嫉妬をどうやってコントロールしようか-中野信子著 努力不要論 から学ぶ-

前回の記事で

なんであの人は…という嫉妬心を捨てる

というテーマを掲げましたが、まずは嫉妬について知ることから始めてみましょう。

戦いは敵の分析から。

今回の参考文献は

中野信子著 努力不要論 脳科学が解く!「頑張ってるのに報われない」と思ったら読む本 フォレスト出版

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です。

なぜ嫉妬という感情が人間にあるかというと

突出した才能のある人は集団内にある協力構造(チームワーク)を壊してしまいます。協力構造を維持して集団で生存していくために、才能のある人を排除する機能(嫉妬心)を構成員が備えている。

ということです。簡単にまとめました。

次に嫉妬の発動条件を見てみます。

自分も手に入れられる可能性があるのに手に入らない。でも近くにいる(物理的にも心理的にも)あの人は手に入れてる。この条件が揃うと妬みの感情は強くなる。

自分が手に入れられないような才能や資産にはあまり嫉妬しないけど、

近所のあの人があんなデカい豪邸に住んでる!みたいなケースは嫉妬心が強くなるみたいです。

次は嫉妬する(不公平感を感じる)脳の仕組みを見てみます。

日本人の脳はセロトニントランスポーターが少ないらしいです。

セロトニントランスポーターとは、

神経細胞が放出した「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンを再取り込みするポンプのようなものらしいです。

日本人の約70%がセロトニントランスポーターが少ない脳を持っていて、セロトニントランスポーターを多く持っているのは2%だけ。

(セロトニントランスポーターを多く持ってる人でパッと浮かんだのがザキヤマさん。)

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たぶん私は中くらい。

大多数の日本人はセロトニントランスポーターが少ない脳なので、

「なんでわたしだけこんな嫌な思いをしなければならないんだ」

という不公平感を感じやすい。

簡単に私なりにまとめました。

では最後に

なんであの人は…という嫉妬心を捨てる

にはどうしたらよいか。

まず捨てるのは不可能だと思うので有利に使えるようにコントロールする方向でいきましょう。

自分の嫉妬心に気づくことから始めましょう。

過度に嫌うのも恐るのもやめて、

もっと他の本も読んで勉強して嫉妬をコントロールするための引き出しを増やしましょう。

自分を空の上から見て、

恵まれているところ・他の人にない才能を見つけましょう。


中野信子さんのこの本はすごく面白くて、

「努力してる自分←これは中毒性が高い」

とか

「目標に合った適切な戦略を立てられない時点で負け」

とかちょっと耳が痛いけど勉強になることばかりです。

約5年前に出版された本ですけど時間が経っても新鮮で旨味のある本でした。

まだまだ勉強です。


2020年3月26日



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