちゃっていたら目的地につかないですからね。
自分のリソースに気付いてきた過程
ー 「自分のリソースに気づいていった取り組み」も、価値貢献をされている中で気づいていったものが多いのでしょうか?
集客と質向上にかけている時間の使い方
ー 「コーチングの質の向上や集客といったビジネスに、どれだけ時間をかけているか」といった質問を頂きました。
それでもなかなかうまくいかないときは
ー コーチの挑戦における「自己責任論」と時間の捉え方については、どう考えられますか?
『GENERATIVE TEAM COACHING』のご紹介
プロセスワーク業界で、日本の権威でもある松村憲さんと共に、チームコーチング(1:Nの集団をどうコーチしていくのか)を学べるトレーニングプログラム。
無料説明会もやっていて、個別にご連絡を頂ければ個別にお話ししたり、説明会のアーカイブをお送りしたりもできます。
ご興味のある方はぜひ、宮本さんのTwitterアカウントにコンタクトを取っていただければ幸いです。
「いいファシリテーターになりたい」「自分のチームをよくしたい」、「家族やカップルに貢献したい」といったことにアンテナが立つ方にオススメです!
ラジオでお話ししてみて、いかがでしたか?
対談の中で紹介された「自身のリソースに出会う」参考書籍
このnoteを読んでくださったあなたへ
いかがでしたでしょうか?
すでに取り組んでいること、まだまだやりうる余地があること、考え方が拡がること、気になること、様々にお感じになることがあったかと思います。
ぜひ、ご意見・ご感想・ご質問等を頂けますと、幸いです。
本コンテンツに触れてくださったあなたが夢を叶え、あなたと関わる方々とのよりよい未来に繋がることを、願ってやみません。
追記:補足
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
どこか「仕方ない」と自分の生を諦めていた僕が、人生を取り戻したのは、自分の願いを知り、これを指針に生きることを選び、行動を重ねてくることができたからだなと実感します。
コーチングを学んだことで、僕の変容は加速しました。
労働観が変わり、人生観が変わり、生きる質感が変わった。その感動を届けたくて、コーチの仕事をしています。
そんな僕の挑戦の原点にある想いを綴ったnoteはこちら。
ご自身の価値観を整理したり、居場所を探していくための構想を、「喋りながら考えてみたい」という方向けに、頭の整理にお付き合いするサービスを提供しています。
そして、僕を現在進行形でコーチに選んで下さっているかえでさんが、「僕をおススメしたい人」について、ご自身の体験・実現した価値をもとに書いて下さった記事がこちら。
僕をコーチとして雇うイメージを持たれたい方へ。
生々しい会話のやりとりのイメージを音声で知りたい方には、こちらのラジオもおススメです。
最近、「テーマも決めずにお喋りしたい!」欲が出てきたので、公式LINEにそんな企画を流すかもしれません。
直接まーと喋ってみたいぜ、という方は、気軽にLINEで話しかけてもらえたら嬉しいです(公式LINE)。今は平日10時~14時くらいの時間に話せることが多いです。
「あなたの物語に共に出会う嬉しいその瞬間」を、今から僕も心待ちにしております。