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出産に匹敵するくらい壮絶だった胃カメラの話

こんにちは、けいみゅです。

突然ですが皆さま
胃カメラを受けたことありますか?

私は先月初めて受けたんですよ…
胃カメラを。

それはそれは壮絶な体験で
昨日のことのように覚えています。

出産の苦しさが
胃カメラで上書きされたような感覚です。


11月に加入している健康保険から
無料でピロリ菌の検査ができる案内がきたので
軽い気持ちで受けたところ
予想外にも陽性でした。

無料のピロリ菌検査は便中検査だったので、
病院に検査結果を持って診察に。

ピロリ菌が陽性の場合、
保険を使って除菌治療をできるようなんですが、
保険を適用するには胃カメラを受ける必要があると言われました。

「胃カメラですか…」
なんせ初めての胃カメラだったので
緊張する気持ちもありましたが、
ピロリ菌を放っておくことはできないので
受けることにしました。

先生より
「眠気のある麻酔を使うこともできますがどうしますか?」
と言われましたが、
初めての胃カメラがどんなものか
1度経験しておこうと思い
お断りしました。

わたしはちょいちょい自分が痛みにどれくらい強いか
試そうとするところがあるのです。

はい、これが地獄の始まりでした。

1週間後、胃カメラを受けに再度病院を訪れて、
優しい看護士さんが、
鼻へ麻酔の準備をしてくれました。

鼻への麻酔はどろっとしていて
喉まで流れてくるので
気持ち悪かったですが、
なんとか耐えました。

そのあと鼻に胃カメラが入りやすくなるよう、
鼻の通りをよくする液体も投入されました。

そしていよいよ胃カメラ挿入。

右の鼻へ…GO!

…左の鼻へGO!

入らない!!

まさかの鼻の奥が狭くて胃カメラが入らないと言うのです。

「このまま鼻に無理やり入れると血が出ちゃうので
口から入れましょう」

「え!!!!!」

以前に友人から口からの胃カメラは
地獄絵図だと聞いたことがあって、
戸惑いました。

わたしがおどおどしてる間に
看護士さんは手際良く、
口へスプレーで麻酔をしてくれて

あれよあれよと口へ挿入することになりました。
喉へ、
喉へ、
入った!

「!?!?!?!?!?!?!?!」
パニーーーーーーーーック!!!!!

喉へ入った瞬間から
呼吸の仕方が分からないんです。

口から唾液が垂れ流し状態。
喉の奥には異物が入っているため
えづきが止まらない。

まさに地獄絵図でした。
パニックそのもの。

看護士さんが
「鼻から吸って口から吐いてー、
そうそう上手ー」
と優しくなだめてくれたのが
せめてもの救いでした。

「早く終わってくれ、頼む」
と願っている間に
胃カメラはわたしの口から抜かれました。

最後に先生に
「頑張りましたね」と言われ、
「ありがとうございました」
と試合直後のボクサーのようなやり切った感じで挨拶をして
終了しました。

看護士さんに
「麻酔したら大分楽に検査できるから
次回は麻酔した方が良いわよー」
と言われ、
本当に麻酔するべきでしたよね
と思いました。

鼻の通りを良くする処置をしていたので、
無駄に通りが良くなった鼻をスンスンしながら帰宅。

自宅でこの一部始終を夫に話すと
「えー、結構鼻の穴でかいのにな、
なんで入らなかったんだろうな」

と言われ、

そこじゃないんだよ!!
と一喝しました。


後日検査結果を聞きに行くと
やはり陽性。

除菌治療をすることにしました。
除菌する薬を1週間飲んで
1ヶ月後に検査をして
陰性であれば除菌成功。

その検査が明後日です。
胃カメラではないので、
そんなに構えてはないですが、

わたしのピロリちゃん
消えてますようにと願っています。

これだけは言わせてください。
胃カメラは絶対に麻酔してください。



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