寄生獣を読み始める

 どうやら自分が欲しい本は電子書籍化される雰囲気が見られなかったので、貯まっていたU-NEXTのポイントで寄生獣を6巻まで買った。かなり珍しいルートだと思うのだが、寄生獣のパチンコが結構好きでよく打ってた時期があったので断片的にストーリーをかじっており、いつか読んでみたいなと思っていたので丁度良かった。

 寄生獣は描写がどうとかそういう所より、人間と感情を持たないが学習能力のあるパラサイトとのコミュニケーションが面白い。元々は合理的に生きていたパラサイト達が無差別に人間を食べるのは非効率的だと考え学んでいく。その結果パラサイト同士でいざこざが起きたりしてある意味では弱くなったともとれる進化をしている。逆に人間サイドで見れば寄生された新一の感情的な面が削られて自分という存在は何なのかという所を読者に問うようなシーンが多かった。自分なんてものは本来存在せず、遺伝子に命令されて動いているだけで体の組織が変わればその人間も変わってしまうのかと思わせるようなシーンがあったりして自分の生き方を振り返ったりしてしまった。

 結末がどうとうよりも登場人物たちがどういう理由でこの先行動していくのかという所が気になってくる漫画だ。早いところ全巻読破したい。

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