MakeoverMonday 2023-03
Tableau修行目的で取り組んでいる、MakeoverMondayにて学んだこと・苦労したことの備忘録です。
MakeoverMondayの概要や参加方法などについては、「Makeover Monday 参加方法ガイド」にて分かりやすく解説されています。
今回のテーマ :
Interstate and Cross-Border 2022 Migration Patterns
データソースは、アメリカの引越業者「Atlas Van Lines」のホームページで公開している、アメリカ・カナダの州毎の転出・転入割合です。
インバウンド・アウトバウンドのトップ10や、「(2022年は)アイオワ州、インディアナ州、イリノイ州などの最も物価の高い州から人々が離れている」等といった解説がされています。
分析のポイント
お題元ホームページでの表現は以下の通りで、「2022年にインバウンド(来る割合)55%なら青、アウトバウンド(出る割合)55%以上なら赤」で州が色分けされています(インバウンドとアウトバウンドの州毎合計は100%)。また、州をクリックすると、当該州の過去十年間の情報が小窓に表示されます。
「合計100%なら、インバウンドとアウトバウンドの差を見せたほうが分かりやすそう」「差の多い・少ないが地図上で見えたほうがよい」と思われるため、その方向で画面を作成する方向としました。
出来たViz
完成形が以下のVizです。
Tableauのアメリカ・カナダ周辺地図は北側が広すぎて見にくいため、以前使った「アメリカの州を簡易表現」 の応用でカナダの州を追加し、それぞれの州のインバウンド-アウトバウンドの数値を棒グラフで表現しました。
また、各州をクリックした際に表示する過去10年の情報も、同様に差の数値で表現しました。
Viz作成の経緯
今回のポイントは「カナダを含めた地図簡易表現」と「州毎の棒グラフ」となります。
「アメリカの州の簡易表現」の実現方法概要は 以前記載した通り で
「『六角形』の画像を マイ Tableau リポジトリ の『形状』フォルダに格納」
「州毎の行・列の値を記載したExcelを既存データとリレーションシップ」
なのですが、今回は「州毎の行・列の値を記載したExcel」にカナダの諸州を追加しています。(カナダの地理に疎く、各州をどの辺に置くかの試行錯誤が今回一番大変だった作業です、、、)
「州毎の棒グラフ」については、二重軸で「ガントチャート」を利用し、各州のインバウンド-アウトバウンドの絶対値*2.5を「サイズ」に設定しました。「*2.5」は棒の長さの全体バランスを整えるための数値です。
そのうえで、アウトバウンドが多ければ赤色+ラベル「-」表記、インバウンドが多ければ青色+ラベル「+」表記として、「差の多い・少ないが地図上で見える」よう工夫しました。
備忘録
・学んだ技術
ガントチャートの利用パターンが1つ増えた
→ 地図など座標系の表現と相性がいい模様。
カナダの地理をはじめて学びました、、、
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