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大阪への旅路《パート1》

縁あって
息子と大阪に行くことになった

まあ、オーキャンってやつ

6:30発の電車に乗るので5時には
起きないと…
とは思っていたけど
なぜか3時にトイレで起きて

眠れない

何でしょうね〜
ワクワク感でしょうか

10年前に行った沖縄旅行以来の
ワクワク感でしょうか

何とかどうにか
5時の目覚まし時計を
うわっ
となって止めたので
少し眠れたみたいだ

洗濯物を干して畳んで
ゴミを出し
主人にお弁当を作り
食洗機内の食器を戻す

仏壇に水を供え
母に旅の無事の祈願をする

父に「大阪行ってくるわ」
と一応伝えると

「何で?」

「ああそうか」

少し怒った感じで返事が来た

私たちは主人に車で駅まで送られて
家を後にした


東海道新幹線に乗り込んで

ビールの蓋を開け

乾杯をする

この旅は
楽しい旅なのだ
行った事ない大阪

ふと、そーいえば
息子は修学旅行に行ってなかったのだと

思った

勝手に涙腺が緩んでじわった

この旅は
彼にとっての新しい一歩であって

私たち二人にとって
また来ることもあるであろう大阪
ではあっても

こんな新鮮な特別な
旅は二度とない旅である事に
間違いはなかった

息子の修学旅行と
自分の彼への修学旅行
でもあることからして

充実したものにしないといけないと
じわりながら

心にそっと誓った


東海道新幹線は私も過去に
何度となく乗ってはいたのだが

主人と婚前に行った
京都旅行以来なので
20数年ぶり

ちょろっと品川駅に着き


久しぶりの富士山に挨拶をした

まだ富士山は頭に雪を被った状態で
大きな存在を私たちにアピールしてきた

夏の富士山とは違う
今くらいの感じが好きだな…

静岡のお茶畑を過ぎて
浜松も静岡だと知り
飽きることなく

列車は大阪へ向かって進んでいった


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