不在者投票の実施方法
みなさん こんにちは CuboRexの寺嶋です。今回は参院選2022において不在者投票を行った手続き内容について共有する。今回この記事を執筆しようと思った背景として意外と不在者投票の仕組みが複雑だなと思うことがあり、今後投票したいけど不在者投票をする必要がある方々にとってどういった方法で行えばいいのか参考になってほしいと思った次第である。
不在者投票が必要な状況
ほとんどの方は選挙で投票日当日の投票または期日前投票を実施されるかと思う。ただ実はもう一つの方法として不在者投票という指定された投票場所になんらかの理由で選挙期間中に行けない場合に投票する方法がある。
こういった選挙期間中に投票にいけない主な理由として、住民票所在地と現住所が異なることが大きな要因になることが多く、仕事での長期出向の他、地元外の大学に出た学生や新社会人などにこのような状況は多く見受けられる。
今回私が不在者投票をすることにした経緯としても住民票が都内の葛飾区にあり、6月20日以降、静岡県浜松市に在住しており、期日前投票ふくめ投票が難しいことと不在者投票というものをやってみたいと考えたためである。
不在者投票の実施ステップ
実際に不在者投票を行うためのステップについて記載する。ちなみに投票全体のフローを下記にまとめたので参考にしてみてほしい。ちなみに不在者投票はかなり時間がかかり場所によっては最大手続きに10日ほどかかることをみこす必要がある。なので余裕をもって手続きにのぞんでほしい。
①投票用紙の入手
まずは投票用紙が手に入らないことに始まらない。住民票所在地(以降 所在地 と記載)のある自宅のポストに告示日以降に投票用紙が入っているはずなのでポストを確認して投票用紙が入った封筒を入手してほしい。または自分で所在地にある投票用紙の入手が難しい場合は親族や友人に現自宅に投票用紙を郵送してもらうことでも対応が可能である。
そしてそれも難しい場合は下記のURLのように各市町村で不在者投票用の申請書類を公開しているのでそちらから申請書を入手してほしい。
②必要事項の記入と該当選挙区への送付
無事投票用紙または申請書を入手することができたら必要事項の記載を投票用紙の③の指示に従って行う。
記載が終わったら投票用紙の左下に記載された住所あてに送付をする。今回は追跡を可能にするためにレターパックを使ったが必ずしもレターパックである必要はない。
一応追跡内容も掲載しておく。
③投票証明書の受け取り、内容物の確認
②の手続きをすることで現住所にむけて不在者投票用の資料が送付されてくる。
こちらも配送履歴を記載
そして中身にあった書類を確認すると画像のような書類が入っていた。
中身としては不在者投票の案内、不在者投票についての証明書、立候補者に関する情報資料等が入っている。こちらの資料をみて投票先についての情報をしっておく。
④在住地域における選挙管理委員会所在地を確認
上記の書類を受け取ったら、在住地域の担当選挙管理委員会を探す。特に郵送されてきた書類の中に「あなたはどこどこにある選挙管理委員会にいって投票しなさい」などの指示はないので自分で探す必要がある。基本的には最寄りの市区町村役場が担当なのでそこで不在者投票が可能。
今回浜松市での投票ということで下記URLに記載の中区の市役所で投票することがわかった。
⑤在住地域における選挙管理委員会で投票
役所内に下図のような不在者投票窓口があるので担当窓口に声をかけると手続きについて説明してくれる。そこで説明どおり手続きを進めていけば不在者投票を完了することができる。
最後に
いかがだっただろうか。今回の記事によって住民票所在地にいない人でも投票できることを少しでも理解してもらえると幸いである。
ただやってみてわかったこととして正直不在者投票はやるべき手続きが当日投票や期日前投票に比べ圧倒的に多く、また日数もかかるのでこのあたりの手続きについてはまだまだ改善の余地はあるように感じる。
最後に本記事では詳しいことは述べないが私自身は有権者として0才児から投票できる仕組みを持たせたいと強く願っている。もしそういったことに共感を持って頂ける方がいればコメント頂けるとありがたい。参考となる記事として下記の記事があげられる。