バンクーバーでお家を探した話🏠
2023年の4月にワーホリビザでバンクーバーに引っ越してきました。
海外旅行が大好きなので旅行慣れはしていたけど海外に住むのは初めて。
当然お家探しも日本以外では初めて。
カナダの(というか日本以外の?)お家の探し方は、日本のスタイルとはあまりにも違っていて驚くことばかりでした。
なので忘れないうちに、衝撃を受けたこと、こちらでの常識、私が注意してたポイントをnoteにまとめてみました。
日本と違うこと
東京より高い
カナダに来る前は8年間東京に住んで、5回引越しをしました(笑)
一人暮らし用のおうちは調べてきた方ですが、体感2倍以上します。
都内と同じ条件で住めるなんてあり得ないので、そんな希望は最初から捨ててください😇
というかそもそも
シェアハウスが普通
一人暮らしの用のお家は都内の2倍どころじゃないです。
プライベートルーム付きのシェアハウスは、一部屋およそ1ヶ月$1000台。
時々$1000より安く出ている場合は、何の部屋が貸しに出されているのか注意してみる必要があります。
プライベートルームといっても色々あり、
「デン」(日本でいう書斎)だったり、
「リビングルーム」(名前の通り共用スペース)に仕切りを作って部屋としている場合もあります。
一般的に人が寝なさそうなところも部屋として多く貸しに出ています。
それだけバンクーバーは家賃が高いということです。
ですが根気よく探せば稀に掘り出し物件に出会える可能性も十分にあります❕
個人間取引交渉が一般的
日本の場合、オーナーと借主の間に必ず仲介会社が入りますよね。カナダはそれが無くて個人間での取引や交渉が一般的です。
(もしかして世界的にみたらそれが普通なのかもしれないけど)
自分でサイトなどからその家を掲載している人に対してコンタクトをとります。
(オーナーの場合もあるし、ルームメイトを探している人の場合もあるし、出て行く人が次の人をオーナーに代わって探している場合もある)
私はこの感覚に全然慣れなくて、ずっと不思議な気持ちで連絡を取ったり内見したりしてました。
もちろん街には不動産屋さんもありますが、一等地のめちゃくちゃいいお部屋を借りる場合や購入でない限り、個人間が普通なようです。
家賃支払いは、etransfer、現金、小切手
当然支払いも個人間で取り決めをします。方法は貸主と相談ですが主に上記3つがメインだそうです。
1番安心なのは小切手(cheque)ですが今はあまり聞かなくなっているようです。(まだ体感してないけどカナダは小切手文化らしい)
入居前にデポジットを払う
初期費用はデポジットのみの場合がほとんどで、家賃の半分です。(鍵を新たに作るための費用がかかる物件もあるようです)
デポジットは敷金のようなもので、普通は退去時に問題がなければ返してもらえます。
日本でいう礼金はありません。
家探しに使ったサイト
JPカナダ
カナダに住んでる日本人のためのサイト。
ここに載ってた物件は1件しか内見してませんが、親日の大家さんで、今住んでいる住人も日本人とのこと。
日本人に優しい貸主が多いと思います。
結果的に私はこの家に長く住むことになりました。
お家探し以外にもいろんな情報が載っています。
Craigslist
カナダでお家探すのにメジャーなサイト。
同時に詐欺も多いらしいので気をつけなくてはならないですが、条件を絞って検索できるし、日本にいても利用できるので、調べやすかったです。
Facebook market place
名前の通りfacebook内のサービス。
個人的にはこれが1番便利だと思いました。
理由は、物件数がめちゃ多い&ホストのプロフィールも載っていて身元がわかるからです。
Craigslistに比べると安心できました。とはいえ個人間のやり取りなので十分注意しなきゃですが。
ただ、日本ではまだ解禁されてないサービスなのでそもそも閲覧できません😭
またおそらくですが、カナダに入国してからじゃ無いとホストにメッセージを送信することができません。
しかも私の場合、カナダに移住したことをFacebookが認識してくれるまでに時間がかかったのか入国してからもしばらく使えませんでした。
ありとあらゆる手段を試してもダメだったのに1週間くらいしたら突然利用できるようになりました。
最初からこのサービスはあまり当てにしない方がいいですが、開けるようになったら調べるべきです。
結果的に私は、長く住む予定のお家に引っ越すまで、マケプレで見つけた物件に仮住まいしていました。
詐欺の見抜き方
個人間のやり取りなので当然詐欺には気をつけなければなりません。
王道手口が決まっているようで
内見(オンラインor対面かかわらず)させてくれないのにお金(デポジット)を要求してくる場合は絶対詐欺です。
そういう人はこちらがお金を振り込んだ瞬間に連絡が取れなくなるそうです。
他にも手口があるのかもしれませんが、幸い私は詐欺には遭わなかったので、実際に遭ってしまった方のまとめをみて気をつけるのが良いと思います。
サイト・内見で確認すべきこと
いっぱいあります!!!!!!
大体以下で網羅できてるはず。
・日当たり
特に雨が多いバンクーバーにおいて日当たりはとっても大事です
・共有スペースの使われ方
ルームメイトの性格がでます
・水回りの使い方
ハウスルールが存在するのか聞いておいた方がいいです。この辺に特にルームメイトの性格でます
・夜の周辺の治安
安全は大事なので一度歩いてみるべき
・どこを使ってもいいのか
自分の部屋以外に共有スペースはどこまでどんな用途に使っても良いのか確認しておいた方が良いでしょう
・洗濯のルール
常識的な時間に回すのは当たり前ですが、週に1回までと決まっている場合もあるそうです
・セントラルヒーター
日本でいう暖房のようなもの。とりあえずこれが備わってれば家中があったかいです
・Wi-Fi水道光熱費
水道光熱費は、ハイドロやユーティリティという言葉で表されています。自分で契約しなくてはならないのか、込みなのか確認すべきです。全て込みなことが多いです。
・家具の有無
・テイクオーバー有無
前に住んでいた人の家具を買い取って、そのまま使用することをテイクオーバーと言います。家具付き物件の場合はテイクオーバーなのか、そうではないのか確認すべきです。
・デポジットの返却基準
何もなければ返してもらえるのが普通ですが、確認しておかないと後でトラブルになりかねません
・デポジット以外の初期費用かかるのか
家の鍵代、何かしらの費用が他に発生するのか先に聞いておくべきです
・貸主はオーナーなのか
オーナーなのか、部屋を借りてルームメイトを探している人なのか確認した方がいいです。
契約時でいいと思いますが、
オーナーの場合は、何かしらの証明書をちゃんと見せてもらいましょう。きちんとした人なら嫌な顔せず喜んで見せてくれます。(私の場合は税金の書類を見せてくれたし写真も撮らせてくれました)
オーナーではない場合は、オーナーと一度連絡を取って住む了承を得た方がいいと言われたことがあります。そうでないと自分は貸主にお金を払っていても、もし貸主がオーナーに家賃を支払ってなかった場合に、急に鍵を変えられて部屋に入れなくなるトラブルが起きるかもしれないからだそうです。
・家賃支払い方法
・タバコルール
・友達は呼んでもいいのか
・貸主の雰囲気
話してみた時のフィーリングは大事です
・契約更新頻度
ミニマムで何ヶ月住まなきゃなのか、更新は1ヶ月毎なのか、退去する場合はいつまでに出るべきか
・貸主自身のこと
貸してもらうために自分のこと(名前、連絡先、仕事、所得、貯金、生活時間帯など)はある程度伝えると思いますが、貸主のことも(仕事、生活時間帯、連絡先など)聞いたほうがいいです。ルームメイトになるかもしれない人なのに、最低限の名前しか知らないのってなんだか違和感ありませんか、、💦
気をつけるべきエリア
・ヘイスティング通り(E Hasting St)
・ガスタウン(Gas Town)
・チャイナタウン(China Town)
・メイン通り(Main St)
上記4つは、治安があまりよろしくないので避けるのが無難です。
治安がよろしくないというのは、浮浪者や葉っぱ中毒な方が多いので、住むには適していないという意味です。
近寄らない方がいいのは割とピンポイントで、例えばチャイナタウンの場合は入り口だそうです。(入ったことないけど)
すぐ近くにはCostcoやアジア系スーパーもあるし栄えてます。
位置関係は以下です。全部固まってます。
地図の左に位置している「イェールタウン」というのは高級住宅街です。麻布十番や代官山みがあって犬とベビーカーがたくさん散歩していて長閑です。
内見で実際に会った不思議な貸主さんたち
・アジア系のおばちゃん
「週に3回ご飯を作ってあげる!」と言ってくれた貸主さんがいました。
彼女はヴィーガンということでどんなものを食べてるのか見せてもらったら、
ご飯と少量の野菜と豆腐をタッパーに詰めてストックしていて・・・。
「これに醤油を垂らしてレンチンして食べるのだ!」と。
内心ちょっとこれは厳しいと思っていたところに追い討ちが。
私がなるはやで住める家を探していると伝えたら
(まだ前の人が住んでいたため入居までに20日くらい待たなければいけなかった)
「キッチンの横のフードコンテナが空いているから、もし入居するならそれまでここに布団用意してあげる!今のホステルいくら?じゃあ1泊30$でいいよ!」と言われ・・・。
いい人そうではあったけど、水回りも汚かったし、
一緒に住むのはしんどいと思って丁重にお断りしました💦
・中東系のお兄さん
すぐに入居できる状態のお家だったし綺麗だったので、ここにしばらく仮住まいしようとしてました。
内見した次の日に銀行など諸々手続きをしに行く予定で、
「まだ送金手段が確保できてない状況だから、とりあえず明日まで待ってくれ」と伝えたとこと、
「デポジットは後からでいいから明日送金手段を確保したら、先に家賃を払ってくれ」という不思議なオーダーをしてきました。
(普通は逆だし、そもそも送金手段がないから、金額の大小じゃないのに。)
次の日、あちこち手続きしに回ったりしている中、
「いつになりそうだ」と連絡がきましたが、
そもそも自分の口座情報と紐づいたメアドすら教えてもらってない・・・。
(メアドと口座が紐づいているので、メアドを聞けば送金できるのが普通らしい)
こちらはまだ銀行開設中だし、海外送金したことないからやり方を調べてると伝えているのに、「15:40までに必ず送れ!他に借りたいと言っている人がいる!」と。(あまりにもピンポイントな時間だったからよく覚えてる)
なんだか不親切な人だなあと思っていたら
そこからなんと3分ごとに追いメールしてきましたwwwwwww
もうさすがに無理だと思ったので、
「うまく送金ができないから、私は借りるのを諦めます・・・」
とメールしてすぐさま受信拒否🥵
ちなみにそれ以降もしばらくサイトに掲載されていました🤪
とりあえず内見してみて、なんか違うと思ったら辞めた方がいいです
入居までの流れ
私の場合は以下の手順でした。
サイトで気になる物件を見つけたら貸主に内見したい旨連絡をする
実際に内見をする
内見した後に気になったことや質問が出てきたら早めに聞く。入居したい思ったら早めに伝える
いつから住みたいか、大体どれくらい住みたいかもあわせて伝える
デポジット払った人優先な場合もあるので、すぐ支払えるようにしておいた方が良い。デポジットを支払う
もし必要だと言われたら残高証明書などの書類も用意する。契約書交わす
交わさないことも多いみたいですが、私はブリティッシュコロンビア州が公式的にネットに載せているフォーマットで、契約を交わしました。引越しする
何日の何時に引越してきても良いか確認して、荷物を持って引っ越しをする。
これからカナダに来る人へ
仮住まいのお家を決めてから来るべきです。
「ホステル」に住むよりもよっぽど経費削減できるし、
到着した時から一応住所があるというのは非常に便利です。
1、2ヶ月くらい仮住まいのお家に住みつつ、長く住めそうなお家を実際に内見に行くのが1番賢いです!
仮住まいのお家はClaigslistで探して、内見はFaceTimeでして、決めるのが無難だと思います。(一人だとAirbnbはかなり高い)
バンクーバーはここ10年で信じられない勢いで家賃が高騰している上に、需要と共有バランスが釣り合ってないらしく、空き部屋がとても少ないです🥵
なので仮住まいのお家を決めずに来て、いつまでもホステルorホテル暮らしなんてことになってはもったいないです。(私のことです)
皆さんはお家探し難民になって、無駄にお金を使わないで済むことを願います
Thank you
おもしろかったらサポートしていただけるとうれしいです♥サポートは次回の海外旅行の旅費にさせていただき、その時の様子をまたnoteにアップしていきます!