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19.11.3 並む踊りたち@香川 高松 SPEAK LOW

これはメモ帳に残ってた帰り道の感想をちょっと肉付けしてまとめたものです。先日崎山蒼志くんの「並む踊りたち」香川公演に遊びに行ってきました。理由は単純明快、夏にいったフェスで「うわー良!!!!!!ライブある!?いく!!!!!!」です。ライブ行く理由なんてそんなもんです。良いし良い音楽を浴びに行きたくなるのです。妖怪はそういう生き物。

なお記憶力クソ雑魚なので細かいところが誤ってそうなのと語彙力が死んでいるのでよいでしかほぼほぼ話してないです。(あと見てた場所が後ろの後ろであんまり見えなかったので様子ほぼわからなかったごめんね、ギターを弾く手がめちゃくちゃ見たかった)それとこの辺の文体から分かるようにオタクなので文字がアレな感想です。おまけに割と長いです(個人の感想)許せる方だけ見てね。

スピークロウ、静かな住宅街に静かに佇む空間ですてきでした。とはいえ近くにうどんバカ一代というめちゃめちゃに有名なうどん屋さんがありまして、それなりに人はいるところだったり。釜バターうどん最高にうまいです。(今回食べ損ねた)(めちゃめちゃ並んでる)
チケットの整理番号順に呼ばれて、入り口を進むと右側に水が流れる涼やかな通路を通って建物の中に入りました。この通路で物販もしてたけどちょっと狭かったかな・・・入場時も退場時も混雑で出たい人・物販に並びたい人がごちゃまぜになって通行止めになってました、譲り合いの精神大事。
中はこじんまりとしていて、周りの人もいってたけど距離近に感じられてよかったです。
前の方は座り席があって座って聴けてたみたい。トイレめちゃくちゃ混んでて(ひとつしかない)外出て戻ったらもちろん座れるどころか人いっぱいであんまり見れなくなっちゃって残念。生理現象には抗えない🤔
入ってすぐにあるドリンクカウンターがバーぽくて良、あと嬉しかったのがコップ提供のドリンクと一緒にペットボトルのドリンクも各種用意してくださってたこと。ぼく知ってるのはペットボトルはだいたい水提供のみだったのでこれ嬉しいな〜と思いました。嬉しい連呼。
そしてそして、ドリンクの引き換えを70歳(と伺ったはず)のおばーちゃんがテキパキと承っていたんだけども、このおばーちゃんがとってもフレンドリーなお方でとても楽しかったです。
崎山くんのことを「いやー今の若い人ってすごいのね」ってしきりに言ってたのにニコニコしてしまいました、おばーちゃんもすごい。人がいっぱいで背の小さい人に対して後ろが少し高くなってるからそこ登ったらいいわよ〜とか、立ちっぱなしはしんどいからカウンターもたれなさいね〜とかって、とにかくお客さんに気を使って居やすいように誘導したりしてそれでもって楽しそうだからまた来たいなぁって思いました。
でも、終わり際に今年いっぱいの営業だとMCでも触れられててこんな良いところが・・・と少し寂しくなりました。仕方ないとはいえすごーく雰囲気の良いところでしたスピークロウ。

スピークロウ自体の感想で満足してしまった、ダメだぞ〜〜!!!

開演ちょっと越えてフロアの電気が消えて出囃子が「夢模様、体になって」の冒頭。
ステージ横に扉があったのでそこから来るのかと思いきや、まさかのバーの中を通って登場、バー近くにいた人たちみんなびっくり。(ぼくはほぼ後ろだったんでまともに見れないと思ってたからここでちゃんと拝見できたよかった)
ステージに立った崎山くん「静岡県からきました崎山蒼志です」と声ちっさめでたどたどしく自己紹介。MC慣れてない感があるのとても良(お客さんの空気が和らぐね)
1曲目は「踊り」。アルバム引っさげてのツアーなので納得の1曲目。「ねぇ」の歌い方が好きです、絞り出すようなそれでいて問いかけるような声。国のやつも好き。
2曲目「塔と海」。「マンホールの下には桜があって」の歌詞の部分めちゃくちゃ好きなのです。なにかのインタビューで情景が浮かぶ歌詞を書きたい的なことを言ってたのを見かけたけどもここの情景は曲聴くたびざあっと出てくるし毎回それがきれいなんだよなぁ。
「神経」「五月雨」とデビューあたりの曲が続いて、五月雨はイントロが流れると周りもおおっとか声が上がってやっぱりあの初期の衝撃は強いなぁと思いました。ちょっと早かった気がする。五月雨RTA。でも素晴らしき日々の途中のしっとりさも忘れていないよ。

ちょっと順番忘れちゃったんだけど(セトリはついった〜で掲載していた方のを拝借しました、ありがとうございます勝手にすみません)ここのあたりでカバー曲タイム。
香川でのカバー曲はクリープハイプの「手と手」でした。あのクリープハイプ展の宣伝でカバーしてたあれです。泣きそうになりました、ぼくこの曲好きやねん・・・!
つべに動画があるので気になる方も知ってる方もぜひ、川辺でギター一本で夕暮れ時に弾き語ってるとかもうね、よいぞ。(よいぞ)そもそも生歌で聞けると思ってなくて、夏に聞いたWoman”Wの悲劇より”が結構印象強くてまた聴けるかなって思ってたらこう来たのでうわ〜〜最の高!!ってなりました。

「並む踊りからやります」でなにかなと思ったら「柔らかな心地」でナイスデーイ!!ぼくはこの曲でわりと落ちたので嬉しかったです。
「時計でもない」曲調がしっとりしているので柔らかな心地からするっと入れた感、「レモンかじって朝を迎えた 君は笑っていた」の歌詞、どう生きてたらそんな情景が浮かぶんですか教えてくれ・・・(大混乱)
「国」から「剥がれゆく季節に」ぼくは初めて聴きましたがライブではよくやってる曲だそう。(ライブ2回目の顔)ポッピッピッとメトノロームのようなリズム音に合わせて弾き語ってた曲なんですが、あの、歌詞、覚えてない(記憶力クソ雑魚)んだけどサビめちゃくちゃ好きです。季節は離れて行くものでしょう、何回見送れるでしょうみたいな部分、好き、良。なんでこれ音源化してないなんで(繰り返し聴きたいオタク)なんでついでになんでheavenも音源化してない😭待ってる。あと話しかけるような歌詞の歌い方めちゃくちゃ良いね。
「夏至」からまたまた、「並む踊りからやります」の流れで「潜水」「感丘」「むげん・」の連続配信先行曲。やってくれるとは思ってたけど一番衝撃だったのはやっぱり「感丘」。歌えるんかそれ!!(彼の持ち曲です)いやまさか生でやってくれるとはありがてぇ。生だからこその追加ギターアレンジ良でした。「むげん・」もゆきちちゃんパートが分けられた音源と一緒に歌っていて、あ、明日か!!!生「むげん・」の予行演習になったのでは・・・いいね生「むげん・」きっと素敵なものになると祈ってるよ・・・
「デジタルミニブッダ」はまた毛色がガラッと変わった曲でした。語りから入った瞬間あっこれ好きなやつだと確信。語りかみかみなのとてもかわいいですね、音源化の際はがんばれ・・・!
ふわふわした打ち込み曲は好きなのでそっち方面の挑戦も増えていくといいなぁと思います、やってみたいことどんどん挑戦しな〜〜!!
からの「烈走」ひたすらかき鳴らすギター音がフロアに響き、崎山くんは頭を振り、曲のように熱くなる瞬間でした。このへんのストローク見たかった(見えへんかったかなしみ)
「旅の中で」「泡みたく輝いて」の順で演奏は進みアルバム最期の「Video of Travel」。最初の方の早回し?逆再生?の声は車掌さんボイスではないかと思ってます。思ってるだけ。打ち込みフワ〜っな曲と崎山くんの声は合うと思います。声にエフェクトかけるだけでも変わるからね、ちょっと80年代を感じる音ぽく聞こえるのも好きです。

演奏を終えてさささーっときた道を戻る崎山くん。拍手からのアンコールを望む手拍子に転調。アンコールの時の手拍子がピタリとあったりズレたりする瞬間がとても好きです。知らない人の集まりだけど今は同じ気持ちを共有してる感。ぴったり合ったときの瞬間の無音は心地よい。崎山くんはシャツを着替えて登場(並む踊りの長袖のやつ)出て来るの早いの助かる。
アンコール1曲目は「ソフト」。メチャメチャに好きな曲なのでやったーナイスデイを心で叫ぶ。コード進行も好きなんですが歌詞が本当によい。そしてその歌詞を作った本人の生声で聴けるからライブってものは良いね。
アンコール2曲目は「そこには」。新曲で近いうちにお届けできるかもと前置きして始まりました。聞き取れた歌詞から学校の中のような空気を感じて(気がする)(ぽやっとしている)どんな形でとどくのか今から楽しみです。

MCで印象だったのは
メガネ拭き忘れたんですってグッズをアッピル(なお見えなかった)
香川でこうしてライブができるのは月刊ムー
帰り皆様本当に気をつけて、適度な警戒心を持って帰って
(君は何かに追われているのかい?)
あとはくだぐだになりながら「何かオチをつけて話せればいいのですが」的なことを言ってたと思うけど、背伸びせずともみんなちゃんと聞いてくれると思うから自分の伝えたい方法でのびのびとやってくれ〜〜と親戚ヅラしてました。多分周りもそんな感じだった(と思う)。むしろそれを楽しんでるよ〜〜。
時間としては約1時間半だけども計20曲のとても濃厚時間でした、弾き語り多めで20曲は多いのでは?明日もライブあるよね喉強いねさすがだ・・・またツアーで行けそうなあたりに来てくれたら是非とも遊びに行きたいなあと思いました。とっても良かった。

そしてここはライブ終わって数日後に書いてるんだけどふくらはぎが謎の筋肉痛に見舞われててなんでだと思ってたら人波に合わせてあっちこっちふらふら揺れて踊っていたからだと思いました。なるほどこれが並む踊り(きっと違う)
踊りたちはまだまだ続くし、場所によってはチケットがあると思うので少しでも気になったら行った方がよいぞ。気になるくらいなら行っちゃえがライブなのだ。

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