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【 0 】愚者／THE FOOL. ◇対応サイン：水瓶座 ◇対応惑星：天王星 「愚者」のカードは、タロットカードの22枚の大アルカナの中で最初に位置するカードです。 このカードには「0」のナンバーが振られていますが、この「0（ゼロ）」という数には、「絶対値を持たない、勘定できない、無、何もない」という意味合いがあります。 カードの絵柄を見てみると、小さな手荷物一つだけの身軽な旅支度をした青年が、あと一歩踏み出せば転落してしまうかもしれないような崖っぷちで天を仰ぎ見てい
【 Ⅰ 】魔術師／THE MAGICIAN. ◇対応サイン：双子座 ◇対応惑星：水星 「魔術師」のカードには、「1」の番号が振られています。 一つ前のカードである「愚者」のカードの「0＝無」の状態から、「1＝有」の状態へと場面は移り変わります。 どのような状況においても言えることですが、「無から有を産み出す」時というのは、膨大な精神力と実際にそれを作り出す技術や力というものが必要になります。 何かを生み出したいという願いや思いだけがあっても、それを形にすることができる
【 Ⅱ 】女教皇／THE HIGH PRIESTESS. ◇対応サイン：蟹座 ◇対応惑星：月 「女教皇」のカードに描かれている女性は、女神「イシス（エジプト）」とも、「ソフィア（ギリシャ）」とも言われています。 どちらの女神も、大いなる「智慧」や「叡智」の象徴であり、宇宙的な意識や見えない世界、無意識、人間には容易に感知できない事柄への関与や理解を象徴しています。 カードに描かれている女性を見ると、まっすぐにじっと前を見据えており、その厳粛な佇まいにある種の荘厳さが感じ
【 Ⅲ 】女帝／THE EMPRESS. ◇対応サイン：牡牛座 ◇対応惑星：金星 「女帝」のカードに描かれている女性は、豊かな大自然を背景に、柔らかな素材のソファーにゆったりとした姿で腰をかけています。 一つ前のカードの「女教皇」で描かれていた女性は、堅い 石造りの神殿の中で厳しい表情で佇んでいましたが、この「女帝」のカードの女性は、それとは対照的に描かれています。 一見すると全く正反対に描かれている「女教皇」と「女帝」の二人の女性ですが、実はこの二人の女性は同一人物
【 Ⅳ 】皇帝／THE EMPEROR. ◇対応サイン：牡羊座 ◇対応惑星：火星 赤い色彩に彩られたこのカードの主人公は、「皇帝」「王様」「父親」「社長」「プロデューサー」…等々、様々な言葉で表現することが可能ですが、共通しているイメージとしては、「権力を持っている人物」や「責任者」であるということです。 国が建つ場合でも、会社が起こる場合でもそうですが、まずはそれを起こす人物の力強い想いや熱意、理想があり、それらがあって初めて物事は成しえます。 カードに描かれている男
【 Ⅴ 】法王／THE HIEROPHANT.◇対応サイン：牡牛座 ◇対応惑星：金星 「THE HIEROPHANT.」と名付けられているこのカードですが、「HIEROPHANT」とは、階級を意味する「hierarchy（ヒエラルキー）」からきており、古代エジプトやギリシャにおける秘教儀式を司る最高司祭のことを意味しています。 また、カードによっては、「HIEROPHANT」ではなく「POPE」と名付けられているものもありますが、「POPE」というのはローマ教皇のことで、
【 Ⅵ 】恋人たち／THE LOVERS. ◇対応サイン：双子座 ◇対応惑星：水星 「恋人たち」のカードには「6」のナンバーが振られています。 「6」の数字は「3＋3」で表されますが、この「3」という数字は「女帝」のカードでも触れたように、「調和」や「和合」といったものを象徴する数字です。 「六芒星（ヘキサグラム）」の図形を考えてみると分かるのですが、上へ向かう形の三角形「△」と、下へ向かう形の三角形「▽」が一つに重なり合う形となります。
【 Ⅶ 】戦車／THE CHARIOT. ◇対応サイン：蟹座 ◇対応惑星：月 「戦車」のカードには「7」の数字が振られていますが、分解すると「4＋3」となり、「4＝現実」「3＝調和や理想」を表し、「自分の理想を追い求めて現実の中で実行に移していく」ということを象徴しています。 カードには戦車に乗った若者が描かれていますが、この若者は、「皇帝」のカードに出てくる皇帝の息子であるとも言われています。 父親が築き上げてきただろう城や街並みに背を向けて、自分が理想とする世界を
【 Ⅷ 】力／STRENGTH. ◇対応サイン：獅子座 ◇対応惑星：太陽 「力」のカードには、一人の女性が獰猛なライオンを、まるでペットの犬でもかわいがるかのように手なずけている場面が描かれています。 一見するとこの不可能にも思える状態を、女性はどのようにして成し得たのでしょうか。 この女性の頭の上には、「∞」のマーク（レミニスカート）が描かれています。どこかで見かけたマークなのですが、これは「魔術師」のカードにおいて、魔術師の頭上にも同じく描かれているものです。 と
【 Ⅸ 】隠者／THE HERMIT. ◇対応サイン：乙女座 ◇対応惑星：水星 暗闇の中で、一人の人物がランプを掲げて佇んでいます。 目を閉じて、うつむき加減に何かを深く考えているようにも、また何も考えずに瞑想しているようにも見えます。 簡素なローブをまとい、フードを深くかぶったその姿からは、この人物の本当の姿は分からないのですが、老人であるとも、また女性であるとの説もあります。
【 Ⅹ 】運命の輪／WHEEL of FORTUNE. ◇対応サイン：射手座 ◇対応惑星：木星 一つ前の「隠者」のカードでは、それまでに得た経験や学びを通して、一つの到達地点ともいえる悟りの境地に達しましたが、「運命の輪」のカードでは、再び新たな運命の輪が回り始めます。 「運命の輪」のカードは、一つの周期の移り変わり、物事の終わりと始まり、時の流れ、人生の好転・暗転など、あらゆる変化を象徴するカードです。 このカードに振られている「10」という数字は、「完成」や「到達点
【 ⅩⅠ 】正義／JUSTICE. ◇対応サイン：天秤座 ◇対応惑星：金星 天に向かって真っ直ぐに突き立てた剣と、天秤を持った人物が描かれている「正義」のカードは、思考と決断の象徴です。 物事の正当性や公正さ、均衡、バランスなどを冷静に見極めて判断するのがこのカードの意味するところです。 カードの絵柄を見てみると、どこかで見たことがあるような構図です。 2本の柱が立っている神殿のような場所に人物が描かれていますが、「女教皇」「法王」のカードにこれとよく似た印象の絵柄
【 ⅩⅡ 】吊るされた男／THE HANGED MAN. ◇対応サイン：魚座 ◇対応惑星：海王星 「吊るされた男」のカードでは、木に男性が逆さ吊りにされていますが、不思議とその表情は苦しそうではありません。 頭には後光まで差し込んでいます。 彼はある時、自分が宇宙の大いなる使命のために存在しているのだということに気づき、その大きな目的のために自ら進んで我が身を捧げる覚悟をしました。 それでも初めの頃は、苦しくてもがいてばかりいました。 しかし、もがけばもがくほど、木
【 ⅩⅢ 】死神／DEATH. ◇対応サイン：蠍座 ◇対応惑星：冥王星 馬に乗った死神が闊歩する姿が描かれている「死神」のカードは、「死」という観念を擬人化したカードです。 私達は一つの人生を終えると肉体を脱ぎ捨て、魂がまた新たな肉体に入ることで、全く別の新たな人生へと再生します。 「人間、死ぬ時にはお金は持っていけないのだから・・・」などといったことをよく言いますが、私たちは死ぬ時には肉体やお金も含め、この世の物理的なものは一切持っていくことはできません。
