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ネイティブキャンプ カランメソッド 英語学習の特徴と初心者の向き不向き

この記事ではカランメソッドとはどういったものなのか、ネイティブキャンプのカランメソッドの特徴やメリットデメリットについて紹介していきます。最後にどういった人に向いているかをまとめてみました。

カランメソッドとは?

カランメソッドとは母国語の助けを借りず、習得したい言語のみを使用して学習していく方法とされています。
英語学習コースでは、スピーキングとリスニング力を高めることにフォーカスしています。

ネイティブキャンプの学習コース

ネイティブキャンプでは、オンラインでの様々な英語学習コースが用意されています。
ここの教材紹介にもあるように、キッズ向けや初心者から日常会話、ビジネス英会話、TOEIC対策コースなどが用意されています。
学習コースの中に、カランメソッドを利用したコースがあり、今回この記事ではカランメソッドについて紹介していきます。

ネイティブキャンプのカランメソッドとは?

ネイティブキャンプのカランメソッドでは以下の4つを原則としています。
①レッスン中は質問を受け付けない
②講師は英語しか使わない
③講師は発音・文法のミスを入念に指摘する
④口の動きを確認して、発音を矯正する

①の理由は、スピーキングの時間を無駄にしないようにするために最適化しています。
②の他、レッスン中テキストを見てはいけないようにしています。これは生徒に講師が話していること(スピーキング)に集中させるためです。
③は、覚え間違い・癖を早い段階で矯正させるために行い、
④を講師がチェックするため、カメラをオンにする必要があります。

カランメソッドのメリット

①月額制で、レッスンは無制限に受講することが可能であること。
②自分の好きな時間にレッスンを受講することができること。
③理解で留めず、練習して使うことで、翻訳なしで自信を持って回答できるようになること。
④生徒に退屈な時間を与えないこと。
⑤初心者にこそ向いていて、すぐに上達していることを感じることができること。
⑥より流暢に話せるようになること。

①、②はネイティブキャンプを利用するメリットですが、自分の好きな時に無制限にレッスンを受講できるのは、他の1ヶ月当たりに受講できるレッスンの回数に制限があるオンライン英会話に比べてお得と言えます。

③では、レッスンの中で扱う単語をどのように使うか、講師による質問を行い、生徒にはフルセンテンスでの回答をさせるようにすることで生徒が自信をつくようになると言えます。

④では、生徒にレッスン中テキストを見ることや講師に質問をすることを禁止させることで、レッスンの効率化をはかり、スピーキングによりフォーカスできるようになっています。
フリートークのような英会話では、生徒次第では黙っていることが多くなることがありますが、カランメソッドを取り入れたレッスンでは生徒側が黙っていることはありません。

⑤の場合、スピーキングをすることが初めての場合、初心者にとっては良い練習の場であると言え、またそのレッスンの内容を理解していれば、上達は早いと言えます。

⑥は、講師が話した内容を聞いた後に続けてスピーキングを行うことで、滑らかに話す練習になり、そこで発音(pronunciation)やアクセント(accent)もチェックしてもらえるためです。

カランメソッドのデメリット

メリットの裏を返せば、それがデメリットにもなると言えます。

メリット①と②の裏を返すと、レッスンの受講をサボりがちになってしまう可能性があると言えます。もちろんせっかく定額でお金を払っているのだから、たくさん受講しないと損と考える人もいることでしょうが、仕事や家事等で忙しい人は、今日は疲れているから明日にしようというように、継続的な受講から遠ざかっていくことでしょう。
そのため、計画的にスケジュールを立てて受講できる人や決まった時間を確保できる人でない場合、デメリットになる可能性があります。

メリット③の裏を返すと、そのレッスン内で使用している単語の意味を理解していなければ、レッスンの意味がなくなってしまいます。
もちろん文脈から単語の意味を推測することも可能ですが、もしわからない単語が1センテンスの中に複数ある場合、そのセンテンスの意味を理解することは不可能と言えます。
そのため、レッスンを受講する前に最低限の予習をする必要があります。これは人によってデメリットと感じる人もいれば、当然必要と感じる人もいるでしょう。

メリット④の裏を返すと、フリートークが好きな人やレッスンの中で質問したり、じっくり学習したい人にとっては逆にストレスになってしまう可能性があると言えます。

メリット⑤の裏を返すと、③をもっと突き詰めることになります。
赤ちゃんが言語を習得する過程で、数回聞いただけで、話せるようにはならないのと同じように
本当にレベル0の初心者が数回レッスンを受けただけで、英語が喋れるようになる訳がありません。

例えば、前置詞の使い方がわからないのであれば、名詞の前に置くなど調べておく必要があり、動詞や名詞等の単語の意味がわからないのであれば、意味を事前に辞書で確認しておく必要があります。そのため、たとえ効率的な学習方法と言えど、努力は必要であり近道はありません。

メリット⑥に対するデメリットは特にないが、③や⑤のようにレッスン外での練習は上達に必要でしょう。

ネイティブキャンプでは1:1のオンラインレッスンであるが、そのデメリットとしては競争相手がいないことです。
これが留学先の学校のグループクラスの場合、テストや模試などで他の生徒と競うこともあり、またもし予習復習をせずに授業に参加して、講師の質問に答えられなければ、他の生徒の前で恥をかくのは自分自身です。

まとめ こんな方には向いているかも

・計画を立ててレッスンに参加する時間を確保できる人。
・レッスン参加前と後での予習と復習をできる人。(割りと当たり前)
・フリートークよりもレッスン内容(スピーキング)に集中して勉強したい人。
・話す(スピーキング)のが苦手な人やスピーキングが初級レベルの人。
・綺麗に正しく発音できるようになりたい人。

上記のように、計画立ててスピーキング力を伸ばしたい、また流暢に話せるようになりたい人におすすめです。
また初心者の方については、特に単語や英文法の基礎を理解してレッスンを受けることで効率的に上達が望めます。

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