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BCC Day 1「写真批評」土門拳

7日間 BCC(book cover challenge)のお誘いをOsamu Okamotoさんからいただきました。
好きな本の表紙を1日1冊、7日間投稿で僕の嗜好をシェアしたいと思います。「本の説明はなし、表紙だけ」というルールらしいですが、勝手に改変してその縛りはなくします。

Day1は「写真批評」土門拳

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内容はカメラ雑誌の月例コンテストの批評をまとめたものです。
土門拳さんの写真に対する熱い批評は凄まじいものがあり、今読んでも琴線に触れるモノがあります。

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土門拳氏のこの本に衝撃を受けて、11年前にアサヒカメラの月例に自分の写真がどこまで通用するかと初挑戦しました。あの時、この挑戦がなかったら、今の自分のような写真への関わり方もどうなっていたか分からないなぁ。

「夜」

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この写真が一番最初に入選した「夜」という写真です。もちろん、デジタルではなく、フィルムカメラCANON NEW F-1で撮影しており、リバーサルフィルムカメラ 富士のベルビアを使っている。デジタルではないので、撮影した写真はすぐに見直し露出の再調整など出来ず、夜の長時間露光は難易度が高かったですね。

「午後」

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その次に入選したのが、この「午後」という写真です。デパートの屋上で老人と高校生カップルの対比をテーマにしたものです。CANON EOS5を使いリアラエースで撮影しました。

結局、その年のアサヒカメラへの入選率は12ヶ月で5割となり、少しは自分の写真に自信を持てるようになりました。
そのアサヒカメラが2020年7月号より紙媒体が休刊するらしく、時代の流れとは言え、とても残念に思っています。
令和である現代はSNSで写真をUPすることで多くの方に自分の写真を見てもらますが、11年前は多くの人に見てもらうためにはアサヒカメラや日本カメラ等のコンテストに入賞するのが近道でした。

たった11年で時代は変わるものですが、写真はやはり紙媒体だと僕は思うので、僕の写真道は今後も展示や写真集(ブック)をメインストリームとしたいなぁ。

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