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COCOCOROチャンネルの動画を編集するということ。


どうも、最近全然noteを書けていないムロサキです。

仕事では無くあくまで趣味、Twitterの延長のような存在になってしまうため、中々時間がとれず、、、(何故なら空いている時間はゲームをしてるから笑)

さて、最近僕は放送作家さんやテレビのプロデューサーさん、ディレクターさんがどのように考えて番組や企画を考えているのかという勉強をしています。

つまり「面白いとは何か」を改めて考えているわけです。


最近読んでいるのがこちら。


水曜日のダウンタウンやクイズタレント名鑑等、数々の大ヒットバラエティ番組を手がけるTBSのプロデューサー 藤井健太郎さんの本です。

※何とKindle Unlimitedなら無料で読めます…!


冒頭の一節にこんなお話しがありました。


「人に任せたものが100%自分の思ったとおりになる事なんて絶対にない。最終的には全て自分で作業するしか無くなってしまう。」


分かる。分かりすぎる。

基本は自分で撮って自分で編集する他のYouTubeクリエイターの皆さんや、動画編集者の方々、はたまたCOCOCOROも含む個人経営の飲食店の皆様も、少なからず同じ気持ちを持っているのでは無いかと思います。

しかし他のクリエイターさんと話していると、この「こだわり」への諦めも必要だというご意見もいただきました。何故なら、


主に動画の再生数やチャンネルの伸びを【大きく】左右するのは、編集への「こだわり」では無いからです。


もちろんこだわりは必要です。自分(たち)の伝えたい事・表現したいことをしっかりと視聴者の皆さんに届ける。または、より効果的に・面白く届けること。そのための「こだわり」


しかしここで編集者であるムロサキにとって大きな問題になるのは、COCOCOROチャンネルは企画・出演・情報発信の大部分を大西が担っていると言うことです。


COCOCOROの撮影に台本はありません。ほぼ全ての撮影がぶっつけ本番です。何を作るか程度の情報共有以外は、工程もどんな見た目でどんな味になるのかも分かりません。加えてムロサキは料理の知識もほぼありません。

(とはいえ約3年料理チャンネルをやっているので、もうすでに素人とは言えないんですが…それはまた別なお話で)

そのため、COCOCOROチャンネルにおける「こだわり」は大きく分けて2つに分かれます。


「大西の料理へのこだわり」と「ムロサキの編集へのこだわり」です。


COCOCOROチャンネルが伝えたい「こだわり」は前者の「大西の料理」についてのこだわり(情報)が大部分を占めます。


上記のnoteで書いた「ムロサキはCOCOCOROの動画を料理動画だと思って編集していません」みたいな話は、編集者としてのこだわりや矜持の話であり、元々の本質は「料理」です。

そこに付け加えるようにムロサキの存在が介入していきます。


カメラ側のガヤ(相づちや質問係)としてサブ出演者にもなるムロサキは、撮影時基本的には普通に会話(リアクション)をして、食べて、素直な感想を言うだけです。

「普通に」とは言いますが、カメラマン・編集者は普通はしゃべりません。このあたりがCOCOCOROが「水曜どうでしょう」に近いと言われる所以かと思われます。※好きですが、特に意識はしていません。

無くても良いと言えば無くても良くて、とは言え先述のように約3年「プロ料理人」と「素人のガヤ」というスタイルでやってきているチャンネルなので、無ければ無いでまたそれは違うんですが、まぁやっぱり極論無くても成立するのがムロサキの立ち位置です。

「2人目の出演者」では無く、1.5人目くらい。もしくは第3者くらいの距離感でもあります。

もちろんディレクターとして、または一般(第三者)の目線で、一視聴者として会話の中で質問したり誘導したりして、情報発信のサポートを行ったり、会話を盛り上げたりする助力はします。

出演者であって、出演者では無く。観客でもあればアシスタントでもある。

それがCOCOCOROチャンネルにおけるムロサキの立ち位置であり役割になります。


出演者は大西一人でも成立するけど、他の出演者がいれば会話が弾むし、観客のリアクションがあった方が話しやすいし、アシスタントがいた方がやりやすい。という具合です。

しかし先述の通り極論いなくても何とかなるわけです。

「情報を発信する」という動画の本質は大西一人でも事足ります。



ではムロサキの本来の仕事とは何か?


それは大西が発信した情報を撮影し、編集してコンテンツ化して皆さんに届けることです。


大西の主な仕事は「出演者」「情報の提供」が大部分です。

逆に言うと、それ以降の作業の大半は主にムロサキが担っています。

カット編集後の採用不採用、テロップの内容、効果、BGM、サムネイルからタイトル、概要欄。Twitter等SNSへの告知、コメント欄の管理からプレミア公開の参加等々。

情報の発信内容・方法は大西に一任されており、発信後の編集に関してはムロサキに一任されています。

※もちろん上記諸々の作業では随時大西に確認・相談しながら行ったりもします。

ムロサキの仕事の大部分はカメラが回っている最中ではなく、撮影を終えてから動画が公開される所までになります。サブ出演者としての仕事は蛇足的なものなわけです。

もちろん、ムロサキさんのリアクションや食レポあってのCOCOCOROチャンネルです!というコメントも沢山いただいており、そのたびにみんな愛してるぜって思っています笑



さて、冒頭でお話しした「動画の伸びに影響するのは編集のこだわりではない」という事について。

ではムロサキの仕事に意味はないのか?誰がやっても同じなのか?


そうだけど、そうじゃない。


という曖昧な結論になります苦笑


動画のヒットに必要なのは「企画(動画/情報の内容)」がまず大前提にあり、さらにそれを視聴者の皆さんに「観てもらえるかどうか」です。

「編集の内容や工夫」は観てもらえて初めて関わってきます。

再生時間・維持率やチャンネル登録には影響するかもしれませんが「再生数」には影響しません。

再生されなければgood評価もチャンネル登録もしてもらえません。


そのため、YouTubeにおいて編集者が本当にこだわらなければいけないのは、

再生に直接的に影響する「サムネイル」と「タイトル」

なわけです。


※って、ばんでぃさんが言ってた!!!笑


しかし、この話を聞いた時、僕と大西の心には大変刺さるものがあり、そしてそれは納得せざるを得ない「事実」、いやもはや「真理」とも言える内容でした。 

※YouTube界の大先輩であるばんでぃさんがおっしゃったため説得力もなおさら。



だがしかし!!否!!

いや、否ではないけど!笑


観てもらえた後に、最後まで観てもらえるかどうか、内容が伝わるか、面白いと思ってもらえるか、気に入ってもらえるかどうか、好きになってもらえるかどうか。

つまりチャンネル登録をして、ファンになってもらえるかどうか。

企画/情報の内容や、サムネイル・タイトルと同じくらい、そのチャンネルの「色」を演出するのは編集の仕方であることもまた事実


もちろん観てもらえる事も重要ですが、楽しんでもらえるかどうかもとっても重要ですよね。


ばんでぃさんのチャンネル(ばんのけ)はばんでぃさんもうんちゃんさんも確かな編集技術とセンスがあるため、編集に対するこだわりも十二分に成立しているため、そこからさらに一歩進んで、動画再生の入り口に特にこだわるという境地に至ったのだなと感じております。マジ技術半端ねぇから。



そしてさらに、僕が編集内容(技術では無い)に強くこだわりを持ってしまう理由があります。


それはCOCOCOROの動画のスタイルに由来しています。


COCOCOROに限った事ではありませんが、テロップやツッコミは、編集者が後から加わる出演者(コメンテーター)にならなければいけないし、料理本編に至っては解説サポーターにならなきゃいけない。

だって台本もないし、レシピもないですから。

撮影した内容から全てを拾って、くみ取って、受け取って咀嚼してならして包んで皆様にお届けしなければいけません。


大西がピッチャーで、編集者はキャッチャーにならなければいけません。


しかしサインはありません。

且つ、ピッチャーは何回な変化球トリッキーなクセ球を得意としています笑


比較的一般的な「文字おこし」的なテロップ付けとは少し作業が違ってきます。

そのためCOCOCOROの動画はただでさえ喋る量が多いのにテロップの文字数も多く、さらにそのテロップの内容は喋っている内容そのままではない。しかもカメラマンも喋るしもう何なのこの料理動画!と言う情報量の多さになっています。

※このあたりも女性視聴者が離れやすい要因の一つかと思っています…



ここで藤井健太郎さんの本一説の話に戻ります。


「人に任せたものが100%自分の思ったとおりになる事なんて絶対にない。最終的には全て自分で作業するしか無くなってしまう。」


そもそもが情報発信者と編集者が別なのに、編集の仕方がこんなんじゃ、こりゃあ人に頼んでもどうもならんよな…と思うわけです。。


しかし動画本数は増やしたい!


まかない動画がえらい量たまっているんだ!汗 

2NDの更新も全然出来ていないんだ!苦笑


そんなわけでCOCOCOROチャンネルでは外注動画編集者さんや編集のお手伝いをしてくれる方を募集しています。


COCOCORO動画の編集者には、編集の技術はともかく(そもそもムロサキが大した技術を持っていないため)先述の通り「第3の出演者」そして「変人ピッチャーの球を受けるキャッチャー」になる必要があるため、コメント力とかツッコミのセンスとか、発想力みたいなのも必要になってくるわけです。


おいおいじゃぁムロサキはそのセンスがあるのかって?


あるよ (ドーン!)


一般的にはどうか知らんけど、少なくとも「料理する大西を一番面白く料理できるのは俺だ」と思ってやっています。

※これはYouTubeをやる前からそうだけど。

そりゃこのスタイルでこれだけ多くのファンがついてきてくれてんだから、多少なりとも自負やプライド持ってないとやってられないでしょう笑


だからCOCOCOROの動画を誰かにお願いするとしたら「いや俺ならもっと面白く出来るし」「いやいやこうしたほうがわかりやすいでしょう」くらいの気持ちがある方にお願いしたいわけです。

且つ、極力ムロサキに…というかCOCOCOROの色を理解して作っていただきたいという極悪なわがまま…


しかしこれは絶対に外せない要素でもあり…大西のキャラと、COCOCOROの色を理解している人じゃないと編集は任せられない。

そのためどうしてもCOCOCOROチャンネルをある程度知っていて、且つCOCOCOROチャンネル(大西)が好きな人じゃないといかんわけです。



で、結果また冒頭の話に戻るわけで。。。

こだわりの部分に折り合いを付けて、人に任せる事へのある意味での諦めがつけばまた違うんだけど…難しいですね…


それは我々が作ってきたCOCOCOROチャンネルのプライドでもあるので。


とは言えやっぱり動画本数は増やしたくて…(無限ループ)


遠隔で構わないから誰か動画編集の実践練習だと思ってバイトしてくれないかな、、、苦笑


★興味ある方はこちらまでご連絡ください!

 → media@teamsupport.xyz





と言うことで、Twitterの連投から思い立って久しぶりに書いてみたらめっちゃ長くなって結構引いてます苦笑

これだから(書き出すと長くなるから)中々書けないんだよなぁ…



いや、知らんがな。



ムロサキ ショウタ


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