氷砂糖おいしい

この春、末っ子が幼稚園を卒園した。

幼稚園入園の際にかんぱんを買わされた。

で、3年間、園で保管してくれていた。
何かあった時のためだろう。
ありがたいな。
買わされたことすら、忘れていた。

で、卒園にあたり、持ち帰って来た。

で、「食べた~い」と言うので開けた。

中身は味のないビスケットと氷砂糖。
そんなにおいしいものでもないけど、食べる。
ママも食べて、と言うので、氷砂糖をひとつ、口に入れた。

甘くて、おいしくて、固くて、なかなかなくならなかった。
これはいいな、と思った。

幼稚園で、かんぱんを開ける、なんて、相当の事態だと思う。
きっと、そこに子の親はいない。
子どもと、先生だけ。
大人でさえ不安な状況だろう。

そんな中で多分、一番大変なのは、子どもたちの気を紛らわすこと。
不安を忘れさせること。

この氷砂糖はきっと、口に入れている間、子どもの不安を少し忘れさせてくれる。
固くて、なかなかなくならないから、普通の飴より、長い時間、効果が続きそうだ。

本当にありがたいな。

使う機会がなかったことにも、感謝。

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