MakeoverMonday 2023-04
Tableau修行目的で取り組んでいる、MakeoverMondayにて学んだこと・苦労したことの備忘録です。
MakeoverMondayの概要や参加方法などについては、「Makeover Monday 参加方法ガイド」にて分かりやすく解説されています。
今回のテーマ :
National Highway Traffic Safety Administration Automobile Recalls
データソースは、自動車や運転者の安全を監視する米国運輸省の部局「NHTSA(National Highway Traffic Safety Administration)」が公開しているリコール情報です。メーカー名、リコール部位、日付、影響台数などの条件を指定して、リコール情報を検索することができます。
分析のポイント
お題元の検索画面の最初に出てくるのは、まさかの円グラフ。しかも、円グラフで表示されるのは「上位12種類」の情報だけの様子でした。
円グラフをクリックしたり、右側の抽出条件を指定することでリコール情報を検索する作りとなっています。例えばメーカー名を指定して絞り込むには、上位12種類に入っていれば円グラフ、それ以外であれば右側の「Manufacturer」欄にメーカ名をキーボード入力することとなります。
特に気になったのは、
「『あるメーカーでリコールが出ているか』を簡易に検索できない」こと
(上位12種類でなければ、右側メニューで二千件以上のリストから探すかキーボードによる入力が必要)。
そこで、「機能を『メーカー名による検索』に絞り、マウス操作のみでリコール情報を容易に検索可能にする」ことを目指すこととしました。
出来たViz
完成形が以下のVizです。
メーカー名をマウスのみで絞り込むために、操作手順は
①「メーカー名の頭一文字」を選択
②「メーカー名」を選択
③当該メーカーの「年月毎リコール件数」で見たい年月の数値を選択
④「リコール情報一覧」で詳細を参照したい行を選択
という方法としました。
また、詳細情報のエリアをクリックすることで、NHTSAの当該リコール情報ページを表示する仕組みとしました。(URLアクションを使用)
Viz作成の経緯
「メーカー名の一文字目で絞り込む」仕組みについて紹介します。
まず、メーカー名の一文字目を持つ「Manifacturer First Char」という計算フィールドを下記内容で作成します。
一文字目の大・小文字の扱いを統一するために、upperで囲んでいます。
// Manifacturer First Char
upper (
left([Manufacturer],1)
)
作成した「Manifacturer First Char」と元の「Manifacturer」を両方ともフィルターシェフルに入れた後、「Manifacturer First Char」を右クリックして「コンテキストの追加」を指定します。(フィールドが灰色に変わります)
その後でフィルター「Manufacturer」を右クリックして「フィルターの表示」を指定します。画面右側に表示される「Manufacture」フィルター設定エリア右上の下向き▼で表示されるメニューから「コンテキスト内のすべての値」を指定します。
この設定により、「Manufacturer First Char」で指定した頭一文字に該当するメーカー名だけが「Manufacturer」のリストに表示される様になります。
備忘録
・学んだ技術
項目を先頭1文字で絞り込む方法(マウス操作のみで)