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ナースまつりで人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)の話をしてきました

10/14と10/15に開催された「ナースまつり2023」に参戦してきました。

私は意思決定支援ということで「かわりゆく意思をどう支えるか?人生会議(ACP)を支援するヒント」でお話してきました。
参加してくださった方々は医療現場で活躍する人から起業して人々を繋いでいる人までさまざまですごく楽しかったです。

人生会議って何?、今なにが問題になっているの?、どのタイミングで始めればいいの?について話しつつ、なかなか難しいACP支援に役立つ考えとしてエフェクチュエーションについても話してきました。
やはりエフェクチュエーションの部分には反響すごかった!
エフェクチュエーションって基本的に将来予測が難しい状況で起業をすすめていく思考過程なので、医療では困難事例に支援方法を見出すのにとても役立つ考えなのです。

今持っている手段でなにかできないかを考え(手中の鳥の原則)、達成目標よりも失敗してもいいと思える範囲を決めてとにかく試す(許容可能な損失の原則)、試しているうちに得られた仲間やアドバイスなどをとりいれてパートナーシップを組む(クレイジーキルトの原則)、やっている過程で生じた問題や偶然にがっかりせずに活用して新たな方法を見出す(レモネードの原則)、行き先(支援の軸)をときどき確認しつつ今できることが一生懸命コントロールする(飛行機のパイロットの原則)。この原則を使ってモノゴトを動かしていくのがエフェクチュエーション。

「看護のやっていることはエフェクチュエーションだった」という声、そして「エフェクチュエーションは人生を切り開くのに重要なヒントをくれるような気がする」という声がたくさん聞かれました。エフェクチュエーションで具体的な解決策をどう見出すか、それを積み上げていかなくちゃ!!!と志を新たにした一日でした。

今後、このエフェクチュエーションを医療でどうやって活用するのか、具体的な話をここであげていけたらと思います。

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