勿体ない精神

 物事を一つだけやるということが苦手なのだが、その根底には勿体無い精神が潜んでいるような気がしている。

 例えば、音ゲーで1クレ内で一つの曲のスコアを詰めるということを目標にした時に、これを伸ばすのは大変そうだということとまだやってない曲のクリアマークを更新するということを天秤にかけて達成できそうな方に舵を切りがちだ。それは1クレという代償を払って確実に成果を出せた方がいいという勿体無い精神からきているのだと思う。

 しかし、逆を考えてみればスコア更新の機会を損失してしまうのは勿体なくないのか?という見方もできる。自分にとってどちらの方が価値があるのかという価値観も作用しているのだろう。例えで出した音ゲーに関しては今までクリアマーク更新に価値を見出したプレイスタイルだったから天秤が傾きやすいという所もあったと思う。

 結局何を勿体無く思うのかというのがアップデートできてないのが問題なのだろうと感じる。いつまでも同じ価値観で在り続けるからなかなかいつも通りの展開から抜け出せない。そんな風に考える。一度これは価値があるなと思ったことから抜け出すのは難しい。睡眠よりも夜にやる趣味の方が楽しい、つまりは価値があると思ってしまうから睡眠不足になってしまう。いざ睡眠不足を解消しようと思ってもなかなかそううまくは変えられないということはよくあることだろう。

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